フェーブル(ヤマハ)がMXGP世界チャンピオンに。

Yamaha Factory Racing Yamalubeのロマン・フェーブルが2015年8月30日、アッセン・サーキットで開催されたオランダ・グランプリでYZ450Fを駆って総合2位に入り、2015年FIM MXGPモトクロス世界選手権の頂点を極めた。

フェーブル(ヤマハ)がMXGP世界チャンピオンに。

 

Yamaha Factory Racing Yamalubeのロマン・フェーブルが2015年8月30日、アッセン・サーキットで開催されたオランダ・グランプリでYZ450Fを駆って総合2位に入り、2015年FIM MXGPモトクロス世界選手権の頂点を極めた。

 

01

 

これまで16戦を終えた2015年シリーズで、フェーブルは11度目となるポディウムフィニッシュを決めるとともに、12回目となるヒート優勝を飾り、シーズン終了まで2戦を残して王座に就いた。23歳の元ヨーロッパ・チャンピオンのフェーブルにとっては初、ヤマハにとっては2009年以来となる世界タイトル獲得となった。
今シーズン、フェーブルはポールポジションを除き、すべてのチャートと統計で首位に立った。フェーブルは最も多くの周回数をリードし、最も多くのヒート(32ヒート12勝)とグランプリ(16戦6勝)を制し、最も多くポディウムに立って(11回)、シリーズリーダーとして最も多くレッドプレートを手にした(7回)。MXGPとYZ450FMの初年度にフランス、イタリア、ドイツ、スウェーデン、そしてチェコの各グランプリで優勝を飾り、フェーブルは世界中のモトクロスファンに強烈な印象を与えた。
ヤマハにとってフェーブルは2009年のアントニオ・カイローリ(2005年と2007年にMX2でも王座)以来、初のFIMモトクロス世界チャンピオンとなった。デビッド・フィリッパーツは2008年にYZ450FMでMXGPを最後に制したライダー。MXGPはこの後、メキシコと米国のグランプリを残すのみとなった。フェーブルは2015年9月26、27日にエルネで開催されるモトクロス・オブ・ネイションズでディフェンディングチャンピオンのチーム・フランスを率いることになる。

 

COMMENT

R・フェーブル選手談(5位/1位:総合2位)
「土曜日はゆっくり走り出したけど、予選では速さを示した。スタートさえうまく決めれば再びポディウムに立ち、ゴールに到達できることはわかっていた。ポラン(ホンダ)の前でフィニッシュすれば選手権を制することができることもわかっていた。第1ヒートではそれができなかったけど、第2ヒートのスタートはずっと良くて、皆をパスしてレースを制するとともに、2015年世界選手権も制することができた! 皆にいくらお礼を言っても言い足りない。チームはこんなに良い仕事をしてくれて、去年の冬に僕にチャンスをくれた。すごくうれしいよ」

エリック・エゲンス ヤマハ・モーターヨーロッパMXマネージャー
「素晴らしい! ルーキーイヤーにチャンピオンになるというのは非常に特別なことだ。彼にとっても、チーム、そしてヤマハにとっても素晴らしいことで、これは皆が一緒になってこそ成し遂げられることであり、彼らはそれをやってのけた。ロマンはシーズン中に進化して、すごく強かった。チームはライダーとともにバイクを進化させ、開発は続き、DNFもトラブルもなかった。チームには信頼性と安定性があり、今シーズンはとにかく素晴らしかった」

02

 

 

[ ソース ]

ヤマハ発動機

 

2015EWC第6戦ベルギーE3クラスのベリーノ(ハスクバーナ)がダブルウィンを達成。

『2015エンデューロ世界選手権/第6戦ベルギー』。E3クラス(2スト300cc/4スト500cc)に参戦した#69Mathias Bellino /マチアス=ベリーノ(TE300)は土曜日/日曜日ともに優勝を果たしました。

2015EWC第6戦ベルギーE3クラスのベリーノ(ハスクバーナ)がダブルウィンを達成。

 

『2015エンデューロ世界選手権/第6戦ベルギー』。Bel-Ray Husqvarna Factory Racing TeamからE1クラス(2スト125cc/4スト250cc)に参戦した#43Danny McCanney/ダニー=マッケニー(FE250)は土曜日3位/日曜日4位。E2クラス(2スト250cc/4スト450cc)に参戦した#1Pela Renet/ペラ=レネ(FE450)は土曜日に転倒しリタイヤ。日曜日も出走をキャンセルしました。E3クラス(2スト300cc/4スト500cc)に参戦した#69Mathias Bellino /マチアス=ベリーノ(TE300)は土曜日/日曜日ともに優勝を果たしました。

01_jamie_mccanneyjamie mccanney

■E1クラス
前戦イタリアで膝を負傷したマッケニー。このベルギー大会直前まで参戦を保留にしていました。しかしマッケニーは、土曜日に素晴らしいパフォーマンスを発揮。ディフェンディングチャンピオンであるC・ナンボティン(KTM)に次ぐ3位でフィニッシュしました。また翌日曜日は終盤に3位争いを展開するも4位でゴールしました。

マッケニーのコメント:
「前戦イタリアで膝を痛めてしまった。それから1週間が経過しても、今大会に出られるかどうか分からなかった。そんな状態でありながら、今大会で好成績を残すことができとても嬉しい。土曜日は素晴らしかった。1日を通してC・ナンボティン(KTM)とバトルを展開し3位表彰台に立つことができた。日曜日も表彰台争いを展開したがわずかの差で敗れてしまった。自分のミスで表彰台を逃したが、怪我を抱えていたことを考えると、予想以上の好結果だったと言える」

02_pela_renetpela renet

■E2クラス
レネは残念な形でレースを去りました。土曜日の最初のエンデューロテストで激しく転倒。肩を負傷しリタイヤ。以降のスケジュールもキャンセルしました。テスト中に遅いライダーに追いついたものの砂埃で前が見えず、ハイスピードでフロントを取られ転倒したのです。

03_josep_garciajosep garcia

■E3クラス
イタリアGPで手首に痛めたベリーノでしたが、金曜日のスーパーテストからハードにアタックをかけます。そこでの走りに自信を持ったベリーノは土曜日の勝利を確信。また両日を通じて速さと強さを見せ、日曜日にも勝利したのでした。

ベリーノのコメント:
「完璧な週末だった。イタリアGPで手首を痛めた後、今大会に出場するか否かをここで決めるつもりだった。勝つ可能性がわずかでもあれば、全力で戦うべきだと考え出場を決意した。そしてリスクを排除しながら全力で戦った結果、両日ともに勝利することができた。最終戦を前に24ポイント差を付けてポイントスタンディングス首位に立っている。次戦/最終戦は地元フランスだけに、いまから興奮している」

04_mathias_bellinomathias bellino

次戦/最終戦は2015年9月3日(土)4日(日)、フランスで開催されます。

【Day1/決勝結果】
■E1 Results
1, Eero Remes
2, Christophe Nambotin
3, Daniel McCanney − HQV

■E2 Results
1, Antoine Meo
2, Alex Salvini
3, Loïc Larrieu
DNF, Pierre-Alexandre Renet − HQV

■E3 Results
1, Mathias Bellino − HQV
2, Matti Seistola
3, Matthew Phillips

【Day2/決勝結果】
■E1 Results
1, Eero Remes
2, Christophe Nambotin
3, Lorenzo Santolind
4, Daniel McCanney − HQV

■E2 Results
1, Antoine Meo
2, Alex Salvini
3, Loïc Larrieu
DNS, Pierre-Alexandre Renet − HQV

■E3 Results
1, Mathias Bellino − HQV
2, Matthew Phillips
3, Matti Seistola

◎E1クラスポイントスタンディングス
1, Remes, 221
2, Nambotin, 214
3, McCanney(HQV), 157

◎E2クラスポイントスタンディングス
1, Meo, 228
2, Salvini, 191
3, Renet(HQV), 175

◎E3クラスポイントスタンディングス
1, Bellino(HQV), 217
2, Phillips, 193
3, Seistola, 163