【マウンテンバイク】ビッグ トレイル 400の魅力を解析、試乗インプレッション。メリダ/MERIDA BIG.TRAIL 400(2021) 38cm

掲載日/2020年8月29日  取材・写真・文/やかん
取材協力/メリダジャパン

 

※お断り:
掲載時期を早める都合、パイロット版になっています。
随時、加筆していきます。

メリダジャパンが 2021 年モデルとして特段プッシュするマウンテンバイクになる、『 BIG.TRAIL 400 』。触りはショート記事(走り書き 01. )で書いたが、本稿ではもうすこし掘り下げみたいと思う。

 

どのような BIKE なのか、把握しよう

 まず、この BIG.TRAIL 400 (ビッグ トレイル 400 )は、その立ち位置を正確に把握することが必要かと、取材現場で感じました。それを理解せずに、勝手な期待だけであれやこれやと論じてしまうと、まったく想定とは異なる結果となってしまいます。

 どう使って欲しいのか、誰にヒットさせたいのか? このあたりをしっかりと捉える必要があります。

 ということで、短めですが届いているリリース文章を解いてみます。

MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) インターナルケーブル

 

  • トレイルをよりシンプルに楽しめるバイク 新型『 BIG.TRAIL 』
  •  →新型、みたいです

  • 29er ホイールを装備した新世代トレイルバイク。
  •  →どこを取って、「新世代」か確認が必要ですね

  • ハードテイルバイクのシンプルさやスペックは、いまだにマウンテンバイク界で根強い人気を誇っています。
  •  →どこのハナシ? すくなくとも日本では “ ホビー ” として捉えた場合、少数派かと

  • 過酷なトレイルを走る場合でも同じこと。とはいえ、こういった挑戦しがいのあるトレイルを走るには、その走りに最適なバイクが必要になります。
  •  →そうですね。スキルもかなり要求はされますが

     

     上記に対するメリダの解が、今回の BIG.TRAIL 400 (ビッグ トレイル 400 )のようです。リリース文章を続けます。

     

    • その最適なバイクとは、MERIDA の新しい BIG.TRAIL 。トレイル向けハードテイルバイクです。
    •  →まあ、マウンテンバイク自体がそもそも『トレイル』向けですが(いじわる?)

    • ハードテイルバイクのシンプルさとメンテナンス性の良さに加え、ロングトラベルバイクの走破性や楽しさを融合させました。
    •  →前半はある程度解りますが、後半で突如「ロングトラベルバイクの〜」が登場するの、解りません。フルサスペンション BIKE のことでしょうか?

       

       また、詳細を現在確認中ですが、BIG.TRAIL (ビッグ トレイル)の開発にはドイツの R & D チームだけでなく、イギリスのショップがかなり噛んでいるようです。彼の地は、以前からハードテイル BIKE でダウンヒルコースのような場所を豪快にライドする文化があり、そういったモデルを得意とする小さなブランドも多いです。

       

      “ マッチョ ”なトレンドを追及する、次の世代の BIKE

       つまり、ここで指している「トレイル」というのは、マウンテンバイクが元来フィールドとする荒れ地やフラットダートとはすこし離れ、ハイクして山頂を目指し、そこからふもとまで駆け下りてくるような使い方、遊び方を想定しているようなのです。細かいスペックは後述しますが、しかし、マウンテンバイクビギナーや脚力の自信がないライダーは、なかなか山の頂まで登っていくのは現実的ではありません。日本では、ゴンドラやリフトを使って上がれる、ゲレンデダウンヒルのような使い方が、ひとつではないでしょうか。

       もちろん、クルマで途中まで上がり、残りのアプローチを自走でハイクするのもありでしょう。というのが、本機はシートの上げ下げが容易な『ドロッパーポスト』を標準装備しているからです。スポーツサイクルのサドル位置というのは、登りが多い時は『高い』ほうがペダリング効率が良く登坂に向いていて、下りが多い時は『低い』のが好まれる傾向にあります。

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) ドロッパーポスト

       従来仕様の BIKE だと、サドル位置を決めているシートポスト(ピラー)はバンド部品で固定されていて、クイックレバーを緩めて上げ下げするか、レバーレスのボルトタイプだと、都度、工具を使って緩める必要がありました。ドロッパーポストは、ハンドルバーに固定を解除するレバーが付き、乗車したまま手元でサドルの位置を自由に上げ下げできます。

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) リモートレバー

       

      ドロッパーポスト装備による恩恵

       このドロッパーポストの登場により、マウンテンバイクの使い方はさらに幅が拡がり、特に登りも下りもランダムに現れるトレイル(というよりかは、トレッキング)での順応性が、飛躍的に向上しました。ですから、脚力に自信があれば、BIG.TRAIL (ビッグ トレイル)は山頂まで自走で上がることは可能です。

       ただし、基本的には下りを重視、さらにはハードなセクションを “ 過激に攻める ” ことも想定しているので、タイヤボリュウムがかなりのモノです。サイズは前述の通り、現在の主流規格のひとつ、29 インチですが、現車を前にするとかなりワイドな 29 インチ + (プラス)と言って差し支えない幅になっています。スペックシートの数値上は、2.4 ” (インチ)と格段に広い訳ではないですが、タイヤ全体が大柄になる 29 インチの「 2.4 ” 」なので、接地面積などからも「軽快さ」はやや犠牲になります。

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) タイヤボリュウム

       

      チューブレスレディに標準対応

       さらに、本機の内幅 29 mm のリムは『チューブレスレディ』仕様なので、必然的に対応タイヤを選択した場合は、下りでのクッション性向上を企図して、空気圧は相当下げる使い方になると思います。そうすると、タイヤの抵抗力は増しますので、ひたすらな登りが続いた場合は、しんどいです。山頂までのアプローチは登りがほぼメインなので、往路は空気圧を高くして軽快さを出し、山頂からの復路ではめいいっぱい空気圧を下げてハードに攻める、ならありと思いますが。

       ちなみに、このチューブレスレディというのは、自転車用タイヤの中には一般的に入っているチューブが、不要な仕組みのことです。ホイール(正確にはリム)とタイヤのビード部がぴっちり貼り付くことで、タイヤ内の空気を保持します。(クルマやモーターサイクルではこちらが普通ですよね)

       マウンテンバイクに於けるメリットとして、チューブありで低圧にすると発生しやすくなる “ スネークバイト ” というパンクが物理的に起きず(チューブがないので)、かなりの低圧でも走れる。チューブ分、軽量になるので、タイヤの転がりが軽くなる(慣性も弱くなる)。また、チューブという干渉物がなくなることから、タイヤ本来の特性が邪魔されず発揮できる、といった特徴があります。

       欠点(というか特性)は、空気が抜け切ってしまうと、一般的な空気入れでは密閉ができません(ビードが上がらない、と表現する)。ですので、山中でもしパンク(という表現も微妙なのですが)したら、チューブを入れて降りてくることになります。ですから、もし BIG.TRAIL (ビッグ トレイル)をチューブレス仕様で乗るのであれば、◆対応のチューブ(バルブ形状間違えないように)◆空気入れ(ハンディタイプで OK )◆タイヤレバー(樹脂製が理想)、の携行は必須になります

       

      前後180mmの高速仕様

      「そんなに低圧にして乗らなければいいじゃん?」と思われるかもしれませんが、先の『走り書き』にもありますが、この BIG.TRAIL 400 (ビッグ トレイル 400 )のアルミフレームは、お世辞にも柔らかい、とは言い難いです。どちらかというと、元来のアルミフレーム特有の硬さがあります。これは、ハードな走行にも耐えられるように、逆に柔らかさを優先して必要な時にフレームが腰砕けにならないように、といった意図があるのだと思います。「必要な時」、というのは、『速度域がかなり高くなった時』、と解釈して間違いないと思います。

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) フレーム硬度

       それを裏付けるように、本機の油圧式ディスクブレーキは、ローター径が前後ともに 180 mm です。ハードテイル BIKE は、一般的にフロントよりもリアのほうがローター径は小さくなり、また、フロントは 160 mm までが主流です。どちらも 180 mm を装備するというのは、それだけ高速域での BIKE コントロールが必要になる、とメーカーでは想定して作っている訳です。

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) リアローター

       そうなると、やはりどうしてもフレームの全体的な強度は必要になってきます。従来は、フレームをやや柔らかくすることでしか、路面からの突き上げ感やリア周りの硬さを軽減する手段はありませんでした。しかし、それは反せばフレームの脆弱性に繋がり、転倒で岩にヒットなどさせることで大きな破損を招くことにもなりました。チューブレスの登場は、タイヤ本来の特性を発揮しやすくなるだけでなく、低圧にできることで、タイヤを『第 2 のサスペンション』として利用することが可能になったのです。

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) フロントローター

       

      贅沢新装備で魅せる、新世界

       BIG.TRAIL 400 (ビッグ トレイル 400 )が、エアボリュウムを確保しやすい 29 + のようなタイヤを標準装備しているのは、ワイド化することでグリップ力が上がる単純な力学効果だけでなく、回避できないフレームの硬さはタイヤ空気圧の調整でコントロールして、という新しい使い方を企図してのことと思います。そういった意味では、「新世代」というウリ文句は、頷けます。タイヤクリアランスは 2.5 インチまで確保されているので、今以上に幅広のタイヤを選択することも可能で、よりハードな使い方もできます。

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) クリアランス

       ということなので、正直、取材会場として用意された、河川敷に新設されたフラットな周回コースでは、本機の特性や利点、狙い所の “ おいしさ “ を感じ取ることはできませんでした。幅が広いハンドルバー( 740 mm )、クイックには回れないホイール径、そして強固なフレーム。昔のクロスカントリーコースのようなテストコースでは、真価は発揮できないです。

       中速以上の下りメインのコースやフィールドであれば、印象は大きく変わるでしょう。この周回コースで感じ取れたメリットは、幅の広いタイヤによる接地面の圧倒的な安定性とグリップ力、サドルから前に飛び降りた時でもトップチューブに急所を打たない大きくスローピングさせたフレームデサイン。それとやや関連して、ドロッパーポストの装備により乗込時はサドルをかなり低い位置に降ろせるので、小柄なライダーでも扱いが容易な点です。
      (※編注:跨がりの地面からの距離は、 “ スタンドオーバーハイト ” という値で表すこともあります)

       

      値段から見た魅力は、さてどうか?!

       ここまで読まれて、多くの方はゲンナリしたと思います。なにせ『インプレッション記事』と銘打っておきながら、本来の能力を発揮できるフィールドでの十全な試乗記ではないのですから。すみません。

       後半は、各種数値や価格の面から、本機が魅力的な BIKE かどうかを見ていきたいと思います。正直、自分も国内に入ってきているすべてのモデルを把握している訳ではないので。

       まず、この BIG.TRAIL 400 (ビッグ トレイル 400 )の価格は、15万3,890円(10%税込)。一般的なひとの感覚からすると、安くはないです。サイズ展開は、S( 38 cm )と M( 41 cm )の 2 種類。重さは、M サイズで 14.3 kg なので、今となってはハードテイル BIKE のカテゴリーでは、軽くはないです。ドロッパーポストとチューブレスレディ対応リムを標準採用しながらこの価格で抑えるには、どうしてもコンポーネンツ群のグレードをやや落とさざるを得ず、結果、重量増に繋がっているのでしょう。

       ただし、このあたりは他社も同じだと思いますので、見てみましょう。(※編注:敢えてぼやかしています)

      ・G 約15万込 13.1kg 120mm 15mm Axle 180mm / 160mm 27.5 x 2.6 Tubeless Ready 12s(11-50T) 31.8 780mm 30.9 x 345/T100mm 395/T125mm 15 x 110mm / 141mm  Tubeless Ready
      ・T 約15万込 14.84kg Boost110 15mm 20mm 180mm / 160mm 27.5 x 2.80″(29 x 2.40″コンパチ) 12s(11-50T) 31.8mm 750mm 100mm 31.6mm 361mm 130mm 31.6mm 425mm Boost110 15mm thru axle Boost141 5mm QR Tubeless Ready 40mm
      ・J 約16万込 14.5kg 15 x 110mm axle 130mm 180mm / 160mm 27.5 x 2.8” TCS Tubeless 10s(11-42T) 31.8 x 740mm Dropper TCS Tubeless 15 x 110mm & 12 x 148mm
      ・K 約18万込 約14kg 130mm 110mm 180mm / 160mm 27.5 x 2.8″(29″コンパチ) 12s(11-50T) 35 31.6mm 約100mm / 125mm 110 x 15mm 148 x 12mm チューブレスレディ
      ・G 約17万込 確認中kg 130mm 15 × 110mm 180mm / 160mm 29 × 2.3” 12s(11-50T) 31.8mm 780mm 31.6mm 15 × 110 12 × 148 チューブレスレディ
      ・S 約19万込 約14.25kg Boost™ 120mm 180mm / 160mm 27.5 x 3.0″ tubeless ready 11s(11-42T) 750mm 31.8mm 30.9mm S 120mm M/XXL 150mm 15 x 110mm thru-axle 12 x 148mm thru-axle 38mm tubeless ready
      ・M 約26万込 13.9kg 110 x 15mm Boost 130mm 180mm / 180mm 27.5 × 2.6” Tubeless Compatible 11s(11-46T) 780mm S 125mm All Other Sizes 150mm 30.9mm 29mm Tubeless Compatible 110 x 15mm 12 x 148mm
      ・C 該当類似 BIKE なし
      ・S 該当類似 BIKE なし

       このように見較べてみると、まず前述の重量は、この『新カテゴリー』では標準的な重さである、と言えます。高剛性フレームやボリュウムあるタイヤを備えるので、純レーサーのようなクロスカントリー BIKE とはやはり趣が違うようです。どの専門店に行っても並んでいるメジャーどころをピックアップしたつもりなのですが、用意がないブランドもありました。新世代らしい、というよりか、これは単純に国内に入って来ていないだけですね。

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) 15万3,890円(10%税込) SILK DARK PURPLE(SILVER-PURPLE):EM03

       公表されていなかったり表記のない数値類もあり、スタンドオーバーハイトについては一律で確認できなかったですが、写真で見較べても、BIG.TRAIL 400 (ビッグ トレイル 400 )は、確かにかなり低めにデザイン(設計)されているのは事実です。

      メリダ BIG.TRAIL 400 (ビッグ トレイル 400 ) 716 mm と 723 mm
      他社参考 731,754,751,748,763 757,781,806 723,729,736 732,763,794 740,790 664,677

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) 15万3,890円(10%税込) GLOSSY BLACK(MATT COOL GREY):EK93

       

      突出した性能に固執せず、総合的な安心感勝負の 1 台

       総じて見ると、量産性による品質の均一化、安定性、販売網や代理店による購入後のサービス体制なども勘案すると、このカテゴリー(と考えられる)内で、十分に購入対象となる BIKE であると言えます。トレンドをよく研究して、装備や作りも熟考されている印象です。

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) サスペンションフォーク
      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) テーパードコラム

       新車整備後、すぐに載せ替えたり破損するような部品も見受けられず、余計な出費も必要なさそうです。BIKE の目指すフィールドを間違えなければ、この 1 台でアグレッシブなライドが楽しめるでしょうから、あとは安全装備だけ十全を期せば、新しい世界が体験できることは間違いありません。

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル)
      フロントシングル
      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) リア10s
      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) ダボ

       

       さあ、地球に飛び出してみよう!

       

      < スペック >
      フレーム/BIG.TRAIL TFS
      フレームサイズ/S(38cm)、M(41cm)
      フォーク/Suntour XCR34 LOR Air 140 STR
      ヘッドセット/MERIDA M2345
      リアサスペンション/N.A.
      ギヤクランク/Shimano Deore M5100 32 ATC Length:170mm
      BB セット/attached
      F. ディレーラー/N.A.
      R. ディレーラー/Shimano Deore M5120 Shadow+
      シフター/Shimano Deore M4100
      F ブレーキセット/Hydraulic Brake
      R ブレーキセット/Hydraulic Brake
      ブレーキレバー/Shimano SL -MT500
      リム/MERIDA COMP TR 29 IWR
      チューブレス対応/Tubeless ready
      スポーク/Black stainless
      F. ハブ/Shimano MT400-B 110 x15
      R. ハブ/Shimano MT400-B 148 x12
      F. タイヤ/Kenda Regolith 29×2.4″ wire
      R. タイヤ/Kenda Regolith 29×2.4″ wire
      ギヤ/Shimano Deore M4100 11-46 ATC 10S
      チェーン/KMC X10
      ハンドルバー/MERIDA EXPERT CC MAT aluminium 740 10°
      ハンドルステム/MERIDA COMP CC MAT aluminium φ 31.8 6° Length:50mm
      サドル/MERIDA COMP CC
      シートピラー/MERIDA COMP TRaluminium φ 30.9 0° S:125SPT – M:150SPT
      シートクランプ/MERIDA COMP QR
      ペダル/VP VPE-891
      チューブ・バルブ/仏式バルブ
      付属品/ベル、ロック、リフレクター
      重量/14.3kg(Mサイズ)

       

      < ジオメトリー >

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) 65.5度と75.5度のアングル

      フレームサイズ/38 (41)
      シートチューブ/380 (410)
      トップチューブ/579 (600)
      チェーンステー/435 (435)
      ヘッドチューブアングル/65.5 (65.5)
      シートチューブアングル/75.5 (75.5)
      ボトムブラケットドロップ/66.5 (66.5)
      ヘッドチューブレングス/95 (100)
      フォークレングス/550 (550)
      リーチ/415 (435)
      スタック/636 (641)
      スタンドオーバーハイト/716 (723)
      適正身長/38 cm – 160 cm ~ 175 cm、41 cm – 165 cm ~ 180 cm

      MERIDA BIG.TRAIL 400(2021年モデル) ジオメトリー

       

       

      ダート&モト編集部
      サトウハルミチ(やかん) Harumichi Sato
      東京都生まれ千葉県育ちで、身長 156cm の mini ライダー。紙媒体の編集を長く経験した後、2012 年 4 月から初めて WEB マガジンに携わる。戦車から航空機まで無類の乗り物好きで、特に土の上を走る四輪・二輪に目がない。競争事も好きで、マウンテンバイク/モトクロスはレース経験あり。モーターサイクル/スポーツサイクル以外にフィルムカメラ、ホームオーディオ、クルマ、紙の読書(恩田 陸先生の大ファン)、プラモデルが大好きで、住まいはモノで溢れている。特技は、引き落としの滞納。マウンテンバイクは、オーバーサイズコラムの 26 インチばかりを 6 台所有( + BMX 1 台)。

       

       

       

【マウンテンバイク】2020年にまだ26インチのマウンテンバイクは闘えるのか?(MTBタイヤカタログ) ※情報追記

「2020 年もまだ 26 インチ径のマウンテンバイクは乗れるのか?」という観点に注目して、最新タイヤを紹介します。(MTBタイヤカタログ&ガイド)

掲載日/2019年11月06日  取材・写真・文/やかん
取材協力/PRインターナショナル、マルイ

 

※パート 2 はこちら。
【マウンテンバイク】2020年でも買える折り紙付き26インチタイヤ(MTBタイヤカタログ その2)

 

 長い間、マウンテンバイクのホイール径は 26 インチとされてきました。しかし、それも今となっては昔話。いくつものサイズや規格が提案され登場したこのサイズ紛争ですが、結論として、従来サイズの 26 インチは掃討されてしまったと見てよいでしょう。

 代わって主流となったのは、27.5 インチと 29 インチ。それぞれに利点があり、確かに 26 インチに回帰する理由は、今のところ見当たらないのが実情でもあります。

 さらに、チューブの代わりにシーラント液を入れる“チューブレスレディ”がレースシーンでは主力となりつつあり、それに呼応して、26 インチはタイヤもチューブも供給が不安視されています。

 しかし、様々な理由から 26 インチホイールを使い続けなければならないユーザーは、一定数いるでしょう。それは、マウンテンバイクを日常使いにしているひとだけではなく、ホビーユースのひとでも少数はいると思います。

 ところが、規格やタイヤ クリアランスなどの観点から、従来の BIKE に 27.5 インチ以上のホイール & タイヤを履くことは推奨できず、昨今のタイヤ事情は頭痛の種です。

 トレッドパターンなどは従来品のままでも、せめて新しいゴムで使いたい、という気持ちは当然のものです。筆者も多くの 26 インチマウンテンバイクを所有しているので、今年の展示会は特にその事に注意して、「2020 年もまだ 26 インチ径のマウンテンバイクは闘えるのか?」という観点で、お呼ばれした会場を見て周りました。

 

シュワルベ(SCHWALBE)

値段はやや高いが、高性能・高品質で定評あるブランド。ハイエンド、レース向けモデルに限り、チューブレスレディ対応品あり。


◇マジックマリー(MAGIC MARY)

日本での人気が高い、ダウンヒルレースでの定番タイヤ。オールラウンダーだがマディ路面への対応力も人気の秘密かと。

シュワルベ(SCHWALBE) マジックマリー(MAGIC MARY)

サイズ/26 × 2.35
ETRTO/60 – 559
コンパウンド/ADDIX(ソフト)
重量/1,045g
価格/1万780円(10%税込み)
チューブレスレディ


◇ノビーニック パフォーマンス(NOBBY NIC Performance)

汎用性のあるマウンテンバイク用タイヤだが、ブロックパターンからも解るようにかなり路面に食いつきそう。重さもあるので、下りセクション多いシチュエーションに向いてるかと。

シュワルベ(SCHWALBE) ノビーニック パフォーマンス(NOBBY NIC Performance)

サイズ/26 × 2.25
ETRTO/57 – 559
コンパウンド/ADDIX
重量/715g
価格/6,050円(10%税込み)
チューブレスレディ


◇スマートサム(SMART SAM)

アディックスは採用しているが、センターノブのデザイン上、湿った富士見パノラマリゾート A コースは避けたほうがいいかも、とのこと。個人的にはやる気を感じさせるブロックに惹かれるが。あと、消耗品なのでこのプライスは助かる。ケブラービードでもある。

シュワルベ(SCHWALBE) スマートサム(SMART SAM)

サイズ/26 × 2.10
ETRTO/54 – 559
コンパウンド/ADDIX
重量/645g
価格/3,850円(10%税込み)


◇ラピッド ロブ(RAPID ROB)

同社マウンテンバイク用タイヤのスタンダード品である“レーシング ラルフ”のDNAを受け継いだ、汎用性の高いモデル。パンク対策に K ガードを採用しているので重さはあるが、信頼度は高い。ブロックタイヤは摩耗が早いので、やはりこのプライスは助かる。

シュワルベ(SCHWALBE) ラピッドロブ(RAPID ROB)

サイズ/26 × 2.10
ETRTO/54 – 559
コンパウンド/SBC
重量/650g
価格/2,860円(10%税込み)

サイズ/26 × 2.25
ETRTO/57 – 559
重量/720g
価格/2,860円(10%税込み)


◇ハリケーン(HURRICANE)

従来品から大きく生まれ変わり、日本代理店でもかなりの期待を寄せているオールラウンダー系タイヤ。マウンテンルックに見えそうだが、以前から高速系クロスカントリー用ではこのようなパターンは他社でも存在し、恐らくはヤスリ状のセンタートレッドはそれほど滑り出しは速くないと思われる。26 インチは、レースガード仕様のみ。ケブラービード。

シュワルベ(SCHWALBE) ハリケーン(HURRICANE)

サイズ/26 × 2.10
ETRTO/54 – 559
コンパウンド/ADDIX
重量/620g
価格/4,950円(10%税込み)
2020年2〜3月入荷予定

シュワルベ(SCHWALBE) ハリケーン(HURRICANE)

 

 

マキシス(MAXXIS)

マキシスは、チューブレスレディではないモデルもあるが、意外と種類はまだ豊富。


◇ミニオン(MINION) DHF

ダウンヒル向けのフロント用。

マキシス(MAXXIS) ミニオン(MINION) DHF(写真左) & DHR II(写真右)

サイズ/26 × 2.50
ETRTO/55 / 59 – 559
コンパウンド/3C Maxx Terra
重量/860g
価格/8,580円(10%税込み)


◇ミニオン(MINION) DHR II

ダウンヒル向けのリア用。

マキシス(MAXXIS) ミニオン(MINION) DHF(写真左) & DHR II(写真右)

サイズ/26 × 2.40
ETRTO/61 – 559
コンパウンド/3C Maxx Terra
重量/880g
価格/8,580円(10%税込み)


◇ビーバー(BEAVER)

ウェット & マッド路面に対応したクロスカントリー向けモデル。

マキシス(MAXXIS) ビーバー(BEAVER)

サイズ/26 × 2.00
ETRTO/50 – 559
コンパウンド/Dual
重量/540g
価格/8,580円(10%税込み)
チューブレスレディ

マキシス(MAXXIS) ビーバー(BEAVER)

◇アイコン(IKON)

転がり抵抗重視の、軽量クロスカントリー向けモデル。池田 祐樹選手の 2019 年王滝優勝 BIKE でも使用された。これは、濡れた路面でも流れが速かったり水はけが良い場合、泥がまとわり付きにくいので、このぐらいのトレッドでも目詰まりしないため。

マキシス(MAXXIS) アイコン(IKON)

サイズ/26 × 2.00
ETRTO/50 – 559
コンパウンド/3CMaxx Speed
重量/585g
価格/9,900円(10%税込み)
チューブレスレディ

マキシス(MAXXIS) アイコン(IKON)

◇クロスマーク(CROSSMARK) II

総合バランスに優れたクロスカントリー向け。直線に並んだセンターノブは転がり抵抗を軽減しつつ、その両脇に広がるブロックが旋回時のグリップを確保する。

マキシス(MAXXIS) クロスマーク(CROSSMARK) II

サイズ/26 × 2.10
ETRTO/53 – 559
コンパウンド/Dual
重量/635g
価格/7,920円(10%税込み)
チューブレスレディ

マキシス(MAXXIS) クロスマーク(CROSSMARK) II

 

 

 


 一応、世の中的にメジャーなサイズについても新作をお知らせ。

 シュワルベは、マジックマリーに、スーパーグラビティー仕様の 29 × 2.60 が登場。従来品は、スネークスキンのみ。

サイズ/29 × 2.60
ETRTO/65 – 622
コンパウンド/ADDIX(ソフトのみ)
重量/1,370g
価格/1万780円(10%税込み)
チューブレスレディ

 先に紹介したスマートサムは、29 × 2.60の取り扱いを開始。

シュワルベ(SCHWALBE) スマートサム(SMART SAM)

サイズ/29 × 2.60
ETRTO/65 – 622
コンパウンド/ADDIX
重量/920g
価格/4,620円(10%税込み)

 マキシスは、ショーティー(SHORTY)に 29 インチが追加に。完全なダウンヒルレース用で、コーナーコントロール力は MAX 値だが転がり抵抗は激重。

マキシス(MAXXIS) ショーティー(SHORTY)
マキシス(MAXXIS) ショーティー(SHORTY)

サイズ/29 × 2.50
ETRTO/63 – 622
コンパウンド/3C Maxx Grip
重量/1,330g
価格/1万780円(10%税込み)
チューブレスレディ
2019年12月入荷予定

 アセガイ(ASSEGAI)は、エンデューロレースを考えた軽量仕様が新登場。コーナーコントロール力が MAX 値かつ転がり抵抗もかなり軽いという、稀有なバランス。

マキシス(MAXXIS) アセガイ(ASSEGAI)
マキシス(MAXXIS) アセガイ(ASSEGAI)

サイズ/29 × 2.50
ETRTO/63 – 622
コンパウンド/3C Maxx Terra
重量/1,165g
価格/1万120円(10%税込み)
チューブレスレディ
2020年春入荷予定

 ディセクター(DISSECTOR)は、まだデータ不明。トロイ・ブロスナン選手との開発をした新モデルということ。

マキシス(MAXXIS) ディセクター(DISSECTOR)
マキシス(MAXXIS) ディセクター(DISSECTOR)

参考出品
2020年春入荷予定

※情報追記

コーナリングでのコントロール性能を維持しながら、抵抗力を最小限に抑えることを目的とした設計のMTBタイヤ。ドライコンディションでの高速走行に最適です。内幅30〜35mmのリムに最適な、ワイドトレイルケーシングを採用。オーストラリアのDHプロライダー、トロイ・ブロスナン選手シグネチャーモデル。耐パンク性能は、中庸。

サイズ/27.5 × 2.40
ETRTO/61 – 584
コンパウンド/3C Maxx Terra
重量/800g
チューブレスレディ

サイズ/29 × 2.40
ETRTO/61 – 622
コンパウンド/3C Maxx Terra
重量/861g
価格/1万780円(ともに10%税込み)
チューブレスレディ

 フォーキャスター(FOREKASTER)は、要望の多い 29 インチを追加。

マキシス(MAXXIS) フォーキャスター(FOREKASTER)
マキシス(MAXXIS) フォーキャスター(FOREKASTER)

サイズ/29 × 2.35
ETRTO/60 – 622
コンパウンド/Dual
重量/735g
価格/8,580円(10%税込み)
チューブレスレディ
2019年12月入荷予定

 

 


 ちなみに、どこで選手に聞いても、「29 インチの可能性」「チューブレス(レディ)以外は考えられない」が主流で、試乗車に於いてもその恩恵は筆者も理解しています。どちらにも今すぐスイッチしたいですが、なかなかそうもいかず。現状、26 インチのチューブレスレディ対応の新品リムを 3 種類見付けたので、まずはそれでホイールを組み直すぐらいから始めたいと考えています。

 新しい物が良いのは事実ですが、まだ 26 インチマウンテンバイクに御用あるひとがいたら、本稿がその一助になればさいわいであります。

 

※第 2 弾を公開しました。
【マウンテンバイク】2020年でも買える折り紙付き26インチタイヤ(MTBタイヤカタログ その2)

 

ダート&モト編集部
サトウハルミチ(やかん) Harumichi Sato

東京都生まれ千葉県育ちで、身長 156cm の mini ライダー。紙媒体の編集を長く経験した後、2012 年 4 月から初めて WEB マガジンに携わる。戦車から旅客機まで無類の乗り物好きで、特に土の上を走る四輪・二輪に目がない。競争事も好きで、マウンテンバイク/モトクロスはレース経験あり。モーターサイクル/スポーツサイクル以外にフィルムカメラ、ホームオーディオ、クルマ、紙の読書(恩田 陸先生の大ファン)、ガンプラが大好きで、住まいはモノで溢れている。特技は、引き落としの滞納。スポーツサイクルは、マウンテンバイク 6 台と BMX 1 台を所有。

 

 

【コナ】KONA の 2020 年モデル展示会で気になった BIKE たち。(先行版) ※公式試乗会追加

掲載日/2019年09月13日  取材・写真・文/やかん
取材協力/アキコーポレーション

 

 先日、スポーツサイクルブランド・KONA(コナ)の 2020 年モデル展示会に行ってきました。

 連日新製品発表のラッシュで記事作成が追い付かず、取り急ぎ、現場からの写真だけ先行してお届けしようと思います。

 詳細はまた後ほど、追記するようにします。

 なお、今回のチェックポイントは以下。

✔ 29 インチであるか。
✔ チューブレスレディであるか。
✔ 登れるか。
✔ ドロッパーポストは無視。

 

 


OPERATOR CR

コナ オペレーター CR 2020年モデル/41万2,500円(10%込み)/カラー:Gloss Sunset Orange & Indigo w/ Sunset Orange, Peach & Black Decals
web や冊子カタログでは完成車写真になっているが、今年はフレーム販売でのみ。
会場に展示されていた、井手川 直樹選手がつい最近まで実際に駆っていたコナ オペレーター CR(2019年モデル / M サイズ)。
そのことは、リンクなどに薄っすらと残っている汚れで判明。
会場に展示されていた、井手川 直樹選手がつい最近まで実際に駆っていたコナ オペレーター CR(2019年モデル / M サイズ)。
会場に展示されていた、井手川 直樹選手がつい最近まで実際に駆っていたコナ オペレーター CR(2019年モデル / M サイズ)。
会場に展示されていた、井手川 直樹選手がつい最近まで実際に駆っていたコナ オペレーター CR(2019年モデル / M サイズ)。
現在は、2020 年モデルの L サイズにスイッチ。これは、トップチューブの短さが気になったから、というもの。代わりに、可変のヘッドアングルを手前にセット。伸びたホイールベースなどを、こちらで調整したかたち。ただし現在、29 インチ完組ホイールを待っている状態で、その際にはまたセッティングは変わるだろう。

 

 


PROCESS 153 CR/DL 29

コナ プロセス 153 CR/DL 29 2020年モデル/74万8,000円(10%込み)/カラー:Gloss Prism Purple-Blue w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
フレーム売りもあり。38万600円(10%込み)。
コナ プロセス 153 CR/DL 29 2020年モデル/74万8,000円(10%込み)/カラー:Gloss Prism Purple-Blue w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
コナ プロセス 153 CR/DL 29 2020年モデル/74万8,000円(10%込み)/カラー:Gloss Prism Purple-Blue w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
コナ プロセス 153 CR/DL 29 2020年モデル/74万8,000円(10%込み)/カラー:Gloss Prism Purple-Blue w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
コナ プロセス 153 CR/DL 29 2020年モデル/74万8,000円(10%込み)/カラー:Gloss Prism Purple-Blue w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
コナ プロセス 153 CR/DL 29 2020年モデル/74万8,000円(10%込み)/カラー:Gloss Prism Purple-Blue w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
コナ プロセス 153 CR/DL 29 2020年モデル/74万8,000円(10%込み)/カラー:Gloss Prism Purple-Blue w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
コナ プロセス 153 CR/DL 29 2020年モデル/74万8,000円(10%込み)/カラー:Gloss Prism Purple-Blue w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
コナ プロセス 153 CR/DL 29 2020年モデル/74万8,000円(10%込み)/カラー:Gloss Prism Purple-Blue w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
今や必須と言える、チューブレスレディリム。素材は、アルミ。
コナ プロセス 153 CR/DL 29 2020年モデル/74万8,000円(10%込み)/カラー:Gloss Prism Purple-Blue w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
コナ プロセス 153 CR/DL 29 2020年モデル/74万8,000円(10%込み)/カラー:Gloss Prism Purple-Blue w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
美しいペイントに目を惹かれた。

 

 


PROCESS 134 29

コナ プロセス 134 29 2020年モデル/30万2,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals
おそらくは、コナのフルサスマインドを感じられる中で、最も安いモデル。フレーム素材はアルミで、サイズ展開は S から用意あり。
コナ プロセス 134 29 2020年モデル/30万2,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals
コナ プロセス 134 29 2020年モデル/30万2,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals
コナ プロセス 134 29 2020年モデル/30万2,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals

 

 


LANA’I

コナ ラナイ 2020年モデル/7万8,100円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan、Black(奥) w/ Peach & Charcoal Decals
コナが提案する入門用のマウンテンバイク。以前から存在するモデルだが、この度、ヘイヘイと同じジオメトリとなった。サイズ展開が豊富で、XS は26インチホイールだが、S から XL は 27.5 インチになる。Boost 規格ではない。
コナ ラナイ 2020年モデル/7万8,100円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan w/ Peach & Charcoal Decals
コナ ラナイ 2020年モデル/7万8,100円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan w/ Peach & Charcoal Decals
コナ ラナイ 2020年モデル/7万8,100円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan w/ Peach & Charcoal Decals
コナ ラナイ 2020年モデル/7万8,100円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan w/ Peach & Charcoal Decals

 

 


BLAST

コナ ブラスト 2020年モデル/12万5,400円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan w/ Dark Cyan & Faux Yellow Decals
ラナイよりすこし背伸びした、一部にトレンドを取り入れたモデル。ポイントは、チューブレスレディーリム。筆者個人としては、もはやマウンテンバイクでは必須の機能と考えている。

コナ ブラスト 2020年モデル/12万5,400円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan w/ Dark Cyan & Faux Yellow Decals
フロントシングルになる。
コナ ブラスト 2020年モデル/12万5,400円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan w/ Dark Cyan & Faux Yellow Decals
リアは周りは、シマノ Deoreの 10 速(11 – 42 T)。
コナ ブラスト 2020年モデル/12万5,400円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan w/ Dark Cyan & Faux Yellow Decals
シマノ製油圧ディスクブレーキ装備。
コナ ブラスト 2020年モデル/12万5,400円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan w/ Dark Cyan & Faux Yellow Decals
Boost 規格ではない。
コナ ブラスト 2020年モデル/12万5,400円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan w/ Dark Cyan & Faux Yellow Decals
27.5 インチホイールを標準装備だが、クリアランスを広く取っているので、おそらく 27.5+ も装着可能。
コナ ブラスト 2020年モデル/12万5,400円(10%込み)/カラー:Gloss Dirty Cyan w/ Dark Cyan & Faux Yellow Decals

 

 


BIG HONZO ST

コナ ビッグホンゾ ST 2020年モデル/26万9,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals
きっと長く使える、クロモリフレーム BIKE 。チューブレスレディ、Boost 規格、29 インチホイール対応、と個人的たいへんお薦めモデル。
コナ ビッグホンゾ ST 2020年モデル/26万9,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals
コナ ビッグホンゾ ST 2020年モデル/26万9,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals
完成車では、27.5 x 2.8 ” とやや太めのタイアを履く。
コナ ビッグホンゾ ST 2020年モデル/26万9,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals
コナ ビッグホンゾ ST 2020年モデル/26万9,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals
ギヤはフロントシングルで、リアが 12 速 / 11 – 50 T のウルトラワイド。
コナ ビッグホンゾ ST 2020年モデル/26万9,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals
完成車のフロントブレーキローターに 180mm を装備することから、この BIKE のキャラクターは想像できる。(リアは 160mm )
コナ ビッグホンゾ ST 2020年モデル/26万9,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals
コナ ビッグホンゾ ST 2020年モデル/26万9,500円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green, Slime & Dark Green Decals
フレーム単体売りもあり。8万5,800円(10%込み)。

 

 


HEI HEI

コナ ヘイヘイ 2020年モデル/34万8,700円(10%込み)/カラー:Gloss Rust-Orange w/ Dark Seafoam & Black Decals
コナのイメージにはちょっとない、クロスカントリーレース向けの BIKE 。実はコナ BIKE は一台も乗ったことないのだが、同社でクロカン BIKE というと余計に気になる。

 

 


SUTRA

コナ スートラ 2020年モデル/18万4,800円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps, Pannier Rack
いわゆる、長距離ツーリング & 冒険系の BIKE 。昨今はグラベルロードやらエンデュランスロードなる言葉がもてはやされているが、スートラのようなスタイルも良いだろう。
コナ スートラ 2020年モデル/18万4,800円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps, Pannier Rack
クロモリスチールフレームに、ブルックス サドル。言わんとすることはお解りか?
コナ スートラ 2020年モデル/18万4,800円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps, Pannier Rack
コナ スートラ 2020年モデル/18万4,800円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps, Pannier Rack
フロントフォークのダボは、荷物積載用の物。
コナ スートラ 2020年モデル/18万4,800円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps, Pannier Rack
コナ スートラ 2020年モデル/18万4,800円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps, Pannier Rack
スタンドレスなので、用途によってはセンタースタンドをお勧めする。
コナ スートラ 2020年モデル/18万4,800円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps, Pannier Rack
味のある、BarCon シフター(MicroShift)。
コナ スートラ 2020年モデル/18万4,800円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps, Pannier Rack
コナ スートラ 2020年モデル/18万4,800円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps, Pannier Rack

 

 


本格キッズシリーズ

コナ プロセス 24 2020年モデル/23万8,700円(10%込み)/カラー:Gloss Battleship Gray w/ Lime, Black & Dark Gray Decals
コナは、大真面目なキッズ用マウンテンバイクも揃える。20 年モデルは、5 種類。
コナ プロセス 24 2020年モデル/23万8,700円(10%込み)/カラー:Gloss Battleship Gray w/ Lime, Black & Dark Gray Decals
コナ プロセス 24 2020年モデル/23万8,700円(10%込み)/カラー:Gloss Battleship Gray w/ Lime, Black & Dark Gray Decals
コナ プロセス 24 2020年モデル/23万8,700円(10%込み)/カラー:Gloss Battleship Gray w/ Lime, Black & Dark Gray Decals
コナ プロセス 24 2020年モデル/23万8,700円(10%込み)/カラー:Gloss Battleship Gray w/ Lime, Black & Dark Gray Decals
コナ プロセス 24 2020年モデル/23万8,700円(10%込み)/カラー:Gloss Battleship Gray w/ Lime, Black & Dark Gray Decals
コナ プロセス 24 2020年モデル/23万8,700円(10%込み)/カラー:Gloss Battleship Gray w/ Lime, Black & Dark Gray Decals
コナ ホンゾ 24 2020年モデル/9万4,600円(10%込み)/カラー:Gloss Ultraviolet w/ Gold, Black & Dark Silver Decals
コナは、大真面目なキッズ用マウンテンバイクも揃える。20 年モデルは、5 種類。
コナ ホンゾ 20 2020年モデル/8万300円(10%込み)/カラー:Gloss Slate Blue w/ Faux Yellow & Black Decals
コナは、大真面目なキッズ用マウンテンバイクも揃える。20 年モデルは、5 種類。
コナ フラ 2020年モデル/5万3,900円(10%込み)/カラー:Gloss Green w/ Emerald Green & Slime Decals
コナは、大真面目なキッズ用マウンテンバイクも揃える。20 年モデルは、5 種類。
コナ マケナ 2020年モデル/5万1,700円(10%込み)/カラー:Gloss Seafoam w/ Dusk-Fade, Peach & Charcoal Decals
コナは、大真面目なキッズ用マウンテンバイクも揃える。20 年モデルは、5 種類。

 

 


COCO

コナ ココ 2020年モデル/9万7,900円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps
コナ式のシティーサイクル。筆者はこういうの好き。展示車は S で、女性は XS がお勧めと感じた。
コナ ココ 2020年モデル/9万7,900円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps

コナ ココ 2020年モデル/9万7,900円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps
コナ ココ 2020年モデル/9万7,900円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps

コナ ココ 2020年モデル/9万7,900円(10%込み)/カラー:Fenders w/ Mudflaps
実はケーブルが一部、内装式になっている。シティーサイクルではまだ珍しいと思う。

 
 
 追記をお待ちください。
 
 

※公式の試乗会が決定しました。

【試乗会のお知らせ】
2019年10月5日(土)に富士見パノラマリゾート(長野県)にて、KONA 2020年モデルの試乗会を開催いたします。

場所は富士見パノラマリゾートのチケット売り場向かい側辺りにブースを出展しております。

当日は最新のモデルにご試乗いただけますが、数に限りがございますので、各車両の貸出は時間制でお願いしたいと思います。

沢山の方にご試乗いただきたいと考えておりますので、ご理解のほどお願い致します。

※試乗会の当日が雨の場合は延期とさせていただきます。
開催については2019年10月4日(金)の17:00にFacebookページにてお知らせ致します。

 https://www.facebook.com/konaworld.jp/ 

 井手川選手によると、「最新のPROCESS134はオススメの1台です!」とのこと。