【カワサキ】公道オフローダーとして『KLX230』が新たに登場! 心臓部は空冷4ストローク SOHC 2バルブ。

このご時世にまさかの、オールニュー・オフロードバイクの登場である。新品で250cc以下のオフロードバイクが買えるのは嬉しいことで、簡単に仕様などを見てみたい。

カワサキはまったく新しいモデルとして、乗り手を選ばずオフロードライディングが楽しめる空冷4ストローク単気筒モデルのKLX230を、新発売する。
 
 
< リリースより >
【 KLX230 】
 

カワサキ KLX230 2020年モデル/48万6,000円(税込)/カラー:ライムグリーン

 
KLX230は、誰もがオフロードライディングを楽しめるようにエンジンとフレームが一から新設計され、ライダーをオフロードの楽しさへと誘います。

空冷4ストローク232cm³単気筒エンジンは低中回転域からの力強いトルクを生み出し、シンプルな構造が、高い信頼性を実現。そして、コンパクトなペリメターフレームは、オフロードライディングでの操縦安定性を実現しています。

また、KXシリーズで培った技術を踏襲し、人間工学に基づきマシンコントロール性が高いスリムさやアグレッシブなデザインを採用。フロント21インチ、リヤ18インチのホイールを装備したこのモデルは、カワサキ初となるデュアルパーパスABSを採用し、軽量、パワフル、扱いやすさという特徴と相まって、オフロード走行における理想的なパートナーです。
 

カワサキ KLX230 2020年モデル/48万6,000円(税込)/カラー:エボニー

 
■主な特長
・低中回転域で力強いパワーとスムーズなトルク特性を持つ、空冷4ストローク232cm³単気筒エンジン
・誰もがオフロードを楽しめるよう設計された、軽量コンパクトで低重心なペリメターフレーム
・オフロード走破性を高めた、ロングストロークサスペンションとホイール
・オンロード・オフロードどちらにおいても、ライダーが安心して走行できるようにサポートするデュアルパーパスABS
・アグレッシブなイメージと、オフロードにおけるライダーの自由度を高めたスタイリングとフラットなシートデザイン
・扱いやすく軽快なハンドリングを実現する1,380mmのショートホイールベース
・快適なクルージングを可能にする、6速トランスミッション

■アクセサリー
・ETC2.0車載器キット(取付には別途リヤキャリアが必要です)
・リヤキャリア
・ハンドガード
・スキッドプレート
・ハンドルバーパッド(KLXロゴ)
・ファットバーハンドル
・ブラックアルマイトリム
・フレームカバー
 

カワサキ KLX230/2020年モデル用ハンドルバーパッド。(4,048円)ノーマルのハンドルはスチール製になる。

カワサキ KLX230/2020年モデル用ファットバーハンドル。(1万2,320円)ファットタイプだとツインウォールやアルミ製を連想するが、これはスチール。重さにデメリットはあるが、激しい転倒でアルミのように破断せず曲がるので、生還性には利がある。
カワサキ KLX230/2020年モデル用スキッドプレート。(1,617円)金属製と樹脂製で賛否分かれるが、樹脂製のメリットは軽量なことと滑り易さ。純正なので、オイルドレンホールはもちろん備わる。

カワサキ KLX230/2020年モデル用リヤキャリア。(1万7,380円/積載重量 3kg)純正ならではのフィット感が素晴らしい。これに追加するかたちで、ETC2.0車載器キットをONすることが可能。これは純正アクセサリーらしく、ハンドルマウントタイプではなく外観を損なうことがないKLX230 専用の、アンテナ分離型 ETC 車載器キットになる。(4万5,980円)

 
モデル情報
車名(通称名)/KLX230
マーケットコード/KLX230ALF
型式/2BK-LX230A
価格/48万6,000円(税込)
カラー(カラーコード)/ライムグリーン(GN1)、エボニー(BK1)
発売予定日/2019年10月15日
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※メーカー希望小売価格は2019年7月現在の消費税8%を含む参考価格です。
※当モデルは川崎重工業株式会社の海外工場PT. Kawasaki Motor Indonesia(KMI)で日本向けに生産された車両です。
※当モデルはABS装着車です。
※実際のモデルはフロント・リヤのウインカーがクリアレンズで形状が異なります。またABS、ヘルメットロックが標準装備です。
 
 
低中回転域を重視して新たに開発された、フューエルインジェクション搭載の4ストローク232cm3単気筒エンジン。空冷とSOHC 2バルブというシンプルな構成で、多くのメリット面を選んだ結果という。空冷エンジンは水冷エンジンに比べ部品点数が少なく済み、軽量コンパクトな車体構成に貢献するのは事実だ。一方、ハイパワーや排ガスコントロールは難しくなる傾向がある。

カワサキのオフロード車に於ける代名詞とも言えるペリメターフレームは、完全新設計でコンパクト且つオフロードライディングでの操縦安定性を実現。様々な状況下におけるテスト走行からのフィードバックを活かし、エンジンとフレームのバランスが、幅広いライダーが楽しめるように設定されている。
KX シリーズのアグレッシブ・イメージのボディワークに合わせ、楕円断面形状のテーパーサイレンサーを採用。設計にもよるが、後輪がフルボトムした時に干渉しないメリットもある。エンジンと繋がるエキゾーストパイプは、低中回転域でのエンジンパフォーマンスを高める狙いの長さで設定され、モトクロッサーにも多いロングスタイル。
1,380mm のショートホイールベースを採用し、扱いやすい軽快なハンドリング特性としている(KLX250は、1,430mm)。サスペンションは、フロントが ø37mm のテレスコピック式でストローク長は 220mm。リヤのニューユニトラックサスペンションは 223mm のストローク長を持つ。窒素ガス封入式リヤユニットは、ライダー体重やタンデムライダーの有無に合わせプリロード調整が可能。
エンジンは、トルクを重視したボア×ストローク比とし、低中回転域から豊かなトルクを発生。車体を力強く前に進めるとともに、低速域で優れたコントロール性能を発揮する。フューエルインジェクションはø32mm のスロットルボディを持ち、緻密なスロットル制御を実現。低速域でのコントロール性能にも貢献。バランサーシャフトを導入し、空冷単気筒でイメージしがちな振動を低減させ、快適性に寄与。
カワサキ初のデュアルパーパスABSを、ボッシュ社と共同開発。このシステムは、オンロードとオフロードどちらの路面においても安全に停止できるようブレーキを制御。ビギナーライダーの安心走行をサポートする。ダート路面での作動やロック挙動が気になる。
シンプル構造の空冷エンジンと操縦安定性に優れるペリメターフレームを同時開発したことで、コンパクトなパッケージを実現。また、KXシリーズと同様のフラットなシートデザインを採用し、ライディングポジションの自由度を高めている。
フロント21インチ、リヤ18インチのアルミ製ホイールを採用。サスペンションは、前後ともにロングストロークタイプを搭載し、最低地上高は 265mm を確保。快適なオフロードライディングに貢献している。気になるシート高は、885mm。2016年に生産終了したKLX250が 890mm なので、低めとは言い難い。
同社のオフロードモデルでよく使われる言葉に「エルゴノミクス」があるが、KLX230も同様。フレームは、形状的にも機能的にも脚でホールドしやすいように設計されていて、優れた車体コントロール性能を実現。シュラウド、シート、サイドカバーのつなぎ目も滑らかになっていて、マシンのコントロール性を高めるとともに、ライダーの動きやすさも高めている。
かつてのオフロードバイクはヘッドライトがとにかく暗かったが、それも過去の話。明るさを第一に設計された大型・大光量仕様で、60/55Wランプが夜間走行時の優れた視認性を実現する。
メーター周りは、大型液晶パネルを採用した、視認性の高いデジタル表示のインストゥルメントパネル。液晶パネルにはスピードメーターのほか、オドメーター、デュアルトリップメーター、燃料計、時計を表示。ディスプレイ横には各種インジケーターランプを備えているが、ABS作動ランプはないようだ。
フューエルタンクは7.4リットルの容量を確保し、優れた航続距離を実現。1回の給油で長時間のライディングを楽しむことができる。公表燃費は少なめで33.4㎞/Lなので、200kmは走れる計算。素材は、同時発売のKLX230Rの樹脂に対し、こちらはスチール製。

左サイドカバー内側にツールボックスが備わり、その中に応急処置に必要な工具類が入っている。ワンキーシステムを採用し、左サイドカバーはイグニッションキーで施錠・解錠が可能。オフロードバイクでは定番の装備であるが、ダートを含むロングツーリング時は、予め使い勝手などを確認しておくのがベスト。機能は問題なくても必要な部品に気が付くことが多いからだ。

 
 
 


※編集部より:

新時代を見据えたオールニュー・オフロードバイク?!

 
 このご時世にまさかのまさかの、オールニュー・オフロードバイクの登場である。「海外で以前から販売していたモデルの国内仕様でしょ?」と思うかもしれないが、そちらの広報資料を見ても、ここ数年では初のモデルとなる(北米も同じ2020年に導入)。

 つまり、生粋の“新生”オフロードバイク、旧い表現で言えばデュアルパーパスモデルとなるのだ。開発から発売に至る経緯は解らないが、どうにも活況が見出だせない国内二輪業界に於いて、カワサキのささやかな良心と言えるのかもしれない。(いや、意地?)

 いずれにせよ、新品で250cc以下のオフロードバイクが買えるのは、どうにも嬉しい。ここは素直に喜んで、簡単に仕様などを見てみたい。

気になるシート高の難易度

 
 まず、排気量は型番通り232cc。機構は、空冷の4ストローク・単気筒とベーシック。250ccにしなかったのは、パワーよりもサイズ&重量を抑えたかったからと予想する。また、コンペティションでなければオフロードは排気量=性能ではないので、気にしなくてよい。驚くのは、エンジンも、その受けとなるフレームも完全新設計であることだ。どこにそのような余裕が……。穿った見方をすれば、長期的視野も含め回収の見込みがあるということだろう。当然、他のモデルへの転用は考えられる。

 ただ、明らかなのは、そうまでして新しいエンジンとフレームを本モデルに投入したかった、ということだ。最良なオフロードバイクを作りたい、という想いがそこにあったことは想像に難くない。純粋にワクワクする。

 ホイールサイズは、オフロードバイクでは定番のフロント21インチ、リヤ18インチ。タイアの選択肢、走破性にメリットあることは言うまでもないが、デメリットはシート高。キャプションでも触れたが、KLX230は885mm。KLX250が890mmなので、苦労して新エンジン&フレームを開発した割には、高い。シート自体のスリムさもKLX250が幅広い、ということはないので、足着き性は優良とは言えない筈だ。セルモーター始動なのでオフロードで再始動困難、というシチュエーションにはならないが、シートに適切な荷重を掛けて登坂が必要な場合や、傾斜角がきついウッズセクションなどで転倒後に跨がろうとする時は、相当にしんどいと思う。
 

参考:2016年発売のKLX250ファイナルエディション。

 

メーカーがどこまでの使用用途を考えているのか気になる

 
 なぜそのようなことを気にするのか、と言うと、KLX230はデュアルパーパスであるので公道走行はもちろん可能で、するとナンバー付き車輌必須のオンタイムエンデューロでの活用が期待できるからだ。
 

 
 新車で買えるハイパワー高性能マシンは内外含め多くあるが、整備のサイクルや部品代の高さといったランニングコスト。なによりも、そもそもの車輌価格を考えるとそれらは容易に買えるマシンではなく、また、せっかく買っても日常の足として使い易いか、と言ったらそれはまずない。

 そう考えた時、日常は通勤や生活の足として、たまの週末に林道ツーリングやアタックツーリング。頑張ってオンタイムエンデューロ、となると、イージーな選択肢は現状、ホンダCRF250Lとヤマハ セロー250しかない。重ね重ね、オフロード走行はパワー必須ではないので、それ以外の諸項目を比較してみた。

< KLX230 CRF250L セロー250 の順 >
シート高/ 885mm 875mm〔830 TypeLD〕 830mm
車両重量/ 134kg 144kg〔143 TypeLD〕 133kg
最低地上高/ 265mm 255mm〔210 TypeLD〕 285mm
燃料タンク容量/ 7.4L 7.8L 9.3L
価格/ 48万6,000円 49万7,880円 56万4,840円

参考で最大トルク/ 19N・m(1.9kgf・m)/6,100rpm 23[2.3]/6,750(N・m[kgf・m]/rpm) 20N・m(2.1kgf・m)/6,000r/min

 どうであろうか? やはり、シートは高い。排気量的には低く作れそうなのだが、転用を考え徹底的なローダウン仕様にはできなかったのかも、と考えてしまう。ローシートで有名なセローがひとり勝ちなのは当然としても、もったいない(セローもSOHC)。サスペンションは柔らかいのかもしれないが、セローもそこは一緒なので、1G’を考慮してもこの差は無視できない。

早い試乗記を頑張りたい

 
 翻って、重量面では頑張っている。筆者はKLX230以外、乗った経験があるが確かにCRF250Lは実感として、とても重い。ある意味、「ルックス車」とまで言ってしまいそうな扱いづらさがある。重心位置も重要ではあるが、KLX230は少なくとも数値上はセローと同等なので、心配は低い。公道や林道ではモトクロスのように過激にマシンを振り回すことはないので、サイレンサー位置や重量は黙殺する。現代は、それよりも騒音や排ガスのほうが重要である。

 オフロード走行では燃費が悪化するのでガソリンタンク容量は気になるが、これは大丈夫そう。セローはある意味、凄いが。価格は、排気量を考えれば最安なのは当たり前だが、オフ車はとにかく各部の消耗&交換が激しいので、イニシャルコストは低いに越したことはない。
 

カワサキ KLX230 2020年モデル/48万6,000円(税込)/イメージ

 
 総じて見れば、全体的なバランスは良い印象。後発なので当然だが、「コスト、コスト」ととにかく日々うるさい昨今。後出しジャンケンが必ずしも成功しない世の中であり、様々な条件を勘案してできあがった一台なのだろう。

 早いうちに試乗インプレッション記事もお届けしたいと思う。ご期待あれ。(やかん)


 
 

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【カワサキ】KLX230 / Rの全貌と魅力を紐解く、特濃試乗インプレッション&開発者インタビュー (導入編)
 
 
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【マウンテンバイク】UCI マウンテンバイク ワールドカップ ダウンヒル 2019年 第1戦 Maribor(SLOVENIA) 結果&データ。

2019年のUCI マウンテンバイク ワールドカップ ダウンヒルが、いよいよ開幕した。

【マウンテンバイク】UCI マウンテンバイク ワールドカップ ダウンヒル 2019年 第1戦 Maribor(SLOVENIA) 結果&データ。

 

 2019年のUCI マウンテンバイク ワールドカップ ダウンヒルが、いよいよ開幕した。初戦は、スロベニアのマリボル。今シーズンは、チーム移籍や新チーム発足など例年にない賑やかさで、世界的にダウンヒルバイクの売上げが振るわない中、『観る』スポーツとしては海外では定着しているようだ。

 また、昨シーズン後半あたりから下り系レースで見られ始めた前後異径のBIKEが浸透し始め、今戦トップ2はこの仕様。具体的には、フロントが29インチ、リアが27.5インチとなっており、走破性に優れるがクイックコントロールに癖がややあると言われている29インチを前に持って来て、リアに26インチに完全に取って代わった27.5インチを着けることで、全体的に難易度が引き上げられているハードセクションの攻略に役立てようという思惑であろうか。

 ただ、BIKEによって29インチをベースに、一品物のリンクでジオメトリを合わせているようだ。もっとも、オフロードモーターサイクルでは古くから、フロント21インチ、リア19 or 18インチの方式を採っており、動力に違いはあれど、有利なスタイルなのかもしれない。今大会は出走してないGTファクトリーレーシングのマーティン・マエズも、昨シーズン、異径BIKEで好成績を収めている。海外では、97.5BIKE(er)などと、早くも呼ばれているようだ。

 

Amaury Pierron performs at UCI DH World Cup in Maribor, Slovenia on April 28th, 2019 // Bartek Wolinski/Red Bull Content Pool

 

 

 

DOWNHILL 1
Maribor(SLOVENIA) – 28 APR 2019
Results Final Men Elite

順位 ゼッケンナンバー 氏名(国籍) 年齢 UCI MTBチーム タイム(差)

1 7 Loic BRUNI / ロイク・ブルーニ(FRA) 25 SPECIALIZED GRAVITY 02:31.141 ※29/27.5前後異径
2 2 Danny HART / ダニー・ハート(GBR) 28 MADISON SARACEN FACTORY TEAM 02:59.243(+0.404) ※29/27.5前後異径
3 3 Troy BROSNAN / トロイ・ブロズナン(AUS) 26 CANYON FACTORY RACING DH 02:59.603(+0.764)
4 16 Charlie Harrison / チャーリー・ハリソン(USA) 22 TREK FACTORY RACING DH 02:59.767(+0.928) ※チーム初参加
5 21 Matt WALKER / マット・ウォーカー(GBR) 20 MADISON SARACEN FACTORY TEAM 03:00.449(+1.610)
6 11 Aaron GWIN / アーロン・グイン(USA) 32 INTENSE FACTORY RACING 03:00.734(+1.895) ※チーム移籍
7 1 Amaury PIERRON / アモリー・ピエロン(FRA) 23 COMMENCAL / VALLNORD 03:00.896(+2.057)
8 14 Mark WALLACE / マーク・ウォレス(CAN) 24 CANYON FACTORY DOWNHILL TEAM 03:01.143(+2.304)
9 5 Laurie GREENLAND / ラウリー・グリーンランド(GBR) 22 MS MONDRAKER TEAM 03:01.218(+2.379)
10 22 Dakotah NORTON / ダコタ・ノートン(USA) 27 UNIOR/DEVINCI FACTORY RACING 03:01.890(+3.051)

※以下、編集部として拾っておきたいチーム
25 17 Marcelo GUTIERREZ VILLEGAS / マルセロ・グティエレス(COL) 29 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAM 03:05.058(+6.219)
26 9 Gee ATHERTON / ジー・アサートン(GBR) 34 ATHERTON BIKES 03:05.196(+6.357) ※オウンチーム立ち上げ初年度
27 24 Adam BRAYTON / アダム・ブレイトン(GBR) 31 HOPE TECHNOLOGY 03:05.351(+6.512)
40 123 Matthew SIMMONDS / マット・シモンズ(GBR) 32 CANNONDALE FACTORY RACING 03.06.907(+8.068) ※ファクトリーレーシング復活初年度

グレッグ・ミナーは予選での順位が63位で、昨シーズンあまり出走していない影響でプロテクトが使えず、予選落ち。

 

Aaron Gwin performs at UCI DH World Cup in Maribor, Slovenia on April 28th, 2019 // Bartek Wolinski/Red Bull Content Pool
Finn Iles performs at UCI DH World Cup in Maribor, Slovenia on April 28th, 2019 // Bartek Wolinski/Red Bull Content Pool
Gee Atherton performs at UCI DH World Cup in Maribor, Slovenia on April 28th, 2019 // Bartek Wolinski/Red Bull Content Pool
Brook MacDonald performs at UCI DH World Cup in Maribor, Slovenia on April 28th, 2019 // Bartek Wolinski/Red Bull Content Pool
Loic Bruni performs at UCI DH World Cup in Maribor, Slovenia on April 28th, 2019 // Bartek Wolinski/Red Bull Content Pool
Charlie Harrison, Danny Hart, Loic Bruni, Troy Brosnan and Matt Walker are standing on the podium at UCI DH World Cup in Maribor, Slovenia on April 28th, 2019 // Bartek Wolinski/Red Bull Content Pool

 

 

 

 

UCI

 

【AMAスーパークロス】2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第13戦 ヒューストン 結果&データ。

2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第13戦 ヒューストン 結果&データ。

 

Photo/Simon Cudby
現状、最もシリーズタイトルに近いクーパー・ウェブ(Red Bull KTM)が、ここでもその強さを見せ付けた。僚友のM・ムスキャンも総合2位だが、脅かすところまでは迫っていない。

 

2019年3月30日(土)・決勝
開催地:テキサス州ヒューストン
会場:NRGスタジアム

順位 ゼッケンナンバー 氏名 マシン M1-M2-M3順位

450SX
1 2 クーパー・ウェブ KTM 450 SX-F Factory Edit 2-1-3
2 25 マービン・ムスキャン KTM 450 SX-F Factory Edit 5-3-1
3 15 ディーン・ウィルソン ハスクバーナ FC450 3-2-5

※本戦は、2018年に導入された決勝3レース制(トリプルクラウン・フォーマット)が採用された為、タイムの代わりに各レースの順位を表記(2019年は3回目で、今回がラスト)。

 

Photo/Simon Cudby
昨シーズンのタイトルホルダーであるJ・アンダーソンの負傷代役として、シリーズ途中から抜擢されたディーン・ウィルソン(Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing)が、ここで奮闘。総合3位を獲得。
今期3回目のトリプルクラウン開催となった、本ラウンド。ケン・ロクスン(Team Honda HRC)は、予選/レース1と好調を見せるが、レース2で他車との接触転倒で負傷、リタイアとなってしまう。それでもシリーズランキングを見据え、レース3は出走。
完全に負の連鎖に嵌ってしまった、Monster Energy Yamaha Factory Racing Team。エース格ながら負傷続きのジャスティン・バーシアは、レース2の最中、フープスで大きなクラッシュを喫し、肩を再び痛めリタイア。
負傷欠場しているA・プレシンジャーの代役であるジョシュ・グラントは、やはりレース2でトリプルのジャンプで転倒&負傷。自身の役割を理解し再走を試みたが、怪我の度合いは酷くリタイア。エース2人がレース3を諦める結果に。

 

 

250SX
1 34 ディラン・フェランディス ヤマハ YZ250F 2-1-2
2 31 RJ・ハンプシャー ホンダ CRF 250 3-2-4
3 39 コルト・ニコルズ ヤマハ YZ250F 5-4-1

 

ヤマハ勢にとっては唯一の好材料である、250SXライダーの大活躍。本ラウンドは、#34 ディラン・フェランディス(Monster Energy Star Yamaha Racing)が優勝し、シリーズ2連勝を飾った。チームメイトの#39 コルト・ニコルズも、総合3位に入る力強さを見せた。

 

 

AMA Pro Racing

 

【AMAスーパークロス】2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第12戦 シアトル 結果&データ。

2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第12戦 シアトル 結果&データ。

 

Photo/Simon Cudby
2連勝を決めた、マービン・ムスキャン(Red Bull KTM)。が、赤旗を無視したとして、7ポイント減点のペナルティが科された。このラウンドは、シリーズランキングを猛追したいE・トマックとK・ロクスンがポディウム圏内だが、ムスキャンのアドバンテージはまだ揺るがない。

 

2019年3月23日(土)・決勝
開催地:ワシントン州シアトル
会場:センチュリーリンク・フィールド

順位 ゼッケンナンバー 氏名 マシン タイム/差

450SX
1 25 マービン・ムスキャン KTM 450 SX-F Factory Edit 20:50.835
2 94 ケン・ロクスン ホンダ CRF450R +02.361
3 3 イーライ・トマック カワサキ KX450 +07.407

 

ここ終盤になって、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)の歯車が再び噛み合って来たようだ。ヒート1からの好調のままメインレースもスタートから快走を続け、2位フィニッシュ。シリーズランキングの望みを繋いだ。
苦戦が続く、Monster Energy/Yamaha Factory Racing Teamの450SXクラス。怪我が癒えていないジャスティン・バーシアは、再度のクラッシュ。代役のJ・グラントに至っては、予選落ちの結果。

 

 

250SX(ウエスト)
1 34 ディラン・フェランディス ヤマハ YZ250F 16:22.024
2 92 アダム・シアンサルーロ カワサキ KX 250 +00.571
3 64 ジミー・デコティス スズキ RM-Z250 +23.247

 

再びウエストに切り替わった250SXでは、Monster Energy/Star/Yamaha Racingのディラン・フェランディスが、自身初となる本クラス初勝利をあげた。フェランディスはフレンチライダーだが、ヤマハだとD・ビーラマンを思い出す。
©Suzuki Motor Corporation 2004-2019
250SXクラスで気を吐くスズキ勢。本ラウンドは、ジミー・デコティス(JGRMX Yoshimura)がオープニングラップからリーダーを快走。その後、スローダウンするも3位フィニッシュ。

 

 

AMA Pro Racing

 

【トレック】まったく新しい衝撃吸収技術『WaveCel』を搭載したヘルメット、2種発売に。

トレック・ジャパンは、2019年3月20日、サイクリングヘルメットの安全性に寄与する衝撃吸収技術『ウェーブセル』を搭載したモデルを、ボントレガーブランドから発売する。
 
 

BONTRAGER WaveCel

 
< リリースより >
まったく新しい衝撃吸収技術「WaveCel」

2019年3月20日、この度トレック・ジャパンは、サイクリングヘルメットの安全性を飛躍的に高める衝撃吸収技術WaveCel(ウェーブセル)を搭載したヘルメット2モデルを、ボントレガーブランドから発売いたします。WaveCelとは、ヘルメットの内側に設置されたまったく新しい衝撃吸収技術のことで、本製品は世界で初めてWaveCelを搭載した製品となります。
 
■サイクリングヘルメットにおけるプロテクション
一般的なEPSフォーム(発泡スチロール)のヘルメットは、主に頭部に垂直にかかる衝撃を吸収し、頭蓋骨骨折を防ぐことを想定して開発されています。しかし現実世界では、サイクリング中に転倒した場合、頭部が斜め方向で地面に衝突し、回転やひねりの力によって脳が揺さぶられることで、脳震とうや後遺症につながる脳障害が発生します。こういった脳へのダメージの多くは、頭蓋骨骨折を伴わず、頭蓋骨の内部で発生することがわかっています。トレックは、このダメージを最小化することこそがサイクリングヘルメットに求められる最も重要な性能であると考え、より安全なヘルメットを提供するため、外部研究機関と綿密に連携しながらヘルメットの開発を進めてきました。

■WaveCelの機能
WaveCelは、頭部にかかる斜めの衝撃を吸収することを目的に開発されました。衝撃を受けると、WaveCelのレイヤーが独立して動き、セル構造が変形し、潰れた後に横方向へ滑り、頭部にかかる衝撃を積極的に吸収します。WaveCelは、一般的なサイクリングでの転倒を想定した実験*において、軽度の脳障害の発生を1.2%に抑えます。なお、従来のEPSフォームヘルメットにおいては、同条件での実験で、軽度の脳障害の発生が58.2%、WaveCelと同じく斜めの衝撃を吸収するために開発されたスリップライナー「MIPS(ミップス)」を搭載したヘルメットにおいても、34.2%に留まり、WaveCelは他製品と比べ、圧倒的なプロテクションパフォーマンスを提供します。
*本実験は、標準的なEPSフォームのヘルメットと、WaveCelを取り付けた同一のヘルメットを、秒速6.2m、斜め45度の衝突で生じるAIS スコア2の怪我(脳震とう~軽度の脳障害)の発生確率を比較

WaveCelは、衝撃を緩和する為に「曲がる」→「潰れる」→「滑る」の3ステップをおこなう。
秒速6.2m、斜め45度で生じる、AISスコア2(中程度)の脳障害の発生確率。※トレック資料より

■WaveCelの今後の展開
トレックは、米APEXバイオメディカルが開始したWaveCelの技術研究に初期段階から協力してまいりました。今回発売されるヘルメットは、世界初のWaveCelが搭載された製品となります。今後、他のスポーツやアクティビティ用のヘルメットにおいて、WaveCelの技術が搭載された製品が発売予定です。

WaveCelは、約50gだけ重くなるという。代わりに、安全性は大幅に向上する、とのこと。
トレックの言い分では、より速く走る人ほどWaveCelの必要性は高まるという。

■トレック・バイシクル アメリカ本社 社長 ジョン・バークのコメント
「より多くの人にバイクに乗ってもらうには、ライドをより安全で身近なものにしなければならない。WaveCelは、今までデザインされた中で最も発達したヘルメットテクノロジー。これを搭載したヘルメットこそが、ライドをより安全にし、誰でも楽しめるものにする」
 
■ボントレガー WaveCel ヘルメット ラインアップ
1.XXX WaveCel Road Helmet(トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット)
・エアロダイナミクスや軽量性を重視したハイエンドモデル。
・価格/3万4,000円(税込)
・サイズ/S/M、M/L
・カラー/Black, White, Red, Visibility Yellow, Azule, Purple Phase
・アジアフィット 2019年4月下旬予定 ※トレックツイッターアカウントによると、ゴールデンウィーク明けの入荷を予定

ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット Black
ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット White
ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット Red
ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット Visibility Yellow
ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット Azule

ボントレガー トリプルエックス ウェーブセル ロード ヘルメット Purple Phase

 
2.Specter WaveCel Road Helmet(スペクター ウェーブセル ロード ヘルメット)
・日常的なサイクリングを目的としたミドルグレードモデル
・価格/2万1,000円(税込)
・サイズ/M、L
・カラー/Black, White, Red, Visibility Yellow
発売中

ボントレガー スペクター ウェーブセル ロード ヘルメット Black
ボントレガー スペクター ウェーブセル ロード ヘルメット White
ボントレガー スペクター ウェーブセル ロード ヘルメット Red

ボントレガー スペクター ウェーブセル ロード ヘルメット Visibility Yellow

 
 
 


※編集部より:
 近年、ヘルメットに於ける新技術の流れは従来の、「衝撃を吸収する」ものに加え、それを「受け流す」方向に変わってきている。これは、今回のトレックのリリースにあるように、二輪に於ける頭部へのインパクトはひとつの方向からのみではなく、そもそも対象が動き続けていることに起因する。
(これを、直線加速度と回転加速度という。)

 その観点から、スポーツサイクルよりもスピードが上がるモーターサイクル用では、例えばアライヘルメットは古くから、ヘルメット外装を極力、張り出しのないたまごのようなカタチにし、路面に接触した際、滑っていくことで衝撃を逃がす、というコンセプトを継続している。

 ショウエイについては、MIPSではなく独自のM.E.D.S.を使うことで、やはり回転加速度の低減を図っている。

ショウエイが新開発した独自の衝撃吸収構造『M.E.D.S.』(Motion Energy Distribution System)。インサートライナーがスイングし、頭部を衝撃吸収ライナーへ沈めることにより回転方向のエネルギーを吸収する。*画像はイメージ。

 乗員の安全性により敏感で先進的なアメリカでは、最近ではAISという新技術を取り入れたヘルメットも登場しており、二輪用ではフライ レーシングがフォーミュラというフルフェイスヘルメットを発売開始する。

二輪用ではフライレーシングが新しく採用する、AIS(ADAPTIVE IMPACT SYSTEM)。スノーボードなど他の分野では、採用済み。

 筆者が過去に雑誌で検証記事を組んだ時の経験としては、人間の頭部はたいへんに脆いものでありながら、二輪に乗車状態では最も高い位置に存在し、転倒時にそこに加わる衝撃は常人の想像を遥かに超えるものである。
(あの高さから地面に打ち付けられる為。)

 また、上記にもあるように、実は損傷よりも衝撃によるダメージによる死亡の方が、圧倒的に多い、という医療機関のデータがある。
(今回のトレックの資料によると、「自転車事故による脳障害の90%は頭蓋骨の破損なしで発生している」。)

 その時の実感として、また当時の技術ではまだEPSフォームしかなかったが、「こんなチープな物でも被らないより格段マシ」、であった。モーターサイクル用ではグラスファイバーなどを主体とした高い弾性と引張強度を持つ有機繊維を使い、それを積層した構造によりガッチガチの高強度シェルを実現しているのに対し、スポーツサイクル用は恐ろしく脆弱であったが(今でもそうだが)、極端なハナシ、帽子1枚でも被っていただけでかなり違う、とも言われる人間の頭部である。例え、発泡スチロールでもあれだけの厚みがあれば、違いは明白である。

 もちろん、スポーツサイクルで重量のある、また空気が抜けて行きにくい構造のヘルメットが倦厭されるのはよく解る。であれば、今回のウェーブセルのような構造は歓迎されるべきであろう。現在、MIPSを筆頭にヘルメットの考え方はひとつの転換期を迎えつつある(理論としては以前からあったが、技術がなかった)。「たかが自転車の転倒」、と思うかもしれないが、状況によってはその惨事はとんでもないことになる。先に述べたように、外傷はなくとも脳は強いダメージを受け、帰らぬ人になることは多々ある。よしんば死ななくとも、一生、植物状態、全身不随になったらどうだろうか。家族は? 身内は? そう考えたら、決して疎かにはできない筈だ。

 諸手を挙げてウェーブセル商品を推すことは勿論ないが、これを機に、自転車(特に、スピードが上がるスポーツサイクル)に於いて、ヘルメットの重要性を今一度、見つめ直してもらいたい。

△古い雑誌ですが、バイシクルナビNo.3 146ページから、はとても参考になります。(やかん)


 
 
[ ソース ]
トレック・ジャパン
 
 

【ショウエイ】VFX-WRにレプリカモデル、『ブレイトン』が追加に。

ショウエイのオフロード用ヘルメットの新型であるVFX-WRに、レプリカモデルが追加されることとなった。
 
 
< リリースより >
VFXシリーズのアグレッシブで斬新なスタイリングを継承し、SHOEIの新技術を注ぎ込み革新的進化を遂げたVFX-WRに、Justin Brayton選手のレプリカモデル”BRAYTON”(ブレイトン)を新たにラインナップ。
 
【 VFX-WR BRAYTON 】(ブレイトン)
価格/6万円 (税別)
規格/JIS規格、MFJ公認
カラー/TC-1(RED/BLACK)
サイズ/S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm)
構造/AIM+(AIM+:Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber)
強靱なガラス繊維と3次元形状とした有機繊維の複合積層構造を基に、高い弾性性能を持つ高性能有機繊維をプラス、軽量でありながらも剛性弾性に優れる高性能なシェル構造。
付属品:バイザー、バイザースクリュー、布袋、マッドガード、バイザー反射防止シート
2019年5月発売予定
 

SHOEI VFX-WR BRAYTON TC-1

SHOEI VFX-WR BRAYTON TC-1

ジャスティン・ブレイトン選手。

 
 
[ 問い合わせ先 ]
問い合わせフォームより
http://jp.shoei.com/inquiry/ja/form.php
 
 

【AMAスーパークロス】2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第11戦 インディアナポリス 結果&データ。

2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第11戦 インディアナポリス 結果&データ。

 

Photo/Simon Cudby
トラックウォークの時点でパッシングポイントの少なさに声が上がっていたが、マービン・ムスキャン(Red Bull KTM)にとってはホールショットを決めたことで、有利なレース運びになった。

 

2019年3月16日(土)・決勝
開催地:インディアナ州インディアナポリス
会場:ルーカスオイル・スタジアム

順位 ゼッケンナンバー 氏名 マシン タイム/差

450SX
1 25 マービン・ムスキャン KTM 450 SX-F Factory Edit 21:15.596
2 4 ブレイク・バゲット KTM 450 SX-F Factory Edit +02.449
3 2 クーパー・ウェブ KTM 450 SX-F Factory Edit +05.298

 

強いジャスティン・バーシア(Monster Energy/Yamaha Factory Racing)が、戻ってきた。復帰戦を5位で終え、まずまずの仕上がりをアピール。前戦で負傷したA・プレシンジャーは、かかとを負傷し欠場。
完全に精彩を欠いてしまった、ホンダ勢。ケン・ロクスン(Team Honda HRC)は、例年のような怪我によりシーズンを棒に振ることはないが、長引く風邪などで本調子が出ない様子。シリーズランキングを考えると、ここが踏ん張りどころ。
Photo/Simon Cudby
KTM勢で占められた450SXクラスの表彰台。今期、どこかのラウンドでも見た光景だ。どうだろうか?

 

 

250SX
1 24 オースティン・フォークナー カワサキ KX 250F 16:37.170
2 23 チェース・セクストン ホンダ CRF 250 +06.289
3 32 ジャスティン・クーパー ヤマハ YZ250F +09.098

 

250SX参戦中のジャスティン・クーパー(Monster Energy Star Yamaha Racing)が、激闘の末に今期4回目となるポディウムフィニッシュを果たした。僚友のM・オルデンバーグも4位でフィニッシュし、ヤマハ勢にとっては良いニュース。

 

 

AMA Pro Racing

 

【マウンテンバイク】『マウンテンバイク教室@つくで手作り村』を開催。

< 主催者告知文より >
 イベントのお知らせです!

 愛知県新城市にある道の駅『つくで手作り村』にて、マウンテンバイク教室を2日間、開催します。

日時/2019年3月24日(日) 午前10時〜
 同3月31日(日) 午前10時〜

 手作り村では、マウンテンバイクの貸出を始めることとなりました!
 4時間 2,000円、8時間 3,500円 となっており、作手の綺麗な空気と景色、歴史に四季を感じて貰えたらと思います。

 先立ちまして、自転車を提供して下さった作手のマウンテンバイク サロン、サローネデルモンテ店主・鎌苅さんを迎えまして、マウンテンバイク教室を開催致します。
 3/24、3/31 の2日間、いずれも受付開始 9:30~10:00。
 教室開始 10:00~11:30となっております。

両日とも、午前中、約2時間ほどのレッスンです。
どなたでも参加できます。

 参加料は、1,000円。1教室につき定員15名、ヘルメット、自転車のレンタルは先着8名様まで。
 (レンタサイクル料 2,000円)
 かっこいいHAROのレンタルバイクと、ヘルメットもあります(有料・要予約)。

 自転車をお持ちの方は、マイ自転車持参OK!

 少しでも興味があるお客様は、手作り村またはサローネデルモンテさんに、お電話にてお問い合わせくださいませ!

初めてマウンテンバイクに乗る方、興味がある方、小中学生、女の子、親子で、夫婦で、カップルで!

■申し込みは、手作り村
TEL/0536-37-2772
■初めてで不安なので色々質問したい方は、サローネデルモンテ
TEL/0536-37-5151 へ

開催日時・開催期間/
2019年 3月24日(日)10:00~11:30
2019年 3月31日(日)10:00~11:30
雨天中止

 定員になり次第締め切りになりますので、お早めにお申し込みください。

『つくで手作り村』ホームページ

マウンテンバイク教室開催!

【マウンテンバイク】抜群のコントロール性を誇る油圧式ブレーキ《マグラ》 HC3 レバーブレード & HS33R。

掲載日/2019年03月15日  取材・写真・文/やかん

取材協力/サイクルパーツ合同展示会

 

 

マグラ/MAGURA

 ここ日本でも古くから油圧系ブレーキで定評のある、ドイツ(バートウーラッハ)ブランドのマグラ。

 特に注目されたのは、ダウンヒルが脚光を浴びるようになってからで、当時はまだリムブレーキタイプではあったが、とにかく従来のカンチブレーキとは比較にならないストッピングパワーを持つ、との評判は広く知れ渡るようになった。

 その後、Vブレーキが登場したことと油圧タイプは高価であったことから市場規模は縮小傾向になったが、ご存知の通りディスクブレーキが一般化した昨今では、完全復権の趣である。

 全体的に、マグラ製品の価格が引き下がった印象があるのはもちろんのことだが、さらに安価で利きも強烈な油圧式ディスクブレーキが市場に溢れる現況なのに、何故だろうか?

 それは、動力が“人力”と“重力”のみに限定される自転車に於いて、強いストッピングパワーが必ずしもよい、と判断されないからであろう。

 例えば、「制動力」と言われるように、スポーツサイクルでは止まることよりも、動きを制する=減速することが重要視される。エンジン付きのように急減速してからでも一気にトップスピードに持っていけるような加速性や動力性能は、人力ではとても無理だ。

 それぞれのライダーにとっての安全圏ギリギリまで減速できればよいだけで、止まりたい訳ではないのだ。速度を僅か落としたいだけなのに、限りなく0km/hまで落ちてしまっては、レースシーンなどでは致命的でしかない。

 また、地面とのミューが低く、その状態も常に安定しないダート路面を走るマウンテンバイクにとっては、タイアがロックしかねないようなブレーキの効きは歓迎されない。それでは簡単にスリップか転倒するだろう。

 減速はしたい、しかしロックはしたくない、微妙なさじ加減。そして、上体が常に大きく揺れ動くダート路面でも、安定したブレーキ操作をしたい。

 さらに、コース後半で体力が落ちた局面でも、ストレスなく少ない力でブレーキ操作をおこないたい。

 そういった難しい要求をバランスよく満たしているのがマグラのブレーキシステム、ということなのだ。リムブレーキの頃からそうであったが、ストッピングパワーはもちろん、微妙な加減が非常にやり易く、「繊細さ」を高く求めるレーサーやユーザーからの支持が圧倒的な同社。

 多くのメーカーがディスクブレーキをリリースする中、生き残った古参にはやはり意味があるのだ。

 

 

マグラ HC3 レバーブレード 価格/9,000円(1pc・税別)

 掌が小さい日本人にはうれしい、リーチアジャスト機構が付いたモデル。かつ、剛性が非常に高い。利点ばかりでこのレバーに交換したくなるが、注意が一点。
 高剛性ばかりに長時間ライドでは腕に来やすく、たとえばエンデューロレースなどでは不向きなひとも出てくるとのこと。ここ一発や体力に自身のあるライダー向け。

【 仕様 】
MT8/MT7/MT6/MT Trail Carbonに適合
リーチアジャストに加え、独自の機構によるレシオアジャスト(レバー比変更機能)を装備した、高剛性レーシングショートレバー。
ブレーキングパワーとフィッティングをフルに調整する事ができます。(リリースより)

 

マグラ HS33R 価格/1万8,000円(片側・税別)

 じつは、いまだに油圧式リムブレーキはリリースされている。Vブレーキが台頭してからはやや、タッチが「0 or 1」と言われることもあったが、それは昔の話し。代理店によれば、リムタイプでもマグラ特有の良コントロールは維持されているという。

【 仕様 】
アルミレバー(2フィンガー/4フィンガー)
EVO2アダプター付属
重量/449g(片側)
カラー/ブラック・シルバー
Vブレーキ台座に装着できる油圧式リムブレーキ。トレッキングバイク・トライアルバイクに最適。
MTと同じく、マスターシリンダーに超高剛性カーボン素材「カーボテクチャー」を採用。
新設計ラジアルタイプマスターで、繊細なタッチと高いストッピングパワー(前モデルより5%UP)を両立。(リリースより)

フィーリングの向上は、新設計のラジアルタイプマスターに因るところが大きいという。

 

マグラ ヴァイロン ドロッパーシートポスト 価格/6万8,000円(各種・税別)

【 諸元 】
ストローク量/150mm 、 125mm 、 100mm
全長/446mm(150mmモデル) 、 421mm(125mm) 、 396mm(100mm)
重量/595g
取り付け時長さ/56mm 〜 206mm(150mm) 、 181mm(125mm) 、 156mm(100mm)
必要(最低)挿入長/120mm
最大挿入長/240mm
油圧制御 ━ 圧縮エア伸長式(エアは米式バルブで再充填可能)
サドルクランプ/2本ボルト
適合シートポスト内径/30.9mm 、 31.6mm
適合充電コネクタ/マイクロUSB
充電所要時間/約3時間
満充電時動作可能回数/約400回
電波法による技術適合証明取得済
【 付属品 】
・ELECTリモートコントローラー
・ELECTリモートキャップ
・リモコン取り付け用Oリング2種
・リモコン台座ゴム
・充電用マイクロUSBケーブル
・取扱説明書(英語・日本語)
VYRONドロッパーシートポストは、リモートコントロールに電波(ELECTワイヤレスリモートコントロール)を使用した、非常にスマートなドロッパーポストです。
コントロールの通信に電波を使用するので、本体を操作するためのケーブル類が全く無く、取り付け時に手間をかけて配線を行う必要は一切ございません。
本体よりケーブル類が飛び出ていないので、フレーム形状による取り付けの制約がほとんど無く、シートポスト径さえ同じならお手持ちの別の自転車にも簡単に付け替えることができます。
多くの技術革新を持つVYRONドロッパーシートポストは、Design&Innovation Award 2016の金賞を含め、沢山の賞に輝いています。

受信&コントロールユニットは、やぐら部にレイアウトされる。

ワイヤレスELECTリモートコントロールは、ボタンにワンタッチするだけでサドルを落とすことができるばかりでなく、150mm・125mm・100mmの各範囲内で最適なサドル高に調整する事ができます。
シートポストの固定と開放はモーターと油圧バルブによって行われます。ダンピングオイルはMAGURAロイヤルブラッドミネラルオイルを使用しており、長期間メンテナンスフリーでご使用頂けます。
サイズ、操作感ともにやや慣れは必要はある、と感じた。

リモコン(リモートキャップ付き):同梱のキャップをリモコンに取り付けることで、より容易にボタンを押す事ができます。(リリースより)

 

 

取り扱い/エムシー・インターナショナル
06-6318-5000

 

 

【AMAスーパークロス】2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第10戦 デイトナ 結果&データ。

2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第10戦 デイトナ 結果&データ。

 

Photo/Simon Cudby

 

2019年3月9日(土)・決勝
開催地:フロリダ州デイトナビーチ
会場:デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ

順位 ゼッケンナンバー 氏名 マシン タイム/差

450SX
1 3 イーライ・トマック カワサキ KX450 21:28.282
2 2 クーパー・ウェブ KTM 450 SX-F Factory Edit +06.889
3 25 マービン・ムスキャン KTM 450 SX-F Factory Edit +12.291

 

ケン・ロクスン(Team Honda HRC)にとっては3年ぶりとなったデイトナラウンドであるが、やはり2年ぶりになるC・シーリーとなんと2コーナーで接触&転倒。最後尾スタートとなり、8位フィニッシュ。ランキングを4位に後退させてしまった。
僚友のJ・バーシアが再度の負傷欠場の為、ルーキーながらMonster Energy/Yamaha Factory Racing Teamのメインライダーとして今シーズン奮戦して来たアーロン・プレシンジャー。しかしここに来て、彼にもイエローシグナル。メインイベント序盤にクラッシュを喫し、リタイアを余儀なくされてしまった。
Photo/Simon Cudby
Photo/Simon Cudby
本ラウドは珍しいかたちとして、250SXウエストに参戦中のシェイン・マケラス(KTM)が、450SXクラスに250マシンで出場した。チームライダー全員が負傷での不参加による救済措置。結果は、+59.061落ちの12位!

 

 

250SX
1 24 オースティン・フォークナー カワサキ KX 250F 16:53.421
2 23 チェース・セクストン ホンダ CRF 250 +05.906
3 32 ジャスティン・クーパー ヤマハ YZ250F +15.036

 

250SXでは、Monster Energy Star Yamaha Racingのジャスティン・クーパーが、今シーズン3回目となるポディウムフィニッシュ(3位)を決めた。
©Suzuki Motor Corporation 2004-2019
今期のスズキは、250SXでの活躍が目立つ。最終的にはポジションを下げたものの、カイル・ピータース(JGRMX Yoshimura)がオープニングラップのリーダーを飾った。
©Suzuki Motor Corporation 2004-2019
アレックス・マーティン(JGRMX Yoshimura)は、5位でフィニッシュ。

 

 

AMA Pro Racing