参考出品だがハチ張りに見えにくいシルエットが秀逸な、アーバンスポーツヘルメット(URBAN SPORT HELMET)。販売予価、7,150円(10%税込み)。試しに被ってみたところ。この『キノコ具合のなさ』は特筆すべき点だと思った。
どんな自転車に乗る時もヘルメットが忌避される最たる原因のひとつが、あのハチが張ってキノコシルエットになることではないだろうか。このアデプト(ADEPT)のアーバンスポーツヘルメット(URBAN SPORT HELMET)はそれが限りになく抑えられていて、日常使い、通勤などシーンを選ばず選択肢のひとつに上げたいと思った。
【 サスペンションデザイン特徴 】 ・ホイール軌道の最適化による衝撃吸収性向上 旧モデルと比較して、衝撃を後方に受け流すホイール軌道に最適化。連続する障害物でも、減速を最小化して駆け抜けることができます。 例えば、サスペンションが伸びきった状態から、90 mm ストロークした場合、新型フォースでは 10 mm 後方にホイールが移動して前方からの障害物を受け流すことができます。(旧モデルの場合は約 2 mm ) ・ローギア時のアンチスクワット性能を向上 特に、登りのシーンで大きなリアギアを選択している時のサスペンションの沈み込みを抑制。ロングストロークバイクとは思えない登坂力を発揮します。 逆に、ハイスピードで下っている時は、よりペダリングしてもサスペンションの動きを最大限発揮できるように、アンチスクワット量をチューニングしています。 ・限りなくスムーズなサスペンションレバー比 リアサスペンションのストローク量を 55 mm から 65 mm に伸ばしたことで、ストローク全域でレバー比を下げて、サスペンションユニットをスムーズに動かし、性能を最大限発揮。 特に、ストローク初期動作において逆プログレッシブなレバー比にすることで、より自然なスプリングレートになっています。
GT FORCE CARBON FRAME(フォースカーボンフレーム) 36万800円
【 ジオメトリー詳細 】 ・ロングリーチ × ショートステムの設計による、高速走行下での正確なハンドリング。( M サイズ前モデル 445 mm 、新モデル 455 mm 、+ 10 mm ) 78 度のシートチューブアングルで、ヒルクライムのペダリング効率を向上。(前モデル 76 度) ・ヘッドアングルをさらに寝かせて、高速走行時の安定性を向上。(前モデル 65.5 度、新モデル 63.5 度) ・スタンドオーバーハイトを小さくして、悪路での足つき性を向上。( M サイズ 前モデル 750 mm 、新モデル 730 mm ) ・リアセンターを長くして、ハイスピード時の安定性を向上。( M サイズ 前モデル 434 mm 、新モデル 445 mm / 435 mm )*フリップチップで変更可能。
【 フレーム機能 】 ・ラッカス・コントロール エンデューロ走行において気になるチェーンのバタつきによる傷やノイズを抑えるために、フレーム各所にプロテクターを装備。 ・リアエンド・フリップチップ リアエンドにフリップチップを設けることで、リアセンターをライダーの好みに合わせてチューニングが可能。 ・TUBE IN TUBE フルサスペンションに最適化した内装フレームルーティング、『 TUBE IN TUBE 』方式を開発。ケーブルのトラブルを減少させつつ、メンテナンス性も大幅に向上。 ・フレームストレージ サスペンション上のフレームスペースにはお好みのバンドを使って、CO2 ボンベやチューブなどを格納することができます。
参考までに、旧モデルのフォース。
FORCE CARBON PRO(フォースカーボンプロ)
GT FORCE CARBON PRO(フォースカーボンプロ)
価格/65万7,800円(税5万9,800込み) カラー/ダークグリーン サイズ/S(380)、M(410) フレーム/Force カーボン 29” 、ハイピボット LTS サスペンション、160 mm トラベル、Tube in Tube ケーブルルーティング、BSA 73 mm 、Boost 12 x 148 mm スルーアクスル、230 × 65 ショック、ISCG05 フォーク/RockShox Zeb Select+、170 mm 、Boost 15 x 110 mm スルーアクスル、44 mm オフセット リアショック/RockShox Super Deluxe Select+、230 x 65 mm リム/ホイール/WTB ST i29 TCS、32h、チューブレスレディ タイヤ/(F)Maxxis Assegai、29 x 2.5″ 、3C MaxxTerra、EXO+、チューブレスレディ、(R)Maxxis Minion DHR II、29 x 2.4″ 、3C Maxx Terra、EXO+、チューブレスレディ ブレーキ/SRAM Code R、4 ピストン、220 / 200 mm Centerline ローター シートポスト/GT Dropkick、31.6 mm 重量/n/a
FORCE CARBON ELITE(フォースカーボンエリート)
GT FORCE CARBON ELITE(フォースカーボンエリート)
価格/50万3,800円(税4万5,800込み) カラー/タン サイズ/S(380)、M(410)、L(445) フレーム/Force カーボン 29” 、ハイピボット LTS サスペンション、160 mm トラベル、Tube in Tube ケーブルルーティング、BSA 73 mm 、Boost 12 x 148 mm スルーアクスル、230 × 65 ショック、ISCG05 フォーク/RockShox Yari RC、170 mm 、Boost 15 x 110 mm スルーアクスル、42 mm オフセット リアショック/RockShox Super Deluxe Select、230 x 65 mm リム/ホイール/WTB ST i29 TCS、32h、チューブレスレディ タイヤ/(F)Maxxis Assegai、29 x 2.5″ 、チューブレスレディ、(R)Maxxis Minion DHR II、29 x 2.4″ 、チューブレスレディ ブレーキ/TRP Slate T4 M806 油圧ディスク、203 mm ローター シートポスト/GT Dropkick、31.6 mm 重量/n/a
FORCE CARBON FRAME(フォースカーボンフレーム)
組み立て例。
価格/36万800円(税3万2,800込み) カラー/マットブラック サイズ/S(380)、M(410) フレーム/Force カーボン 29” 、ハイピボット LTS サスペンション、160 mm トラベル、Tube in Tube ケーブルルーティング、BSA 73 mm 、Boost 12 x 148 mm スルーアクスル、230 × 65 ショック、ISCG05 リアショック/Fox Factory Float X2 、230 x 65 mm Trunnion、2 Pos-Adj
【 Force カーボン 29 Q&A 】
Q:29 インチのみのラインアップである理由は? A:実際に乗車して行ったテストの結果、フォースのパフォーマンスを最大化できる組み合わせが前後 29 インチだと判断しました。 Q:ダブルクラウンは装着できますか? A:シングルクラウン専用に設計されています。フレームを安全に使用できるアクスルからクラウンまでの最長距離は、591 mm です。 Q:どんなリアサスペンションが使えますか? A:エアー式でもコイル式でも使用できます。 Q:フロントチェーンリングはいくつまで使えますか? A:最大 34 T まで使用可能です。
■ジオメトリ
※編集部より:
先日、久しぶりにダウンヒルのレースイベントに参加してきたが( 2021 年 10 月)、なんとこのフォース含め、GT の BIKE を出走者の中でほとんど見掛けなかった。やはり、ダウンヒルバイクを専業にしているメーカーや代理店の BIKE が目立ち、これは昨今の世界的な需要増と、それに反するかのような生産力の大幅な減少により 2 年先の注文も溢れる、という状況も影響しているのだろう。
つまり、ここ 2 年程は欲しくても店頭に該当の BIKE がなく、また注文も不可、という状態が続いているのだ。その結果、今回の大会のような光景になったのかと思う。もちろん国内プロモーションや販売店のプッシュ方向も関係するだろうが、決して GT のマウンテンバイクが劣っている、という訳ではないことはここで書いておきたい。
価格/1万6,280円(税1,480円込) サイズ( 5 展開)/25 cm 、26 cm 、27 cm 、28 cm 、29 cm カラー(全 4 色)/ブラック-シルバー/ガムアウトソール、ネイビー-シルバー/ガムアウトソール、ブラック-レッド/ブラックソール、ホワイト/ホワイト/ガムアウトソール(ファビオ・ヴィブマー シグネチャーエディション)
筆者の予想では、モトクロスが盛んな欧米はそもそもの体格が日本人より大きく、しかしフルサイズモトクロッサーではまださすがに、という世代も当然いて、今回、改名となった KX85 L (旧名、KX85 – II )とそれの中間、移行用の練習車という位置付けなのだと思う。 しかし、それをそのまま日本に持ち込んで、商機があるのか。モトクロッサーは、公道車のような販売計画台数は公表されないので、腹の中は解らないが。
ダート&モト編集部 サトウハルミチ(やかん) Harumichi Sato 東京都生まれ千葉県育ちで、身長 156 cm の mini ライダー。紙媒体の編集を長く経験した後、2012 年 4 月から初めて WEB マガジンに携わる。戦車から旅客機まで無類の乗り物好きで、特に土の上を走る四輪・二輪に目がない。競争事も好きで、マウンテンバイク/モトクロスはレース経験あり。モーターサイクル/スポーツサイクル以外にフィルムカメラ、ホームオーディオ、クルマ、紙の読書(恩田 陸先生の大ファン)と、住まいはモノで溢れている。モーターサイクルは、KLX250SR(’95)と KX80 – II(’98)を所有。
このような点から、発売前にイメージしたエンデューロレースでの使い方は、個人的にはやや懐疑的。やはり、モトクロッサーのように『足台』を用意して、パドックではそこからスタート。戻ってくる時用にも、事前に広い台を置いておくか手前に石などの足場を確認してから出発したほうがいい。ツワモノになると、スタートする時は片足をステップに掛けた状態で走り出し飛び乗ったり、帰ってきた時はその逆の動作で降りるが、正直スマートではないし『 R 』のターゲット層とは外れるスキル。
モトクロスをすると解るのだが、公道で快適な足回りというのはオフロードコースではほぼマイナスにはたらく。恐怖を感じるだけでなく転倒など怪我にも繋がりやすく、『 R 』はさすが、そこで破綻する気配を感じさせない。取材当日のフィールドがスピードを出すにはまったく不向きだったので、中速以上での KLX230R の能力は未知だが、その後に行なわれた販売店向け試乗会の動画を見るに、まったく問題ないようだ。
フューエル EXはフレームサイズによってホイールサイズを変えている関係で、ドロッパーポスト(ボントレガー Line Elite / フューエル EX 9.8)もストロークが分けられている。サイズ: XS , S で 100mm トラベル。 M , ML は、 150mm 。 L , XL は、 170mm となる。ケーブルは、完全内蔵式。
フューエル EX 9.8(カーボンモデル) は、今回からフレーム内側にストレージを設置。容量は意外と大きい。
内蔵ストレージ搭載 BIKE に対応した、BITS BAG 。バンク修理用キットが収まる。マウンテンバイクの場合、これに加え、チェーン切れの対策品ぐらいは入れておいたほうがよいだろう。ただ、パンク修理がこのタイプだと、チューブレスレディのホイールが宝の持ち腐れになってしまう。山中に繰り出すライダーには悩ましい点。 価格/2,400円(税抜) サイズ/ワンサイズ カラー/ブラック
現状は、同社の上級モデルに於いても採用しているのはこのフューエル EX 9.8 のみで、もちろんデメリットがなければ今後も採用車種は増えるだろうが、もしもコスト面が高いハードルになっているのだとしたら、しばらくは本機のみかもしれない。筆者は、とにかく背中に荷物を背負うのが嫌いなので、常日頃からサイクルジャージのポケットのみか、欲張ってもサドルバッグで対応している。
公道も含め、身体の動きを阻害する要素は排除したい傾向にあり、このストレージ機能は甚く魅力的に映る。
足回りは、かつてのダウンヒルモデルに匹敵するワイド設計。ドロップアウトのブースト規格は、フロントが 110mm 、リアが 148mm となる。サイズ: XS , S では 27.5 を。 S , M , ML , L , XL では、29インチの用意となる。
トップエンドモデルになるフューエル EX 9.8 は、ホイールまでもがカーボン。驚くのが、『カーボンケア・ホイールプログラム』というものが用意され、 「ボントレガーのカーボンホイールを最初の購入から 2 年以内に不測にも壊してしまった場合、私たちが無料で修理または交換する」 という内容。お解りの通り、ハードな走行や大きな転倒で破損した場合に効力を発揮するという、通常とは逆のサービス。トレックは「安全性」にとかく敏感なメーカーで、その「らしさ」が表れている。
このような、トレールを主に駆け回る BIKE では、チェーンリングはもはやシングルのみ。しかも、デバイスレスという進歩。サスペンション機構やチェーンと歯の進化により、チェーンが猛烈に暴れなくなったり外れにくくなった所以であろう。丁数は、 32T 。クランク長は、フレームサイズ: XS , S で 170mm 。 M , ML , L , XL は、 175mm 。
マウンテンバイク文化がアメリカで盛んになり始めた頃に開発をスタートし、そこから現在まで良質な BIKE を作り続けている GT bicycles(ジーティー)。リアサスペンションを備える、いわゆる「フルサス」については、今では考えられないほど様々なスタイルを模索しながら進化し続け、同社の代名詞とも言える数々のシステムを生み出した。
予定試乗車
・ザスカー アロイ エリート M ブラッシュド/ブラック
・センサースポーツ M ディープティール
・フォースコンプ M ガンメタル
・アバランチェ スポーツ 27.5 M ブラック
・ストンパー エース24 24″ アクアブルー
2019年11月3日(日)
SAYAMA HILLS DAY
東京都西多摩郡瑞穂町南平2-50-30
042-570-1757
https://www.sayamaparks.com/app/events/view/1103
予定試乗車
・アバランチェ スポーツ 29 M アクアブルー
・アバランチェ スポーツ 27.5 M ブラック
・アバランチェ エリート M モスグリーン
・アバランチェ エキスパート 27.5 M シルバー
・アバランチェ コンプ M レッド
・アグレッサー スポーツ M サテンブラック
・アグレッサー コンプ M レッド
予定試乗車
・ザスカー アロイ エリート M ブラッシュド/ブラック
・ザスカー アロイ コンプ M アクアブルー
・センサースポーツ M ディープティール
・センサーコンプ M ガンメタル
・フォース29 プロ M グロスバーガンディ
・フォース29 エキスパート M グロスピッチグリーン
・フォース29 エリート M サテンブラック
・アバランチェ エリート M モスグリーン
・フォースエリート M レッド
・フォースコンプ M ガンメタル
・アバランチェ エキスパート 27.5 M ブラック
・アバランチェ エリート M モスグリーン
・アバランチェ コンプ M ディープティール