【スズキ】大型二輪車の新型『KATANA』をいよいよ国内で発売。

スズキは、ドイツ・ケルンで開催された二輪車の国際見本市《インターモト》にてデビューさせた新型『KATANA(カタナ)』を、2019年5月30日から国内で発売する。
 
< リリースより >
 
スズキ株式会社は、大型二輪車 新型『KATANA(カタナ)』を、2019年5月30日より日本で発売する。

新型『KATANA』は、日本刀をイメージした前衛的なデザインで1980年のケルンショー(ドイツ)に出品し、翌年ほぼそのままのスタイルで発売してバイクファンの注目を集めた『GSX1100S KATANA』を原点とし、最新技術を搭載した大型二輪車である。
開発コンセプトは「Forging a New Street Legend(新たなるストリートバイクの伝説を鍛造する)」で、刀鍛冶が鋼を叩いて鍛え上げ、丹念に強靭な刀を作り上げることと、「KATANA」を鍛錬して作り上げたことを比喩的に表現した。
新型『KATANA』は、燃料タンクから車体先端まで、研ぎ澄まされた刀のようにシャープで流れるようなラインをあしらったデザインを採用。角形のLEDヘッドランプや、刀の切先をイメージした造形の車体先端下部に装着されたLEDポジションランプにより、『GSX1100S KATANA』に着想を得た特徴的な顔つきに仕上げた。
また、スズキ初となるターンシグナル付スイングアームマウントリヤフェンダーを採用し、車体後部のシート下をすっきりとさせた外観とした。
 

スズキ KATANA(カタナ) ミスティックシルバーメタリック

 
新型『KATANA』は、軽量アルミフレームの車体に『GSX‐R1000』の998cm3直列4気筒エンジンをベースに改良して搭載、エンジン出力を効率良く路面に伝えることができるトラクションコントロールを装備するなど、昂揚感のある加速と快適なライディングを実現した。
また、ワンプッシュでエンジン始動が可能なスズキイージースタートシステムや、スムーズな発進を補助するローRPMアシスト機能を採用するなど、市街地走行にも適した扱いやすさを実現した。

新型『KATANA』は浜松工場で生産し、2019年春より欧州を中心に販売を開始して好評を得ている。
 
 
価格(消費税8%込み)/151万2,000円
*価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
参考/年間目標販売台数━1,000台
 
 
【 新型『KATANA』の主な特長 】
ひと目で「KATANA」とわかるデザイン
 

スズキ KATANA(カタナ) グラススパークルブラック

 
・燃料タンクから車体先端まで、シャープで流れるようなラインをあしらったデザインを採用。
・『GSX1100S KATANA』をイメージした角形のLEDヘッドランプを採用。
・刀の切先をイメージした造形の車体先端下部にLEDポジションランプを装着。
・マフラーは短く、コンパクトなデザインと黒色塗装により、引き締まった外観を強調。
・LEDリヤコンビネーションランプと、リヤターンシグナルを備えたナンバープレート取付部が一体となった、スズキ初となるターンシグナル付スイングアームマウントリヤフェンダーを採用した。
・エンブレムは『GSX1100S KATANA』から同じ意匠を継承した。
・車体色は、銀「ミスティックシルバーメタリック」、黒「グラススパークルブラック」の2色を設定。
 
スズキ KATANA(カタナ) グラススパークルブラック

 
 
高い基本性能と扱いやすさを両立する装備

・『GSX‐R1000』のエンジンをベースとした水冷直列4気筒998cm3エンジンは、低回転域での力強いトルクと高回転域でのパワフルなエンジン特性とした。
・軽量で剛性の高いアルミフレームとアルミスイングアームを採用。
・フロントブレーキには、強力な制動力を発揮するブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパーを装備。
・エンジン出力を効率よくリヤタイヤに伝えることが可能になる、「トラクションコントロールシステム」※1を搭載した。3つのモードの中から好みのモードを選択することで、より快適なライディングを楽しむことができる。
・スタータースイッチを押し続けることなくワンプッシュするだけで、スターターモーターを回転させてエンジンを始動する「スズキイージースタートシステム」を採用。また、ニュートラル時はクラッチレバーを握らなくても始動可能とした。
・発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度、クラッチスイッチの情報を用いて、エンジン回転数の落ち込みを抑制する「ローRPMアシスト機能」を搭載。
・滑りやすい路面状況や過度なブレーキング等によるホイールのロックを一定範囲内で回避する電子制御式ABS※2を標準装備した。
・豊富な情報をライダーに提供する、軽量コンパクトなフル液晶ディスプレイ多機能インストルメントパネルを採用。
※1 トラクションコントロールは、あらゆる条件下で後輪のスリップ(スピン)を完全に制御したり転倒を防止するものではない。
※2 ABSは、ライダーのブレーキ操作を補助するための装置であり、制動距離を短くするための装置ではない。路面状況(濡れた路面や悪路等)によっては、ABSを装着していない車両よりも制動距離が長くなる場合がある。また、コーナリング中のブレーキングによる車輪の横滑りはコントロールすることができない。

 
 
 


※編集部より:
 ひたすらオフロード畑であった筆者でも、さすがにカタナの名前は知っている。が、実は一度も乗ったことはない。何せ、大型二輪免許を持っていないからである。

 それでも、今となっては「旧型」となるKATANAの人気ぶりや、中古市場での動きなどは頻繁に耳にするし、街ナカで走っているのを見掛ければ、日本人でもあの独特のシルエットは気にせずにはおけない。新型もその意匠は実に上手く取り入れており、そこに最新の技術が詰められれば、否が応でも期待は高まる。

 近年は電子制御に目が行きがちではあるが、内燃機関を備える以上は最大の肝はやはりエンジン。排気管からのサウンドも含め、そのポテンシャルには期待が募るばかりである。(やかん)


 
 
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