【カワサキ】モトクロッサー『KX』シリーズ 2021年モデル、プレ情報。

カワサキは、さらなる出力の向上やセルフスターターと油圧クラッチを新たに採用した4ストロークモトクロッサー、KX250などの2020年モデルを新発売する。

 
 

< リリースより >

【 KX450 】( 2021 )

 

カワサキ KX450(2021年モデル)

 

数多くの先進機能を採用したエンジンとスリムな車体を与えられた KX450 。「中級レベルのライダーからエキスパートライダーまで、表彰台の頂点に立たせる」という KX の設計概念は、KX ブランドをこの世に送り出し 40 年以上経った今でも揺るぎません。数々の AMA タイトル獲得の事実は、KX の真の実力を証明。

2019 年モデルにて吸気ラインのダウンドラフト化とフィンガーフォロワーロッカーアームの採用によるエンジンの高出力化、セルフスターターや油圧クラッチを搭載などフルモデルチェンジを行いました。

そしてこの度 2021 年モデルのアップデートにて、さらなるエンジン性能、操作性の向上を達成。ファクトリーマシンからフィードバックされた先進技術により、レースでの戦闘力を高めています。

 

カワサキ KX450(2021年モデル)

カワサキ KX450(2021年モデル)
カワサキ KX450(2021年モデル)
カワサキ KX450(2021年モデル)

カワサキ KX450(2021年モデル)

 

■主な特徴

  • NEW ピストンスカートのドライフィルムコーティングにより、フリクションを低減しエンジン性能を向上
  • 油圧クラッチ構造の見直しを行い、クラッチのコイルスプリングを皿ばねに変更とクラッチプレートの大径化、摩擦材の見直しにより、優れた耐フェード性と操作性を実現
  • NEW ファクトリースタイルのレンサル製 ø 28.6 mm アルミファットバーを標準装備
  • カラー & グラフィックの変更

 

カワサキ KX450(2021年モデル)

カワサキ KX450(2021年モデル)

 

モデル情報

車名/KX450
モデルイヤー/2021
マーケットコード/KX450JMFNN
価格/101万2,000円(税込)
カラー(カラーコード)/ライムグリーン(GN1)
発売予定日/2020年10月1日(木)
※KX450は公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※メーカー希望小売価格は消費税10%を含む参考価格です。

 

 
 
【 KX250 】( 2021 )
 

カワサキ KX250(2021年モデル)

 

高回転域における高いパフォーマンスと力強いパワーを誇る KX250 が、さらなるアップデートを果たし登場。「中級レベルのライダーからエキスパートライダーまで、表彰台の頂点に立たせる」という KX デビューから普遍の設計理念をもとに進化を遂げ、世界最高峰のモトクロスレースと称される AMA スーパークロスと AMA モトクロスの 4 ストローク 250 cc クラスにおいて、KX は最多タイトルを獲得しています。

新しく登場した KX250 は、249 cm³ 水冷 4 ストローク単気筒エンジンのさらなる出力向上を達成。さらに、セルフスターターと油圧クラッチを採用し、操作性を高めています。

また、ポテンシャルを最大限に発揮するため KX450 をベースにした新設計のフレームとスイングアームを採用。2021 年モデルにて進化を遂げた KX250 はレースにおける戦闘力をさらに高めています。

 

カワサキ KX250(2021年モデル)

カワサキ KX250(2021年モデル)
カワサキ KX250(2021年モデル)
カワサキ KX250(2021年モデル)
カワサキ KX250(2021年モデル)
カワサキ KX250(2021年モデル)
カワサキ KX250(2021年モデル)
カワサキ KX250(2021年モデル)
カワサキ KX250(2021年モデル)

カワサキ KX250(2021年モデル)

 

■主な特長

  • NEW 最高出力を約 1.0 kW( 1.4 PS )、レブリミットを 350 rpm 高めたエンジン( 14,500 rpm )
  • NEW 素早いエンジン始動を可能にするセルフスターター
  • NEW 優れたコントロール性を発揮する油圧クラッチ
  • NEW ポテンシャルを最大限に発揮する、KX450 をベースした新設計のフレームとスイングアーム
  • 新フレームに合わせてファインチューニングされた、フロントとリヤのサスペンションセッティング
  • NEW フロントブレーキのコントロール性と総合的なフィードバック性能を高める、KX450 同様のフロントマスターシリンダー
  • NEW 標準装備された、ファクトリースタイルのレンサル製 ø 28.6 mm アルミファットバー
  • NEW ライダーが動きやすいように、デザインが一新されたボディワーク
  • カラー & グラフィックの変更

 

カワサキ KX250(2021年モデル)

カワサキ KX250(2021年モデル)
カワサキ KX250(2021年モデル)
カワサキ KX250(2021年モデル)
カワサキ KX250(2021年モデル)
カワサキ KX250(2021年モデル)

カワサキ KX250(2021年モデル)

 

モデル情報

車名/KX250
モデルイヤー/2021
マーケットコード/KX252CMFNN
価格/84万7,000円(税込)
カラー(カラーコード)/ライムグリーン(GN1)
発売予定日/2020年8月20日(木)
※KX250は公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※メーカー希望小売価格は消費税10%を含む参考価格です。

 

[ 問い合わせ先 ]
カワサキモータースジャパンお客様相談室
フリーコール/0120 – 400819
月 ~ 金曜 9:00 ~ 12:00 、13:00 ~ 17:00( 祝日、当社休日を除く )

 


※ 編集部より:

 

カワサキ KX250(2021年モデル)

 

 時間切れのため、考察は後日に。お待ちください。なお、弊誌では地球環境や時代の変化を考え、ただのカラー & グラフィック変更のようなモデルは、扱わないこととしました。イヤーモデルという概念もやめるべきと考えます。(やかん)


 
 

【カワサキ】モトクロッサー『KX』シリーズ 2020年モデルが登場! KX250はよりハイパワー仕様に。(4st編)

カワサキは、高回転域におけるパフォーマンスの向上とさらなる出力向上を実現した4ストロークモトクロッサー、KX250などの2020年モデルを新発売する。
 
 
< リリースより >
【 KX250 】
 

ファクトリースタイルのエンジンコンポーネントとチューニング
カワサキ KX250 2020年モデル/79万3,800円(税込)

 
高回転域におけるパフォーマンスの向上とさらなる出力向上を実現したKX250。「中級レベルのライダーからエキスパートライダーまで、表彰台の頂点に立たせる」というKXデビューから普遍の設計理念をもとに、歴代最速の4ストローク250cm³クラスのKXが誕生しました。

249cm³水冷4ストローク単気筒エンジンは、吸気バルブの大径化、フィンガーフォロワーロッカーアームの採用、デュアルインジェクター、ダウンドラフト構造の吸気ラインなどレーサー直系の先進技術により、さらなる進化を遂げています。
 

ファクトリースタイルの車体コンポーネントとチューニング
カワサキ KX250 2020年モデル/79万3,800円(税込)

 
■主な変更点
・最高出力を約3.3PS高めた新型エンジン
NEW レブリミットを向上した、フィンガーフォロワーロッカーアームの採用
NEW 高回転域における性能を高めた、ボア×ストロークの変更(78.0×52.2)
・それぞれ異なる役割を担うデュアルインジェクターの採用
NEW エンジンマウント剛性バランスを最適化した、アルミニウム製ペリメターフレーム
NEW 滑らかな動きと確実な減衰特性を発揮する、ファクトリースペックの大径コイルスプリングフロントフォーク
NEW より強力な制動力を発揮する、ブレーキシステム
・カラー&グラフィックの変更
 
ファクトリーマシンのチューニングが施された、パワフルな高回転型水冷4ストローク249cm3単気筒エンジン

KX450 と同様、スーパーバイク世界選手権のエンジニアが設計したフィンガーフォロワーロッカーアームを採用。レブリミットを 500rpm 向上し、より強力なパワーが得られるアグレッシブなカムプロフィールの設定が可能となった。吸排気バルブの大径化(吸気:ø31mm → ø32mm、排気:ø25mm → 26.5mm)とハイリフト化(吸気:9.3mm →10.3mm、排気:8.8mm → 9.1mm)も行われている。
エアボックスの構造を見直し、テーパー形状のファンネルを短くすることで(120mm → 70mm)、高回転域の性能を向上。吸気ダクトの配置を見直すことで、さらに直線的な吸気アプローチを実現。ダウンドラフト構造の吸気ラインにより、シリンダーへの吸気進入角は 32.5°(従来は29.5°)となり、シリンダー充填効率とエンジン出力を向上させた。
新しいエンジンは最高出力を約2.4kW(3.3PS)高め、10,000rpm から際立つより強力な高回転性能を実現。ライダーにストレートでの優位性をもたらしている。またレブリミット向上との組み合わせが、コーナー間の走行をスムーズにし、より速いラップライムを刻むことが可能となった。
ファクトリーマシンと同一設計の大口径ピストンにより、あらゆる回転域で強力な性能を発揮。ブリッジドボックスボトムなどは変わらずだが、ピストンクラウンの設計を見直すことで圧縮比を向上(13.4:1→14.2:1)。
排気システムの変更により、高回転域の性能を向上。エキゾーストパイプの長さを30mm短縮し、ジョイントパイプにはハイドロフォーミングによる逆テーパー形状を採用(ø48.6mm → ø45~54mm)。
ø48mm倒立コイルスプリングフロントフォークを新たに採用し、ストローク初期動作を向上。大径インナーチューブの採用により大径ダンピングピストン(ø25mm)の使用を可能にし、滑らかな動きと確実な減衰特性を実現。スプリングレートは、KX250のエンジン出力向上に合わせて変更。
新しい KYB 製フロントフォークに合わせ、同じKYB 製リヤショックユニットを採用。
エンジン下部フロント側のマウント(クランクケース前面)に使用されている貫通ボルトをスタッドボルトへ変更し、全体的なフレーム剛性を最適化。その結果、リヤサスペンションの衝撃吸収性能が向上。アクセサリーシャーシパーツとして『スキッドプレート』の用意もある。

新しいボディワークに施されるファクトリースタイルのグラフィックスは、KX250のパフォーマンスイメージを反映。シュラウドをコンパクトに設計することで、ライダーの自由度を向上。段差のない滑らかなデザインにより、ライダーの動きを妨げない。また、ライダーの脚がひっかからないよう、シュラウドはフレームの一部も覆っている。
カワサキ KX250 2020年モデル/79万3,800円(税込)

 
モデル情報
車名(通称名)/KX250
モデルイヤー/2020
マーケットコード/KX252BLF
価格/79万3,800円(税込)
カラー(カラーコード)/ライムグリーン(GN1)
発売予定日/2019年8月1日
※KX250は公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※メーカー希望小売価格は2019年7月現在の消費税8%を含む参考価格です。
 

 
 
【 KX450 】
充実した装備と高い戦闘力を誇る4ストロークモトクロッサー、KX450。

カワサキ KX450 2020年モデル/99万3,600円(税込)

数多くの先進の機能を採用したエンジンとこれまでで最もスリムな車体を与えられたKX450。「中級レベルのライダーからエキスパートライダーまで、表彰台の頂点に立たせる」というKXの設計概念は、KXブランドをこの世に送り出し40年以上経った今でも揺るぎません。

数々のAMAタイトル獲得の事実は、KXの真の実力を証明。449cm³水冷4ストローク単気筒エンジンは、吸気ラインのダウンドラフト化、フィンガーフォロワーロッカーアームの採用により、高い出力を実現しています。

また素早い再始動が可能となるセルフスターターや、安定した操作フィーリングを可能にする油圧クラッチを搭載。ファクトリーマシンからフィードバックされた先進技術により、レースでの戦闘力を高めています。

■主な変更点
・カラー&グラフィックの変更
 

カワサキ KX450 2020年モデル/99万3,600円(税込)

 
モデル情報
車名(通称名)/KX450
モデルイヤー/2020
マーケットコード/KX450JLF
価格/99万3,600円(税込)
カラー(カラーコード)/ライムグリーン(GN1)
発売予定日/2019年8月1日
※KX450は公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※メーカー希望小売価格は2019年7月現在の消費税8%を含む参考価格です。
 
 
【 KLX110L 】
子供から大人まで幅広くオフロードを楽しめるKLX110L。
カワサキ KLX110L 2020年モデル/27万円(税込)

■主な変更点
・カラー&グラフィックの変更
 
モデル情報
車名(通称名)/KLX110L
モデルイヤー/2020
マーケットコード/KLX110DLF
価格/27万円(税込)
カラー(カラーコード)/ライムグリーン(GN1)
発売予定日/2019年10月1日
※KLX110Lは公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※メーカー希望小売価格は2019年7月現在の消費税8%を含む参考価格です。
※当モデルは川崎重工業株式会社の海外工場Kawasaki Motors Enterprise(Thailand) Co.,Ltd(KMT)で日本向けに生産された車両です。
※当モデルは体重70kg以下の方の使用を想定して設計されています。また激しいオフロード走行には適していません。
 

カワサキ KLX110L 2020年モデル/27万円(税込)

 
 
 


※編集部より:

小変更だがより煮詰めが進んだ KX250

 
 例年、モトクロッサーは450と250を順番に大幅チェンジしているが、KXは昨年の450の変化に比べ、250は小規模の変更となった。

 まず、450でカワサキモトクロッサーでは初となったバッテリー搭載でのセルモーター始動はなし。世界的に見れば、このクラスには不要との判断なのだろう。体格の小さな日本人としては厳しいが、致し方ない。エンジン自体は、元からトップが良く伸びると一般ライダーからも好評のKXの特性は、更に進化しているようだ。KXは海外ではファクトリークラス・ライダーの活躍が、どちらの排気量もひとりだけが抜きん出ている状態なので、一概にマシンの高性能、とは言い切れないところだが、調子のよくない車体でポディウムに登れる訳はないので、その点は間違いないのではないか。

 一時期注目されたエアサスペンションも、結局はオフロードバイクでの普及はなかったようだ。聞くところによると、エア式は初期の動作がやはりどうしても硬く、これはマウンテンバイクでもよく指摘される点だが、遥かに車重があるモーターサイクルではそれと動作のバランス取りが非常に難しいらしい。動きのスムーズさは、相変わらずコイル式に軍配が上がる、というのが今のところの評価だろう。

 体格やコースを考えると日本人にはよりマッチしやすいと思う250ccモデルだが、新生KX250の具合はどうであろうか? カワサキは現在、メディア向けにも公開してのモトクロッサー試乗会を実施していないので個々に借り出すしかないのだが、機会あれば体験してみたいとは考えている。(やかん)


 
 
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カワサキモータースジャパンお客様相談室
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