【カワサキ】モトクロッサーの『KX』シリーズ 2020年モデルが登場。(2st編)

カワサキは、充実した装備と高い戦闘力を誇る2ストロークモトクロッサー、KX85-II他の2020年モデルを新発売する。
 
 
< リリースより >
【 KX85-II 】
 

カワサキ KX85-II 2020年モデル/38万3,400円(税込)

 
KX85・KX85-IIは高い剛性を誇るペリメターフレームに84cm³のパワフルな2ストロークエンジンを搭載。インナーチューブ径36mmの倒立フロントフォーク、ユニトラックリヤサスペンションなど充実した装備との組み合わせは優れたパフォーマンスを発揮します。

また、ハンドルバーは6つのポジションに調節が可能。ライダーの好みに応じて選択出来るようになっています。

さらに人間工学を取り入れたボディワークは快適な乗り心地と操作性を両立。「表彰台のトップにライダーを送り込む」というカワサキの設計理念がふんだんに盛り込まれています。

フロント17インチ、リヤ14インチのKX85に加え、フロント19インチ、リヤ16インチの大径ホイールを採用したKX85-IIも同時にラインナップしています。
 

カワサキ KX85 2020年モデル/37万2,600円(税込)

 
■主な変更点
・カラー&グラフィックの変更
 
カワサキ KX85 2020年モデル/37万2,600円(税込)

カワサキ KX85-II 2020年モデル/38万3,400円(税込)

 
モデル情報
車名(通称名)/KX85、KX85-II
モデルイヤー/2020
マーケットコード/KX85CLF、KX85DLF
価格/37万2,600円、38万3,400円(ともに税込)
カラー(カラーコード)/ライムグリーン(GN1)
発売予定日/2019年8月1日
※KX85・KX85-IIは公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※メーカー希望小売価格は2019年7月現在の消費税8%を含む参考価格です。
 
 
【 KX100 】
ファクトリーマシンをイメージした本格派FUNライドモデルKX100。
カワサキ KX100 2020年モデル/40万5,000円(税込)

■主な変更点
・カラー&グラフィックの変更
 

カワサキ KX100 2020年モデル/40万5,000円(税込)

 
モデル情報
車名(通称名)/KX100
モデルイヤー/2020
マーケットコード/KX100FLF
価格/40万5,000円(税込)
カラー(カラーコード)/ライムグリーン(GN1)
発売予定日/2019年8月1日
※KX100は公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※メーカー希望小売価格は2019年7月現在の消費税8%を含む参考価格です。
 
 
 


※編集部より:

KX100 があるが、やはり本命は KX85-II

 
 排ガスなどの問題から、確実に市場から姿を消しつつある2ストロークエンジン。一部で125ccのエキシビション的な動きはあるものの、一般普及への復活とは当然ならず、ホンダを除けば車格が小さく軽量な85ccサイズ(海外ではミニバイク扱い)がキッズを中心に生き残っているのが現状。

 とは言うものの、そのホンダの4ストローク車に牙を剥くように一度リニューアルしたカワサキ・KX85のポテンシャルは凄まじいもので、外車勢ではまだまだ活況の2ストロークエンジンの余波を感じさせるものであった。その当時の筆者体重は45kgであったが、正直、素人では到底扱いきれない爆発的なパワーと、それに見合ったハードな足回りを持っていた。

参考/コラム
三月は深き紅のダートを Dirt53 全日本後のSUGOをダッシュ!

 身体が小さな日本人には、確実な武器になるのは間違いないことをここで保証しておく。

 ただし、KX80に未だに乗っている筆者もそうであるが、アタマの痛いのが2ストオイルの問題。かつて定番であったカストロール製が生産をストップしてしまい、それに代わる商品がこれといってないのが現状だ。アムズオイル製を後釜で使おうとした矢先、本国の意向と日本での販路変更があり、今は正規では買えない状態。排気煙の香りを楽しめるのも2ストロークエンジンならでは、と考えているので、ストックしたオイルを大事に使うしかない日々である。

 さて、そんな中、20年モデルでも国内で継続販売となったKX100であるが、どういった使い道があるだろうか? 参考として車格やパワーを窺ってみたい。

< KX100 >
全長/1,920mm
シート高/870mm
内径x行程/圧縮比/52.5mm×45.8mm/10.2:1(低回転)・8.7:1(高回転)
ホイールトラベル/前 275mm,後 275mm
タイアサイズ/前 70/100-19 42M,後 90/100-16 52M
車両重量/77kg
燃料タンク容量/5.0L

< KX250 >
全長/2,172mm
シート高/948mm
内径x行程/圧縮比/78.0mm×52.2mm/14.2:1
タイアサイズ/前 80/100-21 51M,後 100/90-19 57M
ホイールトラベル/前 314mm,後 310mm
車両重量/105.3kg
燃料タンク容量/6.4L

< YZ125(ヤマハ) >
全長/2,135mm
シート高/975mm
内径x行程/圧縮比/54.0mm×54.5mm/8.6-10.7:1
タイアサイズ/前 80/100-21 51M,後 100/90-19 57M
ホイールトラベル/前 300mm,後 315mm
車両重量/94kg
燃料タンク容量/8.0L

 一瞬、国内でも試験的に始まった2スト125エキシビションへの特例参加はどうか、とも思ったが、スペック的には厳しさある雰囲気だ。モトクロッサーはパワー表記が公式にないので、出力は数値から想像するしかないが、YZ125と比べてもやや弱めか。足回りも、タイアサイズが説得力にすこし欠ける。シート高がかなり低いので、やはりファンライド的な楽しみかたが好適かもしれない。日本でその目的で本機を所有するのは、なかなかに裕福ではあるが。

 なお、現段階ではKX65のアナウンスはありかなしかも一切ない。USでは一応、発表済み。(やかん)


 
 
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月~金曜9:00~12:00、13:00~17:00(祝日、当社休日を除く)
 
 

あの名ライダーたちが2ストロークマシンで大暴れ! TRANSWORLD MOTOCROSS PREMIX。

今回紹介するのは、そんなある種ノスタルジーは感じてしまうが独特の魅力を持った2ストロークエンジンの「サウンド」面が堪能出来る、映像作品。

あの名ライダーたちが2ストロークマシンで大暴れ! TRANSWORLD MOTOCROSS PREMIX。

 

ある世代から前と後ろでは感じ方が違うのが、モトクロスバイクのエンジンへの想い。現在、フルサイズ車両は4ストロークの250ccからが定番化しているが、以前は2ストローク125ccがフルサイズモトクロッサーの登竜門だった。パワーソースの違いは、レース展開をまた新たな次元に引き上げスリリングなものに変えたが、そこで失われてしまったのが2ストロークエンジン特有のサウンドと排気臭。

これはもう言っても詮無いことだが、2ストロークエンジンのエキゾーストサウンドは独特の甲高い魅力あるもので、いかにも「モトクロスをやってる!」と思わされたものだ。また、ガソリンとブレンドするエンジンオイルが焼けた時の独特の香りも、レースマインドを刺激するものだった。

今回紹介するのは、そんなある種ノスタルジーは感じてしまうが独特の魅力を持った2ストロークエンジンの「サウンド」面が堪能出来る、映像作品。アメリカのモトクロスメディア、TRANSWORLD MOTOCROSSが送る『PREMIX』というもので、2ストロークのソウルフルなサウンドを十全と堪能する為に新規で作成された作品。登場するマシンは各メーカー、ファクトリーが、登場するライダーとこの作品に向けて用意したもので、ライダーの面子も合わせて凄い。2015年シーズン中にプロライダーを引退してしまったライアン・ビロポートも、今回のプロジェクトをとても楽しみにしていたようで、SNSでNewマシンの様子をアップしていた。

先日行われた収録からトレーラー映像(公式映画予告編)が起こされ、先行公開がスタートしている。本映像は11月27日(アメリカ時間)に、有料のVimeo on Demandとして楽しむ事が出来るという事だ。世代によってはピンと来ない作品かもしれないが、オールドスクールには必ずミートする逸品になる事だろう。当然、大サウンドで!!

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【登場ライダー】
・ライアン・ビロポート/Ryan Villopoto
・ジェレミー・マクグラス/Jeremy McGrath
・ブロック・ティックル/Broc Tickle
・ディーン・ウィルソン/Dean Wilson
・ウエストン・ペイック/Weston Peick
・シェーン・マケラス/Shane McElrath
・クリスチャン・クレイグ/Christian Craig
・ジョシュ・ヒル/Josh Hill
・ショーン・コリアー/Sean Collier
・アシュリー・フィオレク/Ashley Fiolek

 

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[ ソース ]

TRANSWORLD MOTOCROSS

 

三月は深き紅のダートを Dirt02 順当にまずはトレール車から!

前回、バイクの免許も取らないうちに車両は買ってしまった、というお話をしましたが、まずはそこから。

三月は深き紅のダートを Dirt02 順当にまずはトレール車から!

掲載日:2013年03月22日 ※本記事は他媒体で連載していたもの(現在は抹消)を復刻したものです。

無免許で
すでに愛車はやって来た

前回、バイクの免許も取らないうちに車両は買ってしまった、というお話をしましたが、まずはそこから。

 

学生時代に始めたMTBが、社会人1年目の時点で既に長い競技経験を経ていた事もあり、その頃には既に『乗り物=スポーツ=競い合い』という符合が頭の中を渦巻いていて、バイクもその影響で専ら、ラリーレイド(パリ・ダカなど)やモトクロスに興味が集中していました。学生時代から読んでいたバイク雑誌はガルル(GARRRR)でした。

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そのガルルでは、よく当時からラリーレイドの特集をしていて、またナンバー付き車両も種類が豊富な時代で、レーサーからトレール車まで幅広く横断した『車両ガイド』、なんかも記事でよくやっていました。まずはバイクに触れたい、という欲求だったのでいきなりレーサーではなく、普段の足的考えも含め、ナンバー付き車両を誌面を眺めながら物色していました。そういった中で、子供の頃に刷り込まれたある出来事によって、『バイクはカワサキ』、というこれまた勝手な符合が頭の中に既にあり、前述の『競い合い』クセと合致して、当時のカワサキ KLXの売り文句であった、「闘う4スト」にビンッ!! とキテしまいました。この頃、2ストだ、4ストだ、という考えはあまり頭にはなく、ホンダのCRM250ARのチャンバーに惹かれながらも、「やっぱりバイクはカワサキだろ! しかも『闘う』だよ! オイ」ってな具合で、購入のターゲットが自動的にKLXに絞られました。

 

今では1モデルしかないKLXですが、当時は、正立フロントサスペンションを持ちやや汎用的なKLX250ES(セル付き)と、倒立サスペンションを持つ戦闘的なイメージを纏うKLX250SR(セルなし)。これに加え、カタログにはKLX250Rの掲載もありました(レース前提車)。いい時代でしたね。そのKLXを雑誌で眺めー、最寄りのカワサキ系ショップでいただいたカタログを眺めー、妄想を含まらせー、気持ちは完全に『SR』に固定。セルスターターレス&バッテリーレス&キック始動オンリー、ってところもグラッと来てしまった所です。そうして狙いをKLX250SRに定め、何かのきっかけで走行距離が少ない1995年製の中古車を見つけ、当時、大学時代の先輩から借りていたスズキのハスラー50に乗って、片道2時間くらいの販売店まで現車を見に行きました。そこでは「おぉう! オフ車ってシート高いな。足届かない! キック出来ないじゃないか!」が真っ先な感想だったのですが、現物が目の前にあれば矢も楯もたまらずな状態になるのは当然で、勤務していた会社の社員さんたちが世話になっていた、(当時の)住居近くのお店に頼んで、プロの査定&引き上げをお願いしました。この時点ではまだ、普通2輪の免許は教習場通い中です。

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という事で、免許も無いうちから支払いもさっさと済ませ、アパートの駐輪場に車両がやって来てしまいました。

 

<続く>

 

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