【AMAスーパークロス】2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第10戦 デイトナ 結果&データ。

2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第10戦 デイトナ 結果&データ。

 

Photo/Simon Cudby

 

2019年3月9日(土)・決勝
開催地:フロリダ州デイトナビーチ
会場:デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ

順位 ゼッケンナンバー 氏名 マシン タイム/差

450SX
1 3 イーライ・トマック カワサキ KX450 21:28.282
2 2 クーパー・ウェブ KTM 450 SX-F Factory Edit +06.889
3 25 マービン・ムスキャン KTM 450 SX-F Factory Edit +12.291

 

ケン・ロクスン(Team Honda HRC)にとっては3年ぶりとなったデイトナラウンドであるが、やはり2年ぶりになるC・シーリーとなんと2コーナーで接触&転倒。最後尾スタートとなり、8位フィニッシュ。ランキングを4位に後退させてしまった。
僚友のJ・バーシアが再度の負傷欠場の為、ルーキーながらMonster Energy/Yamaha Factory Racing Teamのメインライダーとして今シーズン奮戦して来たアーロン・プレシンジャー。しかしここに来て、彼にもイエローシグナル。メインイベント序盤にクラッシュを喫し、リタイアを余儀なくされてしまった。
Photo/Simon Cudby
Photo/Simon Cudby
本ラウドは珍しいかたちとして、250SXウエストに参戦中のシェイン・マケラス(KTM)が、450SXクラスに250マシンで出場した。チームライダー全員が負傷での不参加による救済措置。結果は、+59.061落ちの12位!

 

 

250SX
1 24 オースティン・フォークナー カワサキ KX 250F 16:53.421
2 23 チェース・セクストン ホンダ CRF 250 +05.906
3 32 ジャスティン・クーパー ヤマハ YZ250F +15.036

 

250SXでは、Monster Energy Star Yamaha Racingのジャスティン・クーパーが、今シーズン3回目となるポディウムフィニッシュ(3位)を決めた。
©Suzuki Motor Corporation 2004-2019
今期のスズキは、250SXでの活躍が目立つ。最終的にはポジションを下げたものの、カイル・ピータース(JGRMX Yoshimura)がオープニングラップのリーダーを飾った。
©Suzuki Motor Corporation 2004-2019
アレックス・マーティン(JGRMX Yoshimura)は、5位でフィニッシュ。

 

 

AMA Pro Racing

 

【AMAスーパークロス】2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第9戦 アトランタ 結果&データ。

2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第9戦 アトランタ 結果&データ。

 

Photo/Simon Cudby
コースが大きく荒れたメルセデスベンツ・スタジアムだが、スタートを綺麗に決めたKTMライダーがそのポジションを存分に生かし、表彰台を独占。ヨーロッパの轍の深さは半端なく、マシンポテンシャルも貢献したか?!

 

2019年3月2日(土)・決勝
開催地:ジョージア州アトランタ
会場:メルセデスベンツ・スタジアム

順位 ゼッケンナンバー 氏名 マシン タイム/差

450SX
1 2 クーパー・ウェブ KTM 450 SX-F Factory Edit 21:04.957
2 4 ブレイク・バゲット KTM 450 SX-F Factory Edit +01.167
3 25 マービン・ムスキャン KTM 450 SX-F Factory Edit +02.141

 

450SXクラスはルーキーイヤーとなるプレシンジャーが、自己最高位となる5位を獲得。木曜日のトレーニング中にクラッシュし欠場となった、チームメイトのバーシアの穴を充分に埋めた。
アトランタラウンドはまったくよいところがなかった、450SXクラスのカワサキ勢。チーム内で使用パーツに違いがある、変わった編成。#3トマック車。
#17サバッチー車。

 

 

250SX イースト・ウエスト・ショーダウン(東西交流戦)
1 92 アダム・シアンサルーロ(W) カワサキ KX 250 16:22.692
2 34 ディラン・フェランディス(W) ヤマハ YZ250F +04.821
3 24 オースティン・フォークナー(E) カワサキ KX 250F +11.301

 

イースト・ウエスト・ショーダウン(東西交流戦)で否が応でも盛り上がりが期待された、レッドプレート(トップランカー)同士の戦い。なんといっても、どちらもプロサーキット・カワサキのライダーで、メインイベントでは期待をまったく裏切らない、真っ向勝負が展開された。
専らプロサーキット・カワサキのトップ対決が注目されたが、その2名に割って入るかたちでの快挙を見せた、フェランディス。それを受け、西地区選手権のポイントランキングでも2位に浮上した。

 

全17戦からなるシリーズの、ちょうど折り返しにあたるラウンドを終えたところで、ポイントランキングを見ておこう。

 

450SX (総合ポイント)
1 2 クーパー・ウェブ KTM 199
2 94 ケン・ロクスン ホンダ 186
3 25 マービン・ムスキャン KTM 182

 

風邪から復調しつつあるロクスンは、足回りのセッティングを変えて挑んだが、軟質路面による深い轍を攻略できず。ただ、ポイントランキングと怪我の有無を見れば、後半戦の好材料はある。

 

250SX イースト
1 24 オースティン・フォークナー カワサキ 99
2 32 ジャスティン・クーパー ヤマハ 81
3 23 チェース・セクストン ホンダ 79

250SX ウエスト
1 92 アダム・シアンサルーロ カワサキ 140
2 34 ディラン・フェランディス ヤマハ 125
3 12 シェーン・マケラス KTM 123

 

450ccではKTMに席巻されている日本車だが、代わって250ccではスズキを除き好調。車格やパワーにキャラクターの大きな違いがあるのだろうか?

 

今回のKTM勢総なめの状態も含め、後半戦を注視していきたい。

 

 

AMA Pro Racing

 

【トレック】学生向けキャンペーン 『トレックの学割』を開始。

トレック・ジャパンは、25歳以下の学生を対象にした『トレックの学割』キャンペーンを開催している。
 
 
< リリースより >
この度、トレックジャパン株式会社は2019年3月1日から3月31日まで、通学に最適なクロスバイクであるFXシリーズを対象にしたキャンペーン「トレックの学割」を開催いたします。

本キャンペーンは対象車種のバイクをお買い上げの25歳以下の学生を対象に、同時購入のボントレガー製品から¥5,000を割引します。ライトやポンプ、ロックといった自転車通学の必需品をお得に揃えることができる非常にお得なキャンペーンとなっています。
 
【 キャンペーンサイト 】
https://e.trekbikes.com/t/l?ssid=357&subscriber_id=aniuquvhutbvbrxkxcpjoxutgyjhbek&delivery_id=bgercoafrnnjwidgnosketqwmcvxbpp&td=3HkwHfUsxFF4ZqABHTRsZgSqmldpEMFMXffusrO6a5pFGnF1XrZftNRyl-PoZW4ypr3ZeHo9apteFJNLBnJWeQUsXbACCFr2HtgeayV-eiRkvAd51AQbjiZ3AGuHXN0lLB8iAZMhhzTpomIkLSHZ8Sg7BvmVrWFXzeDo66KlsRf0IwXV9bEhG4p3sbKSvAu-R9__P4hfBunt5Po0Rqu36tyDOUGJcEzigTeIUJ9nFB5InCIKQchFB5ujZQkgeSH8wVOWS40TKXglQ
 
 
 
[ ソース ]
トレック・ジャパン
 
 

【AMAスーパークロス】2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第8戦 デトロイト 結果&データ。

2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第8戦 デトロイト 結果&データ。

 

 

2019年2月23日(土)・決勝
会場:Ford Field

順位 ゼッケンナンバー 氏名 マシン M1-M2-M3順位

450SX
1 3 イーライ・トマック カワサキ KX450 1-1-6
2 2 クーパー・ウェブ KTM 450 SX-F Factory Edit 6-2-1
3 22 チャド・リード スズキ RM-Z450 3-5-7

※本戦は2018年に導入された決勝3レース制が採用された為、タイムの代わりに各レースの順位を表記(2019年は2回目)。

 

 

 

250SX
1 24 オースティン・フォークナー カワサキ KX 250F 1-1-1
2 28 ジョードン・スミス KTM 250 SX-F 2-2-4
3 23 チェース・セクストン ホンダ CRF 250 4-4-2

 

 

 

AMA Pro Racing

 

【AMAスーパークロス】2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第7戦 アーリントン 結果&データ。

2019 MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権 第7戦 アーリントン 結果&データ。

 

 

2019年2月16日(土)・決勝
会場:AT&T Stadium

順位 ゼッケンナンバー 氏名 マシン タイム/差

450SX
1 2 クーパー・ウェブ KTM 450 SX-F Factory Edit 21:23.962
2 94 ケン・ロクスン ホンダ CRF 450 +00.028
3 25 マーヴィン・ムスキャン KTM 450 SX-F Factory Edit +10.784

 

Photo/Simon Cudby

 

 

250SX
1 24 オースティン・フォークナー カワサキ KX 250F 16:30.343
2 32 ジャスティン・クーパー ヤマハ YZ250F +04.261
3 23 チェース・セクストン ホンダ CRF 250 +09.964 ※GEICO Honda/AMSOIL/Factory Connection

 

 

 

AMA Pro Racing

 

あの名ライダーたちが2ストロークマシンで大暴れ! TRANSWORLD MOTOCROSS PREMIX。

今回紹介するのは、そんなある種ノスタルジーは感じてしまうが独特の魅力を持った2ストロークエンジンの「サウンド」面が堪能出来る、映像作品。

あの名ライダーたちが2ストロークマシンで大暴れ! TRANSWORLD MOTOCROSS PREMIX。

 

ある世代から前と後ろでは感じ方が違うのが、モトクロスバイクのエンジンへの想い。現在、フルサイズ車両は4ストロークの250ccからが定番化しているが、以前は2ストローク125ccがフルサイズモトクロッサーの登竜門だった。パワーソースの違いは、レース展開をまた新たな次元に引き上げスリリングなものに変えたが、そこで失われてしまったのが2ストロークエンジン特有のサウンドと排気臭。

これはもう言っても詮無いことだが、2ストロークエンジンのエキゾーストサウンドは独特の甲高い魅力あるもので、いかにも「モトクロスをやってる!」と思わされたものだ。また、ガソリンとブレンドするエンジンオイルが焼けた時の独特の香りも、レースマインドを刺激するものだった。

今回紹介するのは、そんなある種ノスタルジーは感じてしまうが独特の魅力を持った2ストロークエンジンの「サウンド」面が堪能出来る、映像作品。アメリカのモトクロスメディア、TRANSWORLD MOTOCROSSが送る『PREMIX』というもので、2ストロークのソウルフルなサウンドを十全と堪能する為に新規で作成された作品。登場するマシンは各メーカー、ファクトリーが、登場するライダーとこの作品に向けて用意したもので、ライダーの面子も合わせて凄い。2015年シーズン中にプロライダーを引退してしまったライアン・ビロポートも、今回のプロジェクトをとても楽しみにしていたようで、SNSでNewマシンの様子をアップしていた。

先日行われた収録からトレーラー映像(公式映画予告編)が起こされ、先行公開がスタートしている。本映像は11月27日(アメリカ時間)に、有料のVimeo on Demandとして楽しむ事が出来るという事だ。世代によってはピンと来ない作品かもしれないが、オールドスクールには必ずミートする逸品になる事だろう。当然、大サウンドで!!

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【登場ライダー】
・ライアン・ビロポート/Ryan Villopoto
・ジェレミー・マクグラス/Jeremy McGrath
・ブロック・ティックル/Broc Tickle
・ディーン・ウィルソン/Dean Wilson
・ウエストン・ペイック/Weston Peick
・シェーン・マケラス/Shane McElrath
・クリスチャン・クレイグ/Christian Craig
・ジョシュ・ヒル/Josh Hill
・ショーン・コリアー/Sean Collier
・アシュリー・フィオレク/Ashley Fiolek

 

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[ ソース ]

TRANSWORLD MOTOCROSS

 

アブダビがRed Bull X-Fighters 一色に染まり、FMXレジェンドが大砂漠の砂丘を探検。

Red Bull X-Fighters(レッドブル・エックスファイターズ)ワールドツアー閉幕戦を金曜日に控え、フリースタイル・モトクロス界のレジェンド2人が、アブダビの南に広がるルブアルハリ砂漠の探検に出かけた。

アブダビがRed Bull X-Fighters 一色に染まり、FMXレジェンドが大砂漠の砂丘を探検。

Red Bull X-Fighters(レッドブル・エックスファイターズ)ワールドツアー閉幕戦を金曜日に控え、フリースタイル・モトクロス界のレジェンド2人が、アブダビの南に広がるルブアルハリ砂漠の探検に出かけた。スポーツ史上まれに見る大接戦となった今シーズンのチャンピオンシップだが、ついにアブダビ市内のアラビア湾沿岸、名高いウォーターフロント地区コーニシェでフィナーレを迎える。

Drake McElroy (USA)

アブダビ(アラブ首長国連邦) – アラブ首長国連邦の首都で金曜日に開催予定のRed Bull X-Fightersワールドツアー2015の第5戦を直前に控え、フリースタイル・モトクロスのパイオニアと称されるロニー・レーナーとドレイク・マッケルロイ(ともにアメリカ)が、ウォーミングアップとワールドツアーの閉幕戦にあたる今大会の宣伝を兼ねて世界最大級の砂漠へ向かい、ジャンプとトリック満載の探検ツアーを行った。

FMX界を代表するスーパースターで、Red Bull X-Fightersのエキスパートでもあるレーナーは、同じくFMXのパイオニアかつレジェンドで、Red Bull X-Fighters審判もつとめるマッケルロイを伴い、巨大な砂丘と赤い砂の色から世界で最も美しいと称される砂漠に圧倒されながら、遅い午後のひとときを楽しんだ。

ルブアルハリはアブダビの周囲に広がる長さ1,000km、幅500kmの広大な砂漠。アラビア砂漠の一部をなし、高さ250mを越す砂丘が連なる風景はまさに圧巻の一言である。

過去15年のRed Bull X-Fighters史上最大の接戦となった今回の最終戦。来る金曜日にトム・パジェス(フランス)とクリントン・ムーア(オーストラリア)が総合優勝のタイトルをかけて激突する。世界最高峰のFMXライダーたちがバイクを操りながら、まさに地球の重力を無視するかのようなトリック、高さ15m、飛距離30mに達するジャンプを次々と披露するこのスポーツで、今シーズン文句無しのパフォーマンスを見せたパジェスとクリントン。両者は280ポイントの同点で今季ワールドツアー・ランキングのトップに立ち、デットヒートを繰り広げている。

 

【ライブ観戦】

Red Bull X-Fightersアブダビ大会(アラブ首長国連邦)が、2015年10月30日の湾岸標準時(GST)午後8:00時/中央ヨーロッパ時間(CET)では午後5:00時からredbullxfighters.comとRed Bull TV にて生中継されます。Red Bull TVは、関連のTV局、ゲーム機、モバイル機器等でご利用いただけます。サポートデバイスのフルリストについては、about .redbull.tvまで。

 

 

Ronnie Ronner (USA)

Ronnie Ronner (USA)

Drake McElroy (USA)

 

 

[ ソース ]

RedBull

 

身体をハードなオフロード走行から護るLEATT社の2016年度プロテクターが登場。

モトクロス、その後はマウンテンバイク、BMX界に首を中心とした損傷から身を守るネックブレースの存在を知らしめたUSのリアット社。

身体をハードなオフロード走行から護るLEATT社の2016年度プロテクターが登場。

 

モトクロス、その後はマウンテンバイク、BMX界に首を中心とした損傷から身を守るネックブレースの存在を知らしめたUSのリアット社。一時期は、リアットブレースと言えば新機軸のネックブレースの代名詞ともなったが、その後は他の部位のプロテクター類も開発・リリースしている。今回、2016年度モデルが発売されたので、2回に分けてお知らせしよう。

 

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[ 製品情報 ]

メーカー/LEATT

販売元/ウエストウッド

製品名/Kidney Belt LEATT 3DF 3.5

価格/10,500円(税抜)

サイズ/S/M、L/XL

V字型のストラップを採用し腰全体をしっかりサポート。腰部分に衝撃吸収素材3DFを採用! 通気性確保の為、熱泡状の3D空気チャンネルが配してあります。

 

 

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[ 製品情報 ]

製品名/Impact shorts LEATT GPX 5.5 AirFlex

価格/14,800円(税抜)

サイズ/S、M、L、XL

6mmの腰パッドが転倒からのダメージを緩和。骨盤周辺には、新素材アーマーゲルを採用し衝撃を吸収・緩和。MoistureCoolウイッキング・ファブリックで通気性良好。

 

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[ 製品情報 ]

製品名/Impact shorts LEATT DBX 5.0 AirFlex

価格/13,800円(税抜)

サイズ/S、M、L、XL

ヒップ部分に、衝撃吸収素材3DFを採用。骨盤周辺には、新素材アーマーゲルを採用し衝撃を吸収・緩和。MoistureCoolウイッキング・ファブリックで通気性に優れる。

 

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[ 製品情報 ]

製品名/Knee & Shin Guard LEATT 3.0 EXT

価格/7,500円(税抜)

サイズ/S/M、L/XL

アウター部にハードシェルを採用しプロテクション性をUP! インナーに衝撃吸収性に優れる3DF素材を使用し総合的なプロテクション性を高めています。吸汗素材からなるスリーブにより装着時のフィット感も良好。内側にはシリコンラバーを配し、ズレを防止します。

 

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[ 製品情報 ]

製品名/Elbow Guard LEATT 3.0

価格/6,000円(税抜)

サイズ/S/M、L/XL

アウター部にハードシェルを採用しプロテクション性をUP! メッシュ素材からなり、通気性も確保。

 

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[ お問い合わせ ]
ウエストウッド
TEL/0297-64-8198

 

■スペシャライズド/SPECIALIZED S-Works Stumpjumper FSR CARBON 650b(2016) 102万円 Sサイズ MTB試乗インプレッション

S-Works スタンプジャンパー FSR カーボン 650bは、スペシャライズドの歴史の中でも初期から存在する『スタンプジャンパー』の名を冠する、オールラウンドなマウンテンバイクです。スペシャライズドでは「トレイルバイク」という言葉を使っています。

■スペシャライズド/SPECIALIZED S-Works Stumpjumper FSR CARBON 650b(2016) 102万円 Sサイズ MTB試乗インプレッション

 

SPECIALIZED S-Works Stumpjumper FSR CARBON 650b(2016) 102万円
SPECIALIZED S-Works Stumpjumper FSR CARBON 650b(2016) 102万円

 

掲載日:2015年10月19日  取材・写真・文/やかん

 

地球上にこんな極上のマウンテンバイクがあったのかと思わせられる1台

S-Works スタンプジャンパー FSR カーボン 650bは、スペシャライズドの歴史の中でも初期から存在する『スタンプジャンパー』の名を冠する、オールラウンドなマウンテンバイクです。スペシャライズドでは「トレイルバイク」という言葉を使っています。

 

このBIKEインプレッションは、スペシャライズド・ジャパンがランダムで行っている “ TEST THE BEST NEW MODEL試乗会 ” に参加してのもので、一般ユーザー向けの機会を利用したものです。今回の TEST THE BEST は、特に東関東のマウンテンバイクユーザーには馴染み深い、富士見パノラマ(長野)で開催されました。筆者は今回、テストライドを、すべてこの富士見パノラマのCコースをフルに使用しました。

 

さて、このS-Works スタンプジャンパー FSR カーボン 650b。まずプライスがとんでもありません。定価で100万円を超えます。ロードバイクではそれなりにあるプライスかもしれませんが、マウンテンバイクではなかなかお目に掛かれません。そのBIKEを試乗車として用意してしまう日本法人の姿勢にも驚きますが、それだけ自信のある1台なのであろうと想像出来ます。

 

S-Works スタンプジャンパー FSR カーボン 650bは、その名の示す通り、ホイール径がマウンテンバイクの今の主流になる、650b = 27.5インチのBIKE。従来の26インチより少し大きく、旋回性はやや独特ですが走破性は圧倒的な29インチよりは小さい。お互いの良いところを取った、今のトレンドサイズです。そしてフルサスペンションフレームとなり、そのほとんどの部位がカーボン製となります。このカーボンの勢いは、マウンテンバイクの世界でもやはり止まらなく、初期は小物類だけであったものがフレーム、ホイールとほとんどの部分を占めるようになっています。本機も、ホイールまでカーボン製を採用する徹底ぶりです。

 

サスペンションは、フロントがロックショックス・パイクRCT3 650b、リアがフォックスショックスのフロート ファクトリー。トラベル量はどちらも150mmとなり、この数値から本機がやや下り寄りのBIKEである事が解ります。そのサスペンション、取り上げるべき特記事項がリアショックのカスタム施工。スペシャライズドは以前から特にリアショックに関しては独自の方式やチューニングを取り入れていましたが、本機S-Works スタンプジャンパー FSR カーボン 650bもその例に洩れません。まず、2016年のスペシャライズド車の多くに採用される“セットアップが容易なAUTOSAG機能”。これはエアショックに予めある程度の加圧をしておき(300psi)、それからライダーがBIKEに跨った状態で専用のバルブコアをプッシュ(減圧)するだけで、最適なエア圧(サグ値)になるというものです。たいへん革新的な機能ですし、セッティングの手間が大幅に軽減され、ライダーが受ける恩恵はとても大きいです。

 

“Rx Trail Tune”というカスタマイズも施され、トレイルの上りでも下りでもよりしなやかで反応の良い動きを提供する、と言います。ギア関係は、やはり今のトレンドである、フロント1枚、リア11枚というもの。丁数は、フロント30T、リア10ー42Tです。その他、フレームとステム部に“SWAT”という工具格納システムを備えます。まず、フレームのダウンチューブに設けられたSWAT Doorを開くと、その中のコンパートメントにチューブ1本、ツール、ポンプを収納出来るようになっています。リアショックの付け根部分には専用のアーレンキーセットを収納。ステムには、チェーンのミッシングリンク用のツールを格納しています。スポーツドリンクで満たしたボトルをボトルケージに装着したら、極端な事を言えば身一つでトレイルへ走り出す事が出来です。それでは、筆者も早速このスペシャルプライスのBIKEでオフロードに繰り出してみます。

 

富士見パノラマのCコースを下ってきての感想は、「もう最高」。申し訳ないですが、これが印象を表す最良の言葉です。オフロード走行とは思えない、超シルキーで極楽ライドがフルコースで堪能出来ました。軽量さが生み出す機敏性、重心が綺麗にまとめられコントロール性がとても高いフレームパッケージング。同社の技術の粋を集結したFACT 10mカーボンファイバー製のTrailシャーシとStumpjumper FSR M5チェーンステーは、bestな振動吸収性と路面応答性を提供。熟考されたリアサスペンション構造は、ペダリングでリアショックがまったく動かない驚異のテクノロジーに昇華。これほどオフロードを楽しく走れるマウンテンバイクが地球上に存在した事に、驚きです。間違わないように言っておきますが、全体的に乗り心地がソフトでサドルにドッシリ座ってライドが楽しめる、という事ではありません。適切な身体の動きはもちろん必要ですし、路面からの振動などもしっかりと伝わって来ます。ただ、すべての動き、フィードバックが信じられないほどの高次元で、今までに味わった事のない究極のオフロードライドを提供してくれたのです。「まいった、降参」といった感じです。

 

100万円を超すスポーツサイクル、誰しもが買える物ではありません。筆者でも到底ムリです。しかし、そこにはその価格分の説得力ある性能と楽しがありました。機会があれば、みなさまにも是非1度試乗をお薦めします。乗ってしまったら、ローンを組んででも買いたくなる人は少なくないと思います。サスペンションは予めチューニングされていますし、後から買い換える部品はひとつもありません。パッケージの完成度が高く、カーボン製フレームの性能も唸る以外ありません。ハードにマウンテンバイクライドを楽しみ、シーズンを通して乗り倒すぐらい使い込む人であれば、もったいなくはない投資と思えます。とにかく1度乗ってみて下さい。マウンテンバイクの最高峰がその先に見えると思います。そして、気が付いたら契約書にサインをしている筈です。『S-Works』の名に偽りなしでした。

 

※価格は税込み。掲載時点でのものです。

 

フロントサスペンションは、ロックショックスのパイク(Pike) RCT3 650bを装備。Solo Air spring機構で、150mmのトラベルを持つ。動き、剛性、ハンドリング性能、どれを取っても文句なし。フレームとのカラーマッチングもOK。
フロントサスペンションは、ロックショックスのパイク(Pike) RCT3 650bを装備。Solo Air spring機構で、150mmのトラベルを持つ。動き、剛性、ハンドリング性能、どれを取っても文句なし。フレームとのカラーマッチングもOK。
インナーチューブはDLCのような色合いで、ストロークなどの動きはとてもスムーズ。どうしても引っ掛かりやすい初期の沈み込みも、まったく問題ない。フロントタイアは、スペシャライズド製のButcher Control。サイズは、650b x 2.3"。
インナーチューブはDLCのような色合いで、ストロークなどの動きはとてもスムーズ。どうしても引っ掛かりやすい初期の沈み込みも、まったく問題ない。フロントタイアは、スペシャライズド製のButcher Control。サイズは、650b x 2.3″。
油圧式のディスクブレーキは、シマノ最高峰のXTRを採用。レバーはカーボン製。ハンドルバーは、スペシャライズド製FACT carbon仕様で、幅は750mm。クランプ径はφ31.8mm。どこまでも100万円の価格に見合う装備。
油圧式のディスクブレーキは、シマノ最高峰のXTRを採用。レバーはカーボン製。ハンドルバーは、スペシャライズド製FACT carbon仕様で、幅は750mm。クランプ径はφ31.8mm。どこまでも100万円の価格に見合う装備。
油圧式ディスクブレーキのキャリパーもシマノ XTR。モデルは“トレイル”仕様で、もちろんアイステック採用。ローター径は、フロントがφ180mm、リアがφ160mm。それなので、純然たる下りBIKEではない事が解る。
油圧式ディスクブレーキのキャリパーもシマノ XTR。モデルは“トレイル”仕様で、もちろんアイステック採用。ローター径は、フロントがφ180mm、リアがφ160mm。それなので、純然たる下りBIKEではない事が解る。
ロックショックス パイクは2-ステージ コンプレッション調整と、リバウンド調整機構を持つ。ロックも可能だが、トレイルでは不要だろう。
ロックショックス パイクは2-ステージ コンプレッション調整と、リバウンド調整機構を持つ。ロックも可能だが、トレイルでは不要だろう。
リアショックは、カスタムされたフォックスのフロート(FLOAT)Factory CTD。AUTOSAG機能、Rx Trail Tuneが施され、もちろんKashima coating済み。サスペンションシステムとしてのトラベル量は150mm。
リアショックは、カスタムされたフォックスのフロート(FLOAT)Factory CTD。AUTOSAG機能、Rx Trail Tuneが施され、もちろんKashima coating済み。サスペンションシステムとしてのトラベル量は150mm。
赤いバルブが、AUTOSAG機構。Rx Trail Tuneの表記も確認出来る。
赤いバルブが、AUTOSAG機構。Rx Trail Tuneの表記も確認出来る。
ユニット内のエア圧を規定量加圧しておいてから、BIKEに跨がり(正確には両ペダルに乗る)赤いバルブ内のエアリリースをプッシュする事でAUTOSAG機能がはたらく。素晴らしい仕組みだ。
ユニット内のエア圧を規定量加圧しておいてから、BIKEに跨がり(正確には両ペダルに乗る)赤いバルブ内のエアリリースをプッシュする事でAUTOSAG機能がはたらく。素晴らしい仕組みだ。
S-Works スタンプジャンパー FSR カーボン 650bは、このリンク周りとチェーンステーのみがアルミ製になる。チェーンステーは、M5仕様とぬかりない。
S-Works スタンプジャンパー FSR カーボン 650bは、このリンク周りとチェーンステーのみがアルミ製になる。チェーンステーは、M5仕様とぬかりない。
本文では触れなかったが、シートポストはドロッパーとなる。構造はエアで、ケーブルはシートチューブ内を通る。ひと昔前のような、沈んだ状態で持ち上げると動いてしまうような事は今はない。トラベル量はサイズで分けていて、Sは100mm、M/L/XLは125mm。サドルは定番のボディジオメトリーでチタンレール採用。
本文では触れなかったが、シートポストはドロッパーとなる。構造はエアで、ケーブルはシートチューブ内を通る。ひと昔前のような、沈んだ状態で持ち上げると動いてしまうような事は今はない。トラベル量はサイズで分けていて、Sは100mm、M/L/XLは125mm。サドルは定番のボディジオメトリーでチタンレール採用。
フロントギア(チェーンリング)は1枚。クランク、リング、デバイスすべてがスペシャライズド製となり、アームはFACT carbon製。リングは、X-Syncという技術を使う。丁数は、30T。
フロントギア(チェーンリング)は1枚。クランク、リング、デバイスすべてがスペシャライズド製となり、アームはFACT carbon製。リングは、X-Syncという技術を使う。丁数は、30T。
リアのギア周りはスラムを採用。ディレーラーが、XX1で11速対応。スプロケットは同じXX1で11速仕様。丁数は、10-42T。チェーンは、PC-XX1, 11-speed, w/ PowerLinkとなる。
リアのギア周りはスラムを採用。ディレーラーが、XX1で11速対応。スプロケットは同じXX1で11速仕様。丁数は、10-42T。チェーンは、PC-XX1, 11-speed, w/ PowerLinkとなる。
リムは、Roval Traverse社のSL 650b。なんとここもカーボン製。スポークは、フロントが24H、リアが28Hとなる。ハブも、前後でRoval Traverse SLを使用。
リムは、Roval Traverse社のSL 650b。なんとここもカーボン製。スポークは、フロントが24H、リアが28Hとなる。ハブも、前後でRoval Traverse SLを使用。
流麗なデザインとインターナルケーブル仕様のフレームは、FACT 10mカーボン製。“トレイル 650b”メイドのジオメトリーとなる。ヘッドチューブはテーパード仕様。
流麗なデザインとインターナルケーブル仕様のフレームは、FACT 10mカーボン製。“トレイル 650b”メイドのジオメトリーとなる。ヘッドチューブはテーパード仕様。
本機でわざわざ取り上げておきたいのが、このグリップ。スペシャライズド製の片側ロックオン仕様の物で、作りがほぼモトクロスバイクのそれ。馴染みのある筆者はとても好感触だった。実際、スペシャライズドはUSカワサキファクトリーチームとBIKE供給の付き合いがあり、技術提携も行われているという。
本機でわざわざ取り上げておきたいのが、このグリップ。スペシャライズド製の片側ロックオン仕様の物で、作りがほぼモトクロスバイクのそれ。馴染みのある筆者はとても好感触だった。実際、スペシャライズドはUSカワサキファクトリーチームとBIKE供給の付き合いがあり、技術提携も行われているという。
ダウンチューブのボトルケージ周りに見られる造りが、スペシャライズド社独自のアイディア機構、SWAT。このダウンチューブの物は、SWAT Doorと名付けられている。
ダウンチューブのボトルケージ周りに見られる造りが、スペシャライズド社独自のアイディア機構、SWAT。このダウンチューブの物は、SWAT Doorと名付けられている。
右側のドアロックを開放すると、ボトルケージのベースごと外れ、中空の物入れが姿を現す。
右側のドアロックを開放すると、ボトルケージのベースごと外れ、中空の物入れが姿を現す。
そこに収まる専用のバッグ。布製の物で、本機は2つ備わる。
そこに収まる専用のバッグ。布製の物で、本機は2つ備わる。
バッグは広げるとこのようになり、そこに例えば、チューブ1本、ツール、ポンプが入れられる。ツールにタイヤレバーを入れておけば、長距離ライドでのパンク処置が可能になる。
バッグは広げるとこのようになり、そこに例えば、チューブ1本、ツール、ポンプが入れられる。ツールにタイヤレバーを入れておけば、長距離ライドでのパンク処置が可能になる。
SWAT Doorに専用のバッグ2つを入れた状態。走行中、異音がする事はなかったし、またドアが不意に外れてしまう事も皆無だった。たいへん良く考えられたシステムだ。
SWAT Doorに専用のバッグ2つを入れた状態。走行中、異音がする事はなかったし、またドアが不意に外れてしまう事も皆無だった。たいへん良く考えられたシステムだ。
S-Works スタンプジャンパー FSR カーボン 650bは、リアショックの付け根にアーレンキー工具も収納。専用品で、使う時は軽いクリックで引き抜けるが、長時間の激しいライドで抜け落ちる事は、まったくなかった。
S-Works スタンプジャンパー FSR カーボン 650bは、リアショックの付け根にアーレンキー工具も収納。専用品で、使う時は軽いクリックで引き抜けるが、長時間の激しいライドで抜け落ちる事は、まったくなかった。
ヘッドパーツには、チェーンに使われるミッシングリンク用の工具が収められている。1回までのトラブルに対応出来るようになっている。
ヘッドパーツには、チェーンに使われるミッシングリンク用の工具が収められている。1回までのトラブルに対応出来るようになっている。

 

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第53回 MFJ-GP モトクロス大会 2015MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第10戦へ参戦予定の山本 鯨選手 負傷により参戦の取り止めを決定。

Hondaは、宮城県スポーツランドSUGOで開催される第53回 MFJ-GP モトクロス大会 2015MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第10戦のIA1クラスに参戦を予定していた山本 鯨(けい)選手(23歳 埼玉県)が、肋骨骨折のため参戦を取り止めることを決定しました。

Hondaは、宮城県スポーツランドSUGOで開催される第53回 MFJ-GP モトクロス大会 2015MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第10戦のIA1クラスに参戦を予定していた山本 鯨(けい)選手(23歳 埼玉県)が、肋骨骨折のため参戦を取り止めることを決定しました。

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山本選手は、フランスのエルニー(ERNEE)で開催された“モトクロス国別対抗世界選手権(Monster Energy FIM Motocross of Nations)”の日本代表の一員として、2015年9月27日午前に行われた「Bファイナル」に出場。しかし、上位走行中にジャンプで転倒、肋骨を2本骨折するケガを負ってしまいました。27日午後、日本チーム(小島庸平選手、富田俊樹選手)は決勝レースに進出しましたが、山本選手はドクター・ストップで出場することはできませんでした。山本選手はレース後、治療のため現地に一時滞在。その後、帰国しましたが、ケガの回復が思わしくなく、HondaとしてMFJ-GPへの参戦の取り止めを決定しました。

山本選手の参戦取り止めに伴い、HondaからIA1クラスへ参戦する海外レース参戦ライダーはトレイ・カナード選手(24歳 アメリカ)のみとなります。

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山本 鯨選手のコメント
「私自身2年ぶりに全日本モトクロスに出場できることをうれしく思っていたので、今回の欠場は非常に残念に思います。当日、レースには出場できませんが、イベントには出演する予定です。日本のファンの皆さんにお会いできることを楽しみにしています。」

 

 

[ リリース元 ]
本田技研工業株式会社