【AMAスーパークロス】2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第9戦 アトランタ 結果&データ。

2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第9戦 アトランタ 結果&データ。

 

Photo/Simon Cudby
コースが大きく荒れたメルセデスベンツ・スタジアムだが、スタートを綺麗に決めたKTMライダーがそのポジションを存分に生かし、表彰台を独占。ヨーロッパの轍の深さは半端なく、マシンポテンシャルも貢献したか?!

 

2019年3月2日(土)・決勝
開催地:ジョージア州アトランタ
会場:メルセデスベンツ・スタジアム

順位 ゼッケンナンバー 氏名 マシン タイム/差

450SX
1 2 クーパー・ウェブ KTM 450 SX-F Factory Edit 21:04.957
2 4 ブレイク・バゲット KTM 450 SX-F Factory Edit +01.167
3 25 マービン・ムスキャン KTM 450 SX-F Factory Edit +02.141

 

450SXクラスはルーキーイヤーとなるプレシンジャーが、自己最高位となる5位を獲得。木曜日のトレーニング中にクラッシュし欠場となった、チームメイトのバーシアの穴を充分に埋めた。
アトランタラウンドはまったくよいところがなかった、450SXクラスのカワサキ勢。チーム内で使用パーツに違いがある、変わった編成。#3トマック車。
#17サバッチー車。

 

 

250SX イースト・ウエスト・ショーダウン(東西交流戦)
1 92 アダム・シアンサルーロ(W) カワサキ KX 250 16:22.692
2 34 ディラン・フェランディス(W) ヤマハ YZ250F +04.821
3 24 オースティン・フォークナー(E) カワサキ KX 250F +11.301

 

イースト・ウエスト・ショーダウン(東西交流戦)で否が応でも盛り上がりが期待された、レッドプレート(トップランカー)同士の戦い。なんといっても、どちらもプロサーキット・カワサキのライダーで、メインイベントでは期待をまったく裏切らない、真っ向勝負が展開された。
専らプロサーキット・カワサキのトップ対決が注目されたが、その2名に割って入るかたちでの快挙を見せた、フェランディス。それを受け、西地区選手権のポイントランキングでも2位に浮上した。

 

全17戦からなるシリーズの、ちょうど折り返しにあたるラウンドを終えたところで、ポイントランキングを見ておこう。

 

450SX (総合ポイント)
1 2 クーパー・ウェブ KTM 199
2 94 ケン・ロクスン ホンダ 186
3 25 マービン・ムスキャン KTM 182

 

風邪から復調しつつあるロクスンは、足回りのセッティングを変えて挑んだが、軟質路面による深い轍を攻略できず。ただ、ポイントランキングと怪我の有無を見れば、後半戦の好材料はある。

 

250SX イースト
1 24 オースティン・フォークナー カワサキ 99
2 32 ジャスティン・クーパー ヤマハ 81
3 23 チェース・セクストン ホンダ 79

250SX ウエスト
1 92 アダム・シアンサルーロ カワサキ 140
2 34 ディラン・フェランディス ヤマハ 125
3 12 シェーン・マケラス KTM 123

 

450ccではKTMに席巻されている日本車だが、代わって250ccではスズキを除き好調。車格やパワーにキャラクターの大きな違いがあるのだろうか?

 

今回のKTM勢総なめの状態も含め、後半戦を注視していきたい。

 

 

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