【トレック】漁網を再利用したボトルケージ、ボントレガーのBat Cageを発売。

トレック・ジャパンは、定番アイテムであるBontragerのBat Cageをリサイクル系素材で再構成し、リリースした。
 
 

シンプルな解決方法
ボントレガーのBat Cageは、投棄された漁網に新たな命を吹き込み、海洋ごみを減らして、役立つ製品に形を変えた物。

 
< リリースより >
漁網を再利用したボトルケージを発売

この度、トレック・ジャパンは、ボントレガーのロングセラー製品、Bat Cageをリニューアルします。新しくなったBat Cageのユニークさは、性能や軽さではありません。新モデルでは漁網からリサイクルされたペレットに素材を変更します。
 

シンプルな解決方法
ボントレガーのBat Cageは、投棄された漁網に新たな命を吹き込み、海洋ごみを減らして、役立つ製品に形を変えた物。

シンプルな解決方法
ボントレガーのBat Cageは、投棄された漁網に新たな命を吹き込み、海洋ごみを減らして、役立つ製品に形を変えた物。

 
トレックは過去22年間で数十万個ものBat Cageを製造してきました。このケージはシンプルで、軽く、丈夫で保持力が高く、プロにも長年愛されていますが、今回から素晴らしい特長が加わります。トレックは環境団体NextWaveとの提携を通じて、投棄された漁網に新たな使い道を求めるBureo社を知ることになりました。Bureo社は、投棄された漁網を集めて細かいペレットにリサイクルし、射出成型プラスチック製品の材料に役立たせています。
 
世界規模の問題
毎年、180億ポンドものプラスチックが海に流れ込み、世界各地の砂浜や運河を汚している。

チリの海で収集された漁網を使ったリサイクル素材。
BureoとNetPlus
Bat Cageは、BureoのNetPlus ナイロンペレットでできている。Bureoは、チリ沿岸で捨てられた漁網を収集してリサイクルし、未精製のナイロンを取り出して、サングラスやスケートボードなどの材料に用いている。

荒れた路面でもボトルをしっかり掴む、軽くて丈夫なデザインで、オンロードでもオフロードでもボトルを確実に固定。

 
現在、8,600万トン以上ものプラスチックが海に存在し、その量は毎年800万トンずつ増えています。漁網は、海に漂うプラスチックごみの約10%を占めています。さらに悪いことに、他のプラスチック汚染より4倍もの悪影響を与えます。リサイクル素材を使ったBat Cageの1年の生産量は、投棄された漁網の約4,000平方メートル分に相当します。
 
網で環境改善
漁網は、海に漂うプラスチックごみの約10%を占めている。さらに悪いことに、海洋環境に他のいかなるプラスチック汚染より4倍もの悪影響を与えるのだ。

より良い明日を目指す仲間たち
トレックは、NextWaveの創立メンバーであり、これは提携企業からなる異業種間の企業連合のこと。プラスチックを海に流出させるのではなく、私たちの生活圏内で使い回すことに取り組んでいる。
1つの製品が及ぼす莫大な効果
リサイクルしたナイロン製Bat Cageの1年分の販売量は、海から取り出した漁網約4,000平方メートルに相当する。

漁網から再利用され製造。

 
トレックは、世界中で愛されるベストセラー製品の素材を見直すことで、地球環境の保全に貢献します。
 
ボントレガー Bat Cage Water Bottle Cage/1,389円(税抜)
仕様
素材/ナイロン
重量/48g

 
 
 


※編集部より:
 今回まず、このリリースを読み、漁師たちが漁網を海に投棄していることに驚いた。昔から、色々なトラブルで海洋投棄せざるをえない網があることは推察できるが、当時はまだ天然由来で作られた物で、環境や生態系に深刻な被害を与えるトラブルはなかったのかもしれない。
 それが、安価で生産性に優れたプラスチック製に置き換わるのももっともなハナシで、だからといってすべての網を漁の最中に回収するのは難しいのかもしれない。語弊を承知で言えば、モラルの低さは想像に難くないが。
 海洋が様々な要因で汚染され続ければ、商売相手である魚がそもそも獲れなくなる訳で、そうしたら商売あがったりの筈なのだが、今そこまで突っ込んでいても仕方がないので、ではどうすればよいか?

 エゴにはなるかもしれないが、こういった、海に漂うプラスチックごみを積極的にリサイクル素材として活用した製品を使うことで、すこしでも何かの手助けにはなるのではないか。このような事業を行う企業を応援する意味でも、価値はあると思う。
 もちろん、今使っているボトルケージに不満がなければ、買い換える必要はないと思う。それでは「レジ袋を削減しましょう!」と言いながらあの手この手でマイ(エコ)バッグを次から次へと販売し、結果的に新たな資源を食い潰し、家に使わないエコバッグが溢れる偽善的行為と同列である。

 長い目で見ながら、極限を言えば「なくてもよい」趣味の分野で後ろ指をさされることのないよう、考えさせられる商品と取り組みである。(やかん)


 
 
[ ソース ]
トレック・ジャパン
 
 

【トレック】まったく新しい衝撃吸収技術『WaveCel』を搭載したヘルメット、2種発売に。

トレック・ジャパンは、2019年3月20日、サイクリングヘルメットの安全性に寄与する衝撃吸収技術『ウェーブセル』を搭載したモデルを、ボントレガーブランドから発売する。
 
 

BONTRAGER WaveCel

 
< リリースより >
まったく新しい衝撃吸収技術「WaveCel」

2019年3月20日、この度トレック・ジャパンは、サイクリングヘルメットの安全性を飛躍的に高める衝撃吸収技術WaveCel(ウェーブセル)を搭載したヘルメット2モデルを、ボントレガーブランドから発売いたします。WaveCelとは、ヘルメットの内側に設置されたまったく新しい衝撃吸収技術のことで、本製品は世界で初めてWaveCelを搭載した製品となります。
 
■サイクリングヘルメットにおけるプロテクション
一般的なEPSフォーム(発泡スチロール)のヘルメットは、主に頭部に垂直にかかる衝撃を吸収し、頭蓋骨骨折を防ぐことを想定して開発されています。しかし現実世界では、サイクリング中に転倒した場合、頭部が斜め方向で地面に衝突し、回転やひねりの力によって脳が揺さぶられることで、脳震とうや後遺症につながる脳障害が発生します。こういった脳へのダメージの多くは、頭蓋骨骨折を伴わず、頭蓋骨の内部で発生することがわかっています。トレックは、このダメージを最小化することこそがサイクリングヘルメットに求められる最も重要な性能であると考え、より安全なヘルメットを提供するため、外部研究機関と綿密に連携しながらヘルメットの開発を進めてきました。

■WaveCelの機能
WaveCelは、頭部にかかる斜めの衝撃を吸収することを目的に開発されました。衝撃を受けると、WaveCelのレイヤーが独立して動き、セル構造が変形し、潰れた後に横方向へ滑り、頭部にかかる衝撃を積極的に吸収します。WaveCelは、一般的なサイクリングでの転倒を想定した実験*において、軽度の脳障害の発生を1.2%に抑えます。なお、従来のEPSフォームヘルメットにおいては、同条件での実験で、軽度の脳障害の発生が58.2%、WaveCelと同じく斜めの衝撃を吸収するために開発されたスリップライナー「MIPS(ミップス)」を搭載したヘルメットにおいても、34.2%に留まり、WaveCelは他製品と比べ、圧倒的なプロテクションパフォーマンスを提供します。
*本実験は、標準的なEPSフォームのヘルメットと、WaveCelを取り付けた同一のヘルメットを、秒速6.2m、斜め45度の衝突で生じるAIS スコア2の怪我(脳震とう~軽度の脳障害)の発生確率を比較

WaveCelは、衝撃を緩和する為に「曲がる」→「潰れる」→「滑る」の3ステップをおこなう。
秒速6.2m、斜め45度で生じる、AISスコア2(中程度)の脳障害の発生確率。※トレック資料より

■WaveCelの今後の展開
トレックは、米APEXバイオメディカルが開始したWaveCelの技術研究に初期段階から協力してまいりました。今回発売されるヘルメットは、世界初のWaveCelが搭載された製品となります。今後、他のスポーツやアクティビティ用のヘルメットにおいて、WaveCelの技術が搭載された製品が発売予定です。

WaveCelは、約50gだけ重くなるという。代わりに、安全性は大幅に向上する、とのこと。
トレックの言い分では、より速く走る人ほどWaveCelの必要性は高まるという。

■トレック・バイシクル アメリカ本社 社長 ジョン・バークのコメント
「より多くの人にバイクに乗ってもらうには、ライドをより安全で身近なものにしなければならない。WaveCelは、今までデザインされた中で最も発達したヘルメットテクノロジー。これを搭載したヘルメットこそが、ライドをより安全にし、誰でも楽しめるものにする」
 
■ボントレガー WaveCel ヘルメット ラインアップ
1.XXX WaveCel Road Helmet(トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット)
・エアロダイナミクスや軽量性を重視したハイエンドモデル。
・価格/3万4,000円(税込)
・サイズ/S/M、M/L
・カラー/Black, White, Red, Visibility Yellow, Azule, Purple Phase
・アジアフィット 2019年4月下旬予定 ※トレックツイッターアカウントによると、ゴールデンウィーク明けの入荷を予定

ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット Black
ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット White
ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット Red
ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット Visibility Yellow
ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット Azule

ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット Purple Phase

 
2.Specter WaveCel Road Helmet(スペクター ウェーブセル ロード ヘルメット)
・日常的なサイクリングを目的としたミドルグレードモデル
・価格/2万1,000円(税込)
・サイズ/M、L
・カラー/Black, White, Red, Visibility Yellow
発売中

ボントレガー スペクター ウェーブセル ロード ヘルメット Black
ボントレガー スペクター ウェーブセル ロード ヘルメット White
ボントレガー スペクター ウェーブセル ロード ヘルメット Red

ボントレガー スペクター ウェーブセル ロード ヘルメット Visibility Yellow

 
 
 


※編集部より:
 近年、ヘルメットに於ける新技術の流れは従来の、「衝撃を吸収する」ものに加え、それを「受け流す」方向に変わってきている。これは、今回のトレックのリリースにあるように、二輪に於ける頭部へのインパクトはひとつの方向からのみではなく、そもそも対象が動き続けていることに起因する。
(これを、直線加速度と回転加速度という。)

 その観点から、スポーツサイクルよりもスピードが上がるモーターサイクル用では、例えばアライヘルメットは古くから、ヘルメット外装を極力、張り出しのないたまごのようなカタチにし、路面に接触した際、滑っていくことで衝撃を逃がす、というコンセプトを継続している。

 ショウエイについては、MIPSではなく独自のM.E.D.S.を使うことで、やはり回転加速度の低減を図っている。

ショウエイが新開発した独自の衝撃吸収構造『M.E.D.S.』(Motion Energy Distribution System)。インサートライナーがスイングし、頭部を衝撃吸収ライナーへ沈めることにより回転方向のエネルギーを吸収する。*画像はイメージ。

 乗員の安全性により敏感で先進的なアメリカでは、最近ではAISという新技術を取り入れたヘルメットも登場しており、二輪用ではフライ レーシングがフォーミュラというフルフェイスヘルメットを発売開始する。

二輪用ではフライレーシングが新しく採用する、AIS(ADAPTIVE IMPACT SYSTEM)。スノーボードなど他の分野では、採用済み。

 筆者が過去に雑誌で検証記事を組んだ時の経験としては、人間の頭部はたいへんに脆いものでありながら、二輪に乗車状態では最も高い位置に存在し、転倒時にそこに加わる衝撃は常人の想像を遥かに超えるものである。
(あの高さから地面に打ち付けられる為。)

 また、上記にもあるように、実は損傷よりも衝撃によるダメージによる死亡の方が、圧倒的に多い、という医療機関のデータがある。
(今回のトレックの資料によると、「自転車事故による脳障害の90%は頭蓋骨の破損なしで発生している」。)

 その時の実感として、また当時の技術ではまだEPSフォームしかなかったが、「こんなチープな物でも被らないより格段マシ」、であった。モーターサイクル用ではグラスファイバーなどを主体とした高い弾性と引張強度を持つ有機繊維を使い、それを積層した構造によりガッチガチの高強度シェルを実現しているのに対し、スポーツサイクル用は恐ろしく脆弱であったが(今でもそうだが)、極端なハナシ、帽子1枚でも被っていただけでかなり違う、とも言われる人間の頭部である。例え、発泡スチロールでもあれだけの厚みがあれば、違いは明白である。

 もちろん、スポーツサイクルで重量のある、また空気が抜けて行きにくい構造のヘルメットが倦厭されるのはよく解る。であれば、今回のウェーブセルのような構造は歓迎されるべきであろう。現在、MIPSを筆頭にヘルメットの考え方はひとつの転換期を迎えつつある(理論としては以前からあったが、技術がなかった)。「たかが自転車の転倒」、と思うかもしれないが、状況によってはその惨事はとんでもないことになる。先に述べたように、外傷はなくとも脳は強いダメージを受け、帰らぬ人になることは多々ある。よしんば死ななくとも、一生、植物状態、全身不随になったらどうだろうか。家族は? 身内は? そう考えたら、決して疎かにはできない筈だ。

 諸手を挙げてウェーブセル商品を推すことは勿論ないが、これを機に、自転車(特に、スピードが上がるスポーツサイクル)に於いて、ヘルメットの重要性を今一度、見つめ直してもらいたい。

△古い雑誌ですが、バイシクルナビNo.3 146ページから、はとても参考になります。(やかん)


 
 
[ ソース ]
トレック・ジャパン
 
 

【トレック】学生向けキャンペーン 『トレックの学割』を開始。

トレック・ジャパンは、25歳以下の学生を対象にした『トレックの学割』キャンペーンを開催している。
 
 
< リリースより >
この度、トレックジャパン株式会社は2019年3月1日から3月31日まで、通学に最適なクロスバイクであるFXシリーズを対象にしたキャンペーン「トレックの学割」を開催いたします。

本キャンペーンは対象車種のバイクをお買い上げの25歳以下の学生を対象に、同時購入のボントレガー製品から¥5,000を割引します。ライトやポンプ、ロックといった自転車通学の必需品をお得に揃えることができる非常にお得なキャンペーンとなっています。
 
【 キャンペーンサイト 】
https://e.trekbikes.com/t/l?ssid=357&subscriber_id=aniuquvhutbvbrxkxcpjoxutgyjhbek&delivery_id=bgercoafrnnjwidgnosketqwmcvxbpp&td=3HkwHfUsxFF4ZqABHTRsZgSqmldpEMFMXffusrO6a5pFGnF1XrZftNRyl-PoZW4ypr3ZeHo9apteFJNLBnJWeQUsXbACCFr2HtgeayV-eiRkvAd51AQbjiZ3AGuHXN0lLB8iAZMhhzTpomIkLSHZ8Sg7BvmVrWFXzeDo66KlsRf0IwXV9bEhG4p3sbKSvAu-R9__P4hfBunt5Po0Rqu36tyDOUGJcEzigTeIUJ9nFB5InCIKQchFB5ujZQkgeSH8wVOWS40TKXglQ
 
 
 
[ ソース ]
トレック・ジャパン