車高を下げるZETAのロワーリングリンクに待望のトレール車用が登場!

オフロード車は、一般的に不正地走行時のグランドヒットを避けるためエンジン位置が高めにレイアウトされており、その影響でシートの位置も高めになる傾向がある。

車高を下げるZETAのロワーリングリンクに待望のトレール車用が登場!

 

オフロード車は、一般的に不正地走行時のグランドヒットを避けるためエンジン位置が高めにレイアウトされており、その影響でシートの位置も高めになる傾向がある。レース走行などではどちらの要素もプラスにはたらくのだが、街乗りや林道ツーリングぐらいでは、足を着く回数が増え、このポイントはネックになってしまう。今回、それを解消する目的としてZETAから発売されているシート高を下げるロワーリングリンクに、トレール車用が追加になった。

車両はホンダ CRF250L/Mとヤマハ WR250R/X。CRF250Lは最新車両という事もあり、地上高を落としシート高も下げてはいるが、それでも「高い」と感じるユーザーはいるであろうし、WR250Rに至ってはレーサーのようなトレール車なのでシート高はかなりのものになり、どちらも今回の製品化は嬉しいだろう。下がる量は、CRF250L/Mで20mm、WR250R/Xで23mmとなる。販売元のダートフリークによると、「リンク比が変わるため、サスペンションが柔らかくなります。」とあるので、もしそのように感じた時はセッティング変更などは行いたい。

 

CRF250L/M用 ZE56-05132
CRF250L/M用 ZE56-05132

 

[ 製品情報 ]

メーカー/ZETA

販売元/ダートフリーク

製品名/ロワーリングリンク

価格/1万5,800円(税抜)

カラー/それぞれでレッドとブルーのみ

ダウン量/20mmと23mm

足着き性が向上するリヤローダウンリンクロッド。車種専用で純正のリンクロッドと交換するだけのボルトオン設計。材質に7000系アルミ合金を使用し、高精度切削加工を施す。カラーアルマイト処理、レーザープリントロゴ仕上げ。ベアリング圧入済み。(ダストシールは付属しません。純正品を流用または別途ご用意ください。)

 

WR250R/X用 ZE56-05736
WR250R/X用 ZE56-05736
ベアリング圧入済み。
ベアリング圧入済み。
CRF250L装着イメージ。20mmのダウン。
CRF250L装着イメージ。20mmのダウン。
WR250R装着イメージ。23mmのダウン。
WR250R装着イメージ。23mmのダウン。

 

 

[ お問い合わせ ]
ダートフリーク
TEL/0561-86-8305

 

三月は深き紅のダートを Dirt57 リフレッシュしたKLX250SR仕上がり上々!

KLX250SRの前後サスペンションを『HIR(Hisashige Issei Racing)』でリフレッシュしてもらってから、数か月。

掲載日:2014年12月17日 ※本記事は他媒体で連載していたもの(現在は抹消)を復刻したものです。

取材協力/ダートフリークダンロップテクニクス野口装美ミサイルファクトリーMCインターナショナルHIR

完璧に仕上がった前後サスペンション
野口装美製シートも予想以上の高性能さ

KLX250SRの前後サスペンションを『HIR(Hisashige Issei Racing)』でリフレッシュしてもらってから、数か月。その間、まったくオフロード走行をする機会に恵まれなかったのですが、先日奮起して、ようやくコースに出かけてきました。もちろん、自走です。

そのコースは整備が殆ど行われていない自然のオフロードなので、とにかく路面のギャップが凄いです。大きなうねりが随所にあり、また場所によってはかなりの深さがあります。ジャンプの踏切もかなり荒れていて、走行テストにはうってつけの環境です。

さらに言うと、このコースを前に訪れてからもう10年以上も経過していて1周サラッと走ってみると、やはり当時の記憶と違うところが随所にあります。久しぶりのフルサイズマシン(250cc)走行というのもあり、始めのうちはゆっくり丁寧に走りました。この時にまず驚いたのが、サスペンションの運動性能。HIRによってリフレッシュされたサスペンションは、前後とも非常に良い動きをして低速の走行でもギャップのうねりを上手く吸収してくれます。リアの反動もコントロールしやすい動きで、まったく新しいマシンのように変わりました。とても驚き、また感心です。中本さん(HIR)、ヤルな!

コースまでは荷台のラックに荷物を括りつけて自走。現地でミラーや、転倒で影響が大きいリア周りの保安部品を外して準備はだいたいOK。エアゲージを忘れ、空気圧は大まか。
コースまでは荷台のラックに荷物を括りつけて自走。現地でミラーや、転倒で影響が大きいリア周りの保安部品を外して準備はだいたいOK。エアゲージを忘れ、空気圧は大まか。
HIRの中本さんに聞かなかったが、以前からサスペンションオイルをブレンドして使っているようだったので、このKLXもそれを使っている? サスペンションは見違えるように良くなった。
HIRの中本さんに聞かなかったが、以前からサスペンションオイルをブレンドして使っているようだったので、このKLXもそれを使っている? サスペンションは見違えるように良くなった。

久しぶりのコースの感触を確かめたらパドックに戻り、しばし休憩。エンジンが途中で止まるようなこともなく、『ミサイルファクトリー』で行ったキャブレターの改造も問題ないようです。1本目の本格走行だったので休憩を充分にとってから、再びコースイン。今度は徐々にペースをアップしていきます。すると、低速の時はただのうねりであった深いギャップが、スピードを上げることで尖った激しい突き上げに変わります。以前であれば、この時、お尻に加わる衝撃はかなりのものだったのですが、『野口装美』によってカスタムされた新しいシートの衝撃吸収性たるや! とんでもなく吸収性が良いのです。コースに慣れてきて、さらにペースアップしてもこの印象は変わることなく、オフロードバイクユーザーはみんな野口装美製のシートに変えたほうがいいのではないか? と思うほど素晴らしいシートに生まれ変わってました。こちらもやはり驚きです。野口さん、やりますな!

この野口装美謹製シートがまたとんでもなく良いこと。ショック吸収性はもはや別次元で、すべてのオフロードユーザーにお薦めしたい。コーナリングでのシッティングも良好。
この野口装美謹製シートがまたとんでもなく良いこと。ショック吸収性はもはや別次元で、すべてのオフロードユーザーにお薦めしたい。コーナリングでのシッティングも良好。

また、KLX250SRはそこそこトルクがあるので、ここのコースの低速コーナーは2速~3速でこなせることが多いです。ただ、当然クラッチを丁寧に当てる必要があるのですが、『マグラの油圧クラッチ(167マスター)』がまた調子の良いこと。引きは軽いし、とても繊細なコントロールが可能。クラッチプレートが過熱してきてもフィーリングが変わることもなく、コーナーワークは劇的に良くなりました。左手のストレスがグッと減ります。167マスターは対応する車種が多いので、安い買い物ではないですが激しいオフロード走行をする人は、ぜひ導入してみてください。凄く走りが変わりますよ。

まだまだ国産オフロード車では一般的でない油圧クラッチを簡単に導入できる、マグラ・167マスターキット。本気のオフロードトラックを走って初めて真価が分かったが、まさかここまでの効果とは予想外。
まだまだ国産オフロード車では一般的でない油圧クラッチを簡単に導入できる、マグラ・167マスターキット。本気のオフロードトラックを走って初めて真価が分かったが、まさかここまでの効果とは予想外。

低速でよく動いてくれたサスペンションは、ペースアップしても動きが破綻することなく、しっかりと衝撃を吸収しながら路面を捉えてくれます。まだ山の新しい『ダンロップ D909』もとても優れたグリップ力を発揮してくれるので、どのセクションでも怖さを感じることがありません。全体的に車高を落としたこのKLX250SRですが、路面にエンジン下部を大きくヒットさせるようなこともありませんでした。むしろシートに跨った状態のキック始動が容易になり、カスタムの方向性は大正解です。

公道走行が可能なまっとうなオフロードレースタイヤのダンロップ・D909。アスファルト路面ではやはり滑るのでそれなりに注意が必要だが、オフロードでのグリップ力は完璧。ライン取りも正確にできる
公道走行が可能なまっとうなオフロードレースタイヤのダンロップ・D909。アスファルト路面ではやはり滑るのでそれなりに注意が必要だが、オフロードでのグリップ力は完璧。ライン取りも正確にできる
ZETAのバーライズキットとプリロード調整(リア)で全体的に下げた車高。オフロードではグランドヒットが心配になるが、ぼくにとっては足着き性のほうが重要。今のところ、旋回性も含め問題はない。
ZETAのバーライズキットとプリロード調整(リア)で全体的に下げた車高。オフロードではグランドヒットが心配になるが、ぼくにとっては足着き性のほうが重要。今のところ、旋回性も含め問題はない。

このように、多くのカスタマイズを施した我がKLX250SR、現状ではかなり最強と言えます。完全自己満足ですが、とても良いマシンに仕上がってますよ。これは、読者のみなさんにもいずれ見てもらえる機会を作りたいです。次回の走行ではHIRからお借りしているカスタパーツ、『サブエアチャンバー』を試してみたいと思います。あら、とうとう正体を明かしてしまいましたね。単純に言うと、フロントサスペンションの硬さを変えられる効果があります。次回以降をお楽しみに!

こちらも変更している、SKFのフォークシールキット。摺動抵抗が抜群に減るスペシャルアイテム。若干傷みのある右フォークに使用しても、オイル漏れなどのトラブルは今のところない。
こちらも変更している、SKFのフォークシールキット。摺動抵抗が抜群に減るスペシャルアイテム。若干傷みのある右フォークに使用しても、オイル漏れなどのトラブルは今のところない。
HIR中本さんが完全オリジナルで作った、サブエアチャンバー。今回はまだ身体が慣らしだったので使用しなかったが、詳細は次回以降お届けできると思う。トレール車ユーザーには朗報のアイテムの筈。
HIR中本さんが完全オリジナルで作った、サブエアチャンバー。今回はまだ身体が慣らしだったので使用しなかったが、詳細は次回以降お届けできると思う。トレール車ユーザーには朗報のアイテムの筈。
休日だったのでオフを楽しむマッチョなモトクロスライダーもいて、結構コース走行は油断のならない状態。へっぴり腰を引っぱたかれないよう、一生懸命に走った(と思う)。
休日だったのでオフを楽しむマッチョなモトクロスライダーもいて、結構コース走行は油断のならない状態。へっぴり腰を引っぱたかれないよう、一生懸命に走った(と思う)。
本題とはまったく関係ないのだが、KLX250SRのスイングアームは、取付け部が凄く上にあるように感じる。エンジン位置が低いだけではないと思うが、今度最新型をよく見てみようと思う。気になった。
本題とはまったく関係ないのだが、KLX250SRのスイングアームは、取付け部が凄く上にあるように感じる。エンジン位置が低いだけではないと思うが、今度最新型をよく見てみようと思う。気になった。

 

<続く>

 

shop

モータサイクルのカスタムシートをメインに手がけるスペシャルショップ。特に長距離を走るラリーレイドなどで定評があり、最近では特別にクルマ用のシートもトライしている。海外からも注目される、日本の匠。

住所/〒501-3941 岐阜県関市小屋名921-2
電話/0575-28-2057
営業時間/10時〜17時
定休日/土日・祝日
URL/http://a-seat.jp
E-mail/bike@a-seat.jp

 

shop2

代表の中本 久成氏は、1969年にモトクロスを始め、MFJではNAまで、MCFAJではエキスパートまで上り詰めた人物。元々、エンジンを触るのが好きで、なんでもバラしていたという。2000年からメカニックサポートを開始し、特にキャブレターとサスペンションのチューニングで腕を振るい、次第に評判が広がり副業的に事業を開始する。本職は地質調査。

住所/神奈川県相模原市磯部1123-9
電話/090-7219-2484(17:00〜21:00)
対応可能日/日曜のみ
URL/http://hir-tune.com/top.html

ZETA ガスキャップにKTM&HUSQVARNA用が新たに登場。

純正比でその美しさと存在感でマシンを引き立てる、ジータ(ZETA)のガスキャップに、KTMのXC/EXC/-F/-Wシリーズ用、ハスクバーナ(HUSQVARNA)TE/FE ’14-用が新たに加わった。

ZETA ガスキャップにKTM&HUSQVARNA用が新たに登場。

 

純正比でその美しさと存在感でマシンを引き立てる、ジータ(ZETA)のガスキャップに、KTMのXC/EXC/-F/-Wシリーズ用、ハスクバーナ(HUSQVARNA)TE/FE ’14-用が新たに加わった。仕様は他のシリーズと共通で、アルミ合金をCNC加工後、カラーアルマイトを施している。付属のユニフローキャップは、ガソリンの逆流を防止するワンウェイ構造。ゴムパッキンが付属する。

 

20150709_ZG01

 

[ 製品情報 ]

メーカー/ZETA

販売元/ダートフリーク

製品名/ZETA ガスキャップ

価格/8,200円(税抜)

カラー/オレンジ、ブルー

品番ZE87-4102、4108、4202、4208は純正タンクキャップから一部再利用をします。

 

 

20150709_ZG02

20150709_ZG03

 

 

[ お問い合わせ ]
ダートフリーク
TEL/0561-86-8305

 

ZETAビレットキットにCRF250L/MとDRZ400SM用が新たに登場。

カラーアルマイト加工された小さなビレットパーツは、それ単体で見ると目立ちにくい部品だが、車両にトータルでコーディネートするとグッと存在が引き締まる見逃せない隠し技と言えるパーツ。

ZETAビレットキットにCRF250L/MとDRZ400SM用が新たに登場。

 

カラーアルマイト加工された小さなビレットパーツは、それ単体で見ると目立ちにくい部品だが、車両にトータルでコーディネートするとグッと存在が引き締まる見逃せない隠し技と言えるパーツ。ただ、パーツ単体で用意されている事が多く、車両ごとの組み合わせが面倒であった。それを解決するのが、ダートフリークのオリジナルブランドZETA(ジータ)のビレットキット。車両トータルのパーツ群が1パッケージにまとめられていて、パーツ選択の面倒がなくなっている。

そのビレットキットに今回新たに、ホンダ・CRF250L/Mとスズキ・DRZ400SMがラインナップに加わった。ぜひ愛車にこのキットを使ってみて欲しい。マシンの見栄えが格段に良くなる事、確実だ。

 

20150707_ZB01

 

[ 製品情報 ]

メーカー/ZETA

販売元/ダートフリーク

製品名/ZETA ビレットキット

価格/16,500円(税抜-CRF250L/M用)、14,500円(税抜-DRZ400SM用)

カラー/CRF250L/M用レッド、DRZ400SM用レッドとブルー

セット内容(参考)/ブレーキリザーバーカバー フロント、ブレーキリザーバーカバー リア、ブレーキラインクランプ、オイルフィラープラグ、エンジンプラグ、アクスルブロック、エアバルブキャップ、リムロックスペーサー、リムロックナット

 

 

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20150707_ZB03

 

 

[ お問い合わせ ]
ダートフリーク
TEL/0561-86-8305

 

ZETAからデュアルコンパウンド仕様のグリップが発売。

ダートフリークのオリジナルZETA(ジータ)から、待望のレースグリップがいよいよ発売開始となった。

ZETAからデュアルコンパウンド仕様のグリップが発売。

 

ダートフリークのオリジナルブランドZETA(ジータ)から、待望のレースグリップがいよいよ発売開始となった。異なる硬度のデュアルコンパウンドを使ったハイエンドグリップで、細部まで作り込みがされている。3か所にグルーブを配置し、ワイヤリングすることでグリップのねじれを防げるような工夫もされている。

※筆者はデュアルコンパウンドのグリップを使った経験がなく、またエンド部の転倒時の耐久性も気になるので、後日、テストを検討している。

 

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[ 製品情報 ]

メーカー/ZETA

販売元/ダートフリーク

製品名/ZETA レースグリップ

価格/2,400円(税抜)

カラー/ブラック-グレイ、レッド-グレイ、オレンジ-グレイ、ブルー-グレイ

全長/119mm

 

 

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20150706_ZG03
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20150706_ZG05

 

 

[ お問い合わせ ]
ダートフリーク
TEL/0561-86-8305