【ホンダ】ティム・ガイザーが、FIMモトクロス世界選手権MXGPで2度目のチャンピオンを獲得。

Team HRCに所属し、FIMモトクロス世界選手権において各地を転戦するティム・ガイザー選手が、2019年度のシリーズチャンピオンを獲得した。
 
 
< リリースより >
2019 FIM※モトクロス世界選手権の最高峰クラスMXGP(450ccクラス)において、ホンダ・レーシング(HRC)の契約ライダーで、Team HRC(チーム・エイチアールシー)に所属するティム・ガイザーが、シリーズチャンピオンを獲得しました。
 

ティム・ガイザー選手と、ワークス仕様マシンになるCRF450RW。

 
ティム・ガイザーは、ホンダのワークスマシン『CRF450RW』を駆り、2019年8月18日(日)にイタリアで開催された第15戦のレース1を5位でフィニッシュし、チャンピオンに輝きました。チャンピオン決定後のレース2は安定した速さを見せ、2位でゴールしました。

シーズンは3戦を残していますが、ランキング2位につける選手とのポイント差により、今シーズンのチャンピオンが決定しました。

ティム・ガイザーは、スロベニア出身のライダーで、2015年にMX2(250ccクラス)の世界チャンピオンを獲得。翌2016年には、最高峰のMXGPにステップアップして、ルーキーイヤーでチャンピオン獲得を果たしました。

今回、ティム・ガイザー自身にとっては、MXGPで2回目のチャンピオン獲得となりました。

※FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略
 
 
■ティム・ガイザーのコメント

「3度目のタイトル獲得ができて、素晴らしい気分です。この2年間は厳しい戦いでしたし、今季序盤も苦戦を強いられたので、それを乗り越えてチャンピオンに返り咲けたことは、本当にうれしいです。Team HRCのみんなには、本当に感謝しています。レース現場ではもちろん、日本からも、ここに至るまでいいときも悪いときもサポートしてくれました。私たちは本当の家族のような関係ですし、長い間一緒に戦ってこられて心から感謝しています。今季は、ホンダ CRF450RWと私自身を進化させていくため、全員で懸命に取り組み、成果を出せました。素晴らしいスタートが決まり、トラブルもなく、どんなコンディションでもマシンを快適に走らせることができたのです。また、母国スロベニアから多くのファンが来てくれたことも、嬉しく思っています。前回チャンピオンを決めたときは米国でのレースでしたが、今回はここイタリア・イモラでたくさんのファンと喜びを分かち合うことができました。ファンとチームメンバー、そして私を支えてくれたすべての皆さんに、本当に感謝しています。」
 
 
■ホンダ・レーシング 代表 野村欣滋のコメント

「ティム・ガイザー選手と、チームスタッフ、そしてレース活動を支えてくれた多くのスポンサーとモトクロスファンに感謝いたします。2017年、2018年は、ガイザー選手とチームにとって、苦難のシーズンでした。それを乗り越え、今シーズンは圧倒的な強さでチャンピオン奪還を果たしてくれました。ワークスマシンCRF450RWの性能を高い次元で引き出してくれたことは、開発しているメンバーにも大きな喜びを与えてくれました。今後もホンダ・レーシングは、モータースポーツファンと感動を共有できるレース活動を目指し、取り組んでまいります。」
 
 
[ ソース ]
本田技研工業