カーメンテナンスの勧め。アキュメート バッテリーメンテナー。

モトクロスにしろクロスカントリー、ダウンヒルにしろ、現状、日本国内で十全に遊ぶにはクルマでの運搬が欠かせません。

カーメンテナンスの勧め。アキュメート バッテリーメンテナー。

モトクロスにしろクロスカントリー、ダウンヒルにしろ、現状、日本国内で十全に遊ぶにはクルマでの運搬が欠かせません。前日からしっかりと準備し、当日朝早くに出発しようとしたところ、クルマのエンジンが掛からない! 問題はどうもバッテリーにあるようだ。充電不足や劣化によるトラブルは少なくないと思います。筆者も一度経験しています。

それを回避するのが、バッテリーをメンテナンスする機能を持った充電器です。クルマに使用するバッテリーは、その構造上、それほど革新的な進化は遂げておらず、ノーメンテの状態にしておくと傷みが早くなったりするのは相変わらずの症状です。

そこで間違いやすいのが充電の仕方。市場には多くのバッテリー充電機器が揃っていますが、その中にはただ充電をするだけの物と、バッテリーの状態を診ながらメンテナンスをしながら常にベストな状態に保ってくれるものがあります。

専門業界ではロードワークというメーカーのバッテリーメンテナーが最強、というお約束事がありましたが、その高性能と相まってとにかくこの製品は高い事がネックです。買い揃えて、常に愛車のバッテリーを最良の状態に保つ事が出来るオーナーにはロードワークがお勧めですが、万人には難しいです。

バッテリーの満充電&メンテナンスの能力は最強だが、価格も高いロードワーク製メンテナー。
バッテリーの満充電&メンテナンスの能力は最強だが、価格も高いロードワーク製メンテナー。

そこで今回紹介したいのが、テックメイト製のバッテリー メンテナー。筆者は少し古いアキュメート バッテリーメンテナーを使用していますが、この製品はそれほど高価でないのに旧車オーナーにうれしい6Vモードも備え、またバッテリーの状態を常に最良の状態に保つ機能を持つため、満充電効果だけでなく結果的にバッテリーの寿命が伸びます。

テックメイト製のバッテリー メンテナー、アキュメート バッテリーメンテナー。こちらは旧製品。
テックメイト製のバッテリー メンテナー、アキュメート バッテリーメンテナー。こちらは旧製品。

具体的なサイクルとしては、 [ 診断する ] → [ 通常充電 ] → [ 細流充電(吸い取り) ] → [ 電圧チェック ] → [ メンテナンス充電 ] となり、このステップを繰り返し行います。この動作はバッテリー自体にもたいへん良く、エンジンの回転などのみで充電をするよりも格段にバッテリーの状態は最良に保たれます。

バッテリーの状態を診断する機器が「良い状態 」を示していても、実は最高の状態ではない事が多い。
バッテリーの状態を診断する機器が「良い状態
」を示していても、実は最高の状態ではない事が多い。
6V/12Vに加え、多くのバッテリータイプに対応するので、ほとんどのクルマで使えるのも便利。
6V/12Vに加え、多くのバッテリータイプに対応するので、ほとんどのクルマで使えるのも便利。
筆者のクルマもメンテナーを使用すると、アイドリング状態で13V強を安定して示すようになり、安心感が増す。
筆者のクルマもメンテナーを使用すると、アイドリング状態で13V強を安定して示すようになり、安心感が増す。

アキュメート バッテリーメンテナーは今は新しい製品に変わっていますが、基本的な機能は継承されています。これから寒い季節となり、クーラーが作動する夏場とはまた違った厳しい環境がバッテリーを襲います。導入コストはやや必要ですが、トータルでみれば出発時のトラブル、出先での立ち往生、頻繁なバッテリーの買い替え、といったトラブルを回避する事が出来ますので、安心かつお得と思います。

なお、アキュメート バッテリーメンテナー系は、並行輸入品は日本国内仕様にカスタマイズされていません。正規品は電気用品安全法適合検査合格済 (PSE)でもありますので、必ずこちらを購入ください。

オフシーズンが近づいているとはいえ、まだまだクルマでの移動が続くライダーたち。こちらのメンテナーをぜひお勧めします。

HONDA「CRF1000L Africa Twin」の技術概要を発表。

Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、現地時間2015年7月24日(金)午前9時に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

HONDA「CRF1000L Africa Twin」の技術概要を発表。

 

※本記事は、2015年7月24日に発表された内容のものです。

Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッド(本社:バークシャー州ブラックネル)は、現地時間2015年7月24日(金)午前9時に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

<ご参考>
 Hondaは、2015年末に欧州で発売を予定している「CRF1000L Africa Twin」の技術概要について発表しました。

 CRF1000L Africa Twinは、1990年代に大人気を博した「XRV750 Africa Twin」同様、オンロード、オフロードを問わず、世界中のさまざまな道を走破できるアドベンチャーモデルです。「どこへでも行ける」をコンセプトに、「True Adventure:真の冒険」に向けた究極の装備を持つモデルとして開発しました。
 新開発の998ccエンジンは、コンパクトながら高い性能を発揮し、軽量なセミダブルクレードルフレームの採用によってオフロードでの優れた走行性能とオンロードでの機敏なハンドリングを両立。さらに、デュアル・クラッチ・トランスミッション(以下DCT)のコントロール性能を向上したほか、ABSとHonda セレクタブル トルク コントロールを搭載したモデルもタイプ設定しています。車体色は、ダカールラリー参戦マシン「CRF450 RALLY」のカラーをまとった“CRF ラリー”をはじめ、トリコロール、シルバー、ブラックの全4種類を予定しています。
 欧州でのメーカー希望小売価格(税込)は、スタンダードモデルで12,100ユーロ(販売国の税金によって異なります)を予定しています。
 このCRF1000L Africa Twinは、欧州での発売後、北米や日本などでの販売を計画しています。

 

CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ

 

=主な特長=
●70kW※を誇る軽量・コンパクトな998ccエンジン
モトクロスマシン「CRF450R」「CRF250R」など、レーシングマシンの開発で培ったノウハウを活用し、軽量でコンパクトなパッケージを実現。これらのモデル同様の4バルブユニカムヘッドと、Hondaのフラッグシップスポーツモデルである「CBR1000RR Fireblade」と同じ素材の軽量カムシャフトを採用しています。
出力性能にもこだわり、270度位相クランクシャフトによって、どの回転域においてもレスポンスがよく、回転数が上がるにつれて、深みのあるエンジン音を響かせながらしっかりとトラクションを感じさせるほか、2軸プライマリーバランスシャフトが振動を軽減します。
また、ウォーターポンプはクラッチケースの内部に収納し、燃料系のポンプと共用のバランサーシャフトによって駆動。さらにクランクケースを低い位置にデザインすることで、コンパクトなパッケージングを実現しました。
※欧州仕様車の数値

●安定した走行と機敏性を両立した車体と足回り
スチールのセミダブルクレードルフレームが、高速走行時の安定性を提供します。最大積載時においても、オフロードで安定感のある走行ができるよう、軽快性と耐久性のバランスを図っています。マス集中化により、バッテリーはシリンダーヘッドの後ろに搭載するなど低重心化を図りました。
また、ブレーキにはニッシン製の4ポットラジアルキャリパー、ならびに310mmのウェーブ形状のフローティングディスクを装備。サスペンションにはショーワ製を採用し、ロングストロークの倒立フロントフォークは、フルアジャスター機能付き。リアショックは、ダイヤル式油圧プリロードアジャスターを搭載しました。CRF450 RALLY同様に、フロントとリアにはそれぞれ21/18インチのスポークホイールを採用。それぞれ90/90-21、150/70-18サイズのチューブタイヤを装備しています。

●デザインテーマ「UNLIMITED ADVENTURE」
「UNLIMITED ADVENTURE(無限の冒険)」をテーマにデザインされたスタイリングは、最低限のボディーワークによる軽量のデザイン形状とし、ライダーを外気から守ると同時に、スリムで軽快な印象を実現しました。2灯ヘッドライトは、初代Africa Twinの風貌を踏襲。シート高は20mmの幅で調整が可能です。18.8Lの大容量燃料タンクは、良好な燃費性能とあいまって、ワンチャージでの航続距離は400kmを可能にしました。

●DCT搭載車をタイプ設定 =アドベンチャーユースに最適なDCT=
Hondaの独自技術である二輪車用DCT搭載車をタイプ設定。今回のDCTにはマニュアルモードのほか、良好な燃費性能と快適なクルージングを最適なバランスで発揮できるように設定された「Dモード」、スポーティーな走りをさらに追求した変速パターンを採用した「Sモード」という、2つのオートマチックモードを備えています。
さらに、このDCTは、アドベンチャーの環境においても本来の性能を最大限に発揮します。インストゥルメントパネルの右側に装備したGスイッチを押すと、ギア変速時のクラッチのすべりを最小限にすることで、トラクションを改善。これによりライダーは、オフロード走行時に重要となるマシンコントロールが容易になります。また、新機能として、登降坂角を感知する制御を採用。傾斜角に最適なシフトパターンを適合させます。

 

CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin DCTタイプ
CRF1000L Africa Twin ABSタイプ
CRF1000L Africa Twin ABSタイプ
CRF1000L Africa Twin ABSタイプ
CRF1000L Africa Twin ABSタイプ

 

主要諸元
車名 CRF1000L Africa Twin
全長×全幅×全高 (mm) スタンダードタイプ:2,335×875×1,475
ABS/DCT搭載タイプ:2,335×930×1,475
軸距 (mm) 1,575
最低地上高 (mm) 250
シート高 (mm) スタンダード:870
ローポジション:850
車両重量 (kg) スタンダードタイプ:228
ABS搭載タイプ:232
DCT搭載タイプ:242
乗車定員 (人) 2
最小回転半径 (m) 2.5
エンジン型式・種類 水冷 4ストローク OHC 4バルブ 直列2気筒
総排気量 (cm3) 998
内径×行程 (mm) 92.0×75.1
最高出力 (kW/rpm) 70/7,500
最大トルク (N・m/rpm) 98/6,000
燃料タンク容量 (L) 18.8
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 マニュアルミッションタイプ:常時噛合式6段リターン
DCT搭載タイプ:電子式6段変速(DCT)
タイヤ 前 90/90-R21(チューブタイプ)
後 150/70-R18(チューブタイプ)
ブレーキ形式 前 油圧式ダブルディスク
後 油圧式ディスク
フレーム形式 セミダブルクレードル
*数値は、欧州仕様です

 

CRF1000L Africa Twin ABSタイプ
CRF1000L Africa Twin ABSタイプ
CRF1000L Africa Twin DCT
CRF1000L Africa Twin DCT
CRF1000L Africa Twinイメージ
CRF1000L Africa Twinイメージ
CRF1000L Africa Twin。撮影用にオフロードタイアを履いた状態になるが、ダカールラリーを彷彿とさせるシーンも想定しているのだろう。
CRF1000L Africa Twin。撮影用にオフロードタイアを履いた状態になるが、ダカールラリーを彷彿とさせるシーンも想定しているのだろう。
CRF1000L Africa Twin ABSタイプ。これを見る限り、世界で最も売れているアドベンチャーツアラーを強く意識しているのが判る。ライバル成り得るか?!
CRF1000L Africa Twin ABSタイプ。これを見る限り、世界で最も売れているアドベンチャーツアラーを強く意識しているのが判る。ライバル成り得るか?!

 

 

[ リリース元 ]
本田技研工業
TEL/0120-086819(お客様相談センター)